パートナーの好きなものや考え方をすぐに否定してしまいます。なぜでしょうか。

2023.01.15 Sun

「パートナーの好きなものや考え方をすぐに否定してしまいます。なぜでしょうか。」の相談内容詳細

相談者
相談者 すみ
いまストレスを感じている「出来事」を事実ベースで抜き出してみてね。
「いつ・どこで・誰が・何を」を意識するのがコツだよ。
パートナーの好きなものや意見、考え方(思想)などをつい否定してしまう。
「1」についての「感情」を%で表現してみてね。合計で100%にならなくても大丈夫。直感で書いてみよう。
悲しみ40%、罪悪感90%、不安70%、苛立ち30%
「1」について浮かんでいる「考え」を教えてね。
私の性格として、対象から距離を取りたい、俯瞰して見たいという気持ちから、何にでも逆張りをしたり懐疑的な見方をしてしまうというところがある。また相手は、私よりも純粋で心優しく聡明な人であるため、私の劣等感が刺激されて、私の本心じゃなくても、否定的に捉えてしまうのではないかと思う。
いろんな視点から捉えるために、上記の回答の「別の可能性」を考えてみよう。
相手がたまにうっすら私のことを見下しているような気がする。(言い方など)。優しいが、あくまでも私に「教えてあげている」というスタンスであるように感じる。でも私が勝手にそう感じているだけで相手にそんなつもりはないと思う。
いま専門家に聞いてみたいことは?
なぜ私が大好きな相手の好きなものや考え方を否定してしまうのか(どうしてそんな感情になるのか)を分析してほしいです。また、そうならないためにどうしたら良いかを一緒に考えてほしいです。
年齢、性別、職業
22歳 女性 大学生
既往歴
--- 未回答 ---
悩みの内容の自由記述
相手は同じ大学の大学院生で、歳上です。男性です。
相談者 すみ さんの自分史
  • 10歳まで

    • 10

      担任の先生に、大縄跳びが下手な私と数名の生徒を指名してクラス全員の前で「お前たちは全然跳べてない。悪いと思ってるなら謝れ」と言われた。謝らなかったら先生に嫌われ、授業を妨害され算数が苦手になった。

      なぜそんなことを言われなければいけないのか分からなかった。体育教師のことが嫌いになるきっかけだった。

      スポーツや数学(算数)に対して自分は他人より劣っているというコンプレックスがかなりある。
      初めて先生に反抗した日でもあったから、権威に対する警戒心を強めたと思う。

    • 7

      父親が不在で母親に家事・育児の負担をかけていた家庭環境で、母親の顔色を伺ったり役に立とうとしていたストレスでか後頭部に10円玉ハゲが出来た。

      よく分からない。当時はストレスだと認識していなかったと思うが、担任の先生に見せたときにドン引きされたことがなんとなくショックで言ってはいけないことだと思った。

      父親(男性)への不信感

※ プライバシー保護のため、ご質問の一部を編集部で変更している場合がございます。

「パートナーの好きなものや考え方をすぐに否定してしまいます。なぜでしょうか。」への回答

  • 回答したカウンセラー

    小野寺 リヒト

    臨床心理士/公認心理師 小野寺 リヒト

    すみ さん、ご相談をよせてくださりありがとうございます。臨床心理士・公認心理師の小野寺です。

    パートナーの好きなものや考え方を否定してしまう理由を分析してほしいとのことですね。

    ただ、分析するのはなかなか難しそうです。それは「腕が痛いです」とだけ言われても、診断出来ないのに似ています。その痛みが腕を切ったことによるのか、それとも骨折による痛みによるのかわからないのです。もしかしたら新型の病気によるものなのかもしれません。

    それと同様、 すみ さんの今回のご相談内容だけからはどうしてそうなるのかを分析するのはちょっと難しいです。すいません。

    とはいうものの、考えられる可能性をいくつか羅列していくことはできそうです。もしこの中でピンとくるものがあれば、その可能性を踏まえて是非カウンセリングを受けて心理学の専門家とご自身のことを棚卸ししてみてはいかがでしょうか。そうすれば、どうしてパートナーの好きなものや考え方を否定してしまうのかが更にハッキリするかと思いますよ。

    それではいくつか可能性として考えられる事柄を挙げていきますね。

    可能性①
    ・パートナーに試し行動をしている

    考えられる可能性として、「パートナーに試し行動をしている」があるかと思います。

    人はつい優しい人に甘えてしまい、相手から自分がどれくらい大事にされているかを試してしまう傾向があります。これを「試し行動」と心理学では呼んでいます。「ここまでひどいことをやっているのに怒られない(振られない・けなされない)。つまり相手はそれだけ自分のことを好いているんだ」と感じて安心したくなるのです。
    パートナーの方は「心優しい」とのことですから、「この人になら何を言っても許してくれるだろう」という無意識の心が働いているのかもしれません。

    でも、いくら優しい相手でも限界はあります。その限界は個人差があるので一週間後に限界が来るのか、それとも数年後に来るのか。それはわかりません。しかし、いつか必ずくるであろう限界に備えておけるといいかもしれませんね。「試し行動」によって解消するのではなく、自分自身でも解消できるように準備していけるとよいのではないかと思います。

    そのための方法の一つとして「自分が大切にしているものを知る習慣をつける」がオススメです。例えば、友達と笑っている時間だったり、コツコツ集めたフィギュア、本を読んでいる時間とかが挙げられます。こういう習慣をつけることで、「自分の軸」ができて「試し行動」といった他人を介在した行動の必要性がぐっと少なくなってきます。

    もし詳細が気になったら『メンタルが強い人の5つの特徴と“ メンタルが弱い人”がやらない習慣』の記事にも目を通してもらえると嬉しいです。

    メンタルが強い人の5つの特徴と“ メンタルが弱い人”がやらない習慣

    可能性②
    ・男性のことが信じられない

    男性のことが信じられなくてパートナーの好きなものや考え方を否定してしまっている可能性もあります。これは すみ さんの自分史からの推察です。

    すみ さんはお父様がいなかったことで後頭部の毛が抜けてしまうほどのストレスを抱えていた過去があるのですね。このような過去があれば、知らず知らずのうちにお父様と同じ男性であるパートナーにつらく当たるような態度を取ってしまうことは十分にあり得る話です。ある意味、お父様に対する「復讐」をしているのかもしれません。

    しかし、当然ですがパートナーとお父様は異なる存在です。同じ男性だからといってパートナーまで急に不在になったりするとは限りません。でも、「可能性①」でお伝えした通り、いくら優しい相手でも限界はあります。パートナーからすれば身に覚えない「復讐」なわけですから、限界を迎えたらパートナーも不在になってしまうかもしれません。そんな最悪な予想は是非はずれて欲しいですよね。

    予想を外すために、「ネガティブ・ケイパビリティ」があるといいかもしれません。ネガティブ・ケイパビリティとは、曖昧な状況にあえて立ち止まる強さのことです。

    「どうしてお父さんは自分たちをおいて出て行ってしまったのか」そういった答えのでない問いを抱え続けるのはしんどいものですが、だからといって安易な答えを出すのも問題を矮小化してしまうリスクがあります。

    ネガティブ・ケイパビリティを身につけることで、パートナーが行き場になってしまっている「復讐心」を上手に抱え続けることができるようになるかもしれません。

    ネガティブ・ケイパビリティについては『ネガティブ・ケイパビリティの意味って?わかりやすく説明するよ!』が参考になります。

    ネガティブ・ケイパビリティの意味って?わかりやすく説明するよ!

    可能性③
    ・教師に今でも怒りを感じている

    こちらも自分史からの推察ですが、 すみ さんは今でも当時の体育教師のことが嫌いなのでしょう。だから「教えてあげている」というスタンスでくるパートナーがその体育教師と重なって、つい反発したくなるのかもしれません。

    ですが、その反発心をパートナーに向けても体育教師への怒りの解消にはなりません。きちんと分けて考える必要がありそうです。

    もし本当に今でも体育教師への怒りがあるのなら、今更だなんて思わず、体育教師への不満を紙に書きなぐってみてください。書けたらその紙をビリビリに破って捨ててください。この方法は「ネガティブ・ダストビン」と呼ばれ、一定の効果があると言われています。

    以上、3つの可能性を考えてみました。3つに分けたものの、どれも実は同じことが起きているようですね。

    その同じこととは、「パートナーの好きなものや考え方を否定することで得るものがある」ということです。

    可能性①に挙げたように、彼に甘え続けることが出来ている間は「自分は大切にされている」と実感することが出来ているのかもしれません。
    可能性②に挙げたように、男性に不信感を抱いている間は男性に裏切られて傷つくことはなくなるでしょう。
    可能性③に挙げたように、怒りを感じている場合、スポーツや数学(算数)に対してのコンプレックスを「体育教師のせい」であると考えることができなくもありません。

    ここに挙げたベネフィットは全て「可能性」から導き出されたものですので、可能性が間違っていればベネフィットも当然間違ったものとなります。

    しかし、「したいと思っていないのにしてしまう」ことがある背景には、「まさかそんなことを得たいと思っていたなんて」という意外なベネフィットが隠されているものなのです。

    上記した可能性やベネフィットを参考に、是非ご自身でももう一度「パートナーの好きなものや考え方をすぐに否定してしまうのはどうしてなのか?」を考えてみてくださいね。

    そのうえでカウンセリングを受けたいと思われたら是非受けてみてください。じっくりと時間をかけて自分のことを掘り下げていく機会は、カウンセリングを置いて他にはなかなかないと思います。

    パートナーの好きなものや考え方をすぐに否定してしまうのはなぜなのか。この回答が、それを考える何かしらのヒントになっていれば幸いです。理由がわかったらまた教えてくださいね。

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