“普通”ができない自分が嫌いです。出来ないことだらけでも、普通に生きたいと思うのは欲張りでしょうか

2023.01.19 Thu

「“普通”ができない自分が嫌いです。出来ないことだらけでも、普通に生きたいと思うのは欲張りでしょうか」の相談内容詳細

相談者
相談者 鯉丸
いまストレスを感じている「出来事」を事実ベースで抜き出してみてね。
「いつ・どこで・誰が・何を」を意識するのがコツだよ。
すべての物事においてギリギリにならないとできない。
今日は何もできなかったと夜眠るのが辛い。日曜日〜木曜日の夜を憂鬱だと感じ、朝は中々スッキリ起きられず余裕をもった通勤ができない。身支度も本当に最低限度でギリギリに家を飛び出し走ってしまっていることに罪悪感を感じている。同期が別の職場に異動となり孤独感がある。あなたしかできる人がいないからと仕事の量が増え、人が減ったことで全体的にも忙しくなり職場の雰囲気が悪化。休憩時間も交代制のため少し早く戻らなくてはならないし、毎日の残業(1〜2時間)がストレス。
国家試験合格のために勉強したいし、しなくてはならないのは分かっているが全く気が進まずほとんど進んでいない。勉強の予定の立て方の正解が分からない。今まで物事を予定通りに進められたことがない。何事に対しても上手く対応できないことが多い。
「1」についての「感情」を%で表現してみてね。合計で100%にならなくても大丈夫。直感で書いてみよう。
不安50、焦り70、さみしさ70、罪悪感80、怒り70、悲しみ60
「1」について浮かんでいる「考え」を教えてね。
自分に自信がないので、毎朝毎朝ギリギリに起きて最低限度の身支度だけで飛び出すこと、試験日が近づいてきているにも関わらず全く進められておらず予定すらどう立てればいいのかわかっていないことなど、他の人のようにちゃんとすれば解決するのにぐるぐるぐるぐる毎日考えては自分はダメな奴だと思ってしまっている自分が嫌いだしダメなやつだなと思う。心のどこかでADHDだからという甘えがあるのかもしれない。
この先もこんな苦しみと自分の未熟さと付き合っていくと思うと生きていく自信がない。
職場の親しいパートさんや家族に相談すると社会人1年目はそんなもんだと言われ、受け入れるしかないのかとつらくなる。人が足りないのにやめたいと思ってしまっていて雇ってもらったり優しく教えてもらった恩を仇で返してもいいからやめたい、と自分のことしか考えられない嫌な奴になっていてすごく罪悪感を感じている。
自分だけしか若い社員がいないから仕方ないと理不尽なことを言われたり、やらされているのはむしゃくしゃする。しかし辞職しても自分には何もないのでまた働ける気がしないし今の職場に迷惑をかけてしまう。
努力で何とかできる可能性の高い勉強すら自分で管理できず、ウダウダやっているだけの自分に嫌気が差す。やる気が出たらと目の前の欲に負け先延ばしばかりで学習しない自分が嫌い。また前回のように試験に落ちるのが怖くてたまらない
いろんな視点から捉えるために、上記の回答の「別の可能性」を考えてみよう。
ギリギリでも何とか間に合うことが多いのでここまで悩まなくてもいいのかもしれない。
他の人たちもこんな感じで毎日悩み苦しんでいるのかもしれない。
命あってのお金や仕事、勉強なのでつらいからやめたいと感じることは普通で悪くないのかもしれない。
試験に落ちる可能性があるのは受験する人みんなにある。落ちたからといって勉強しなかったのが悪いと一言では言い切れないし、努力が足りなかった、努力しないのが悪かったとも言えないのではないか。不合格だから努力全てが無駄と言うことではない。
いま専門家に聞いてみたいことは?
ADHDとこの先何十年も付き合って生きていく自信をもつにはどうすれば良いでしょうか。社会人になりできないことだらけで正直不安です。ネットの情報や精神科医から勧められた方法を幾つか試してはいますがなかなか合うものが見つかりません。予定を立てる際、他の人たちは何を考えて立てているのでしょうか。ADHDの人間はやはり努力だけで"普通の人"の一人としてこの世の中をただ普通に生きていくのは難しいのでしょうか。
年齢、性別、職業
23才、女性、総合的な事務仕事(対人業務〜事務処理まで色々します)
既往歴
ADHD
悩みの内容の自由記述
ADHDであることは家族には伝えていません。昔、秘密にしてねと伝えたことを親戚の前で大声で言われた経験があるため信用できないからです。友人数名にのみ伝えています。1人の友人からは私もADHDだと伝えられましたがADHDであることへの認識(ADHDだから色々出来ないのが当たり前でADHDなのは○○のせいと考えているなど)が大きく異なるためそれらをどう受け取ればいいのか分からずそれからその友人とは話すことを控えるようにしています。別の友人からはADHDに見えないねと言われてどう反応すべきか分かりませんでした。
今はストラテラを服薬しています。就職先は障害者雇用ではありません。やはり次は障害者雇用のほうが良いでしょうか。試験に合格し資格を活かした仕事をしたいと考えています。
自分の中での「普通」というのは、ADHDは完治するものではないので人様にあまり迷惑をかけないよう暮らしたいということです
相談者 鯉丸 さんの自分史
  • 30歳まで

    • 23

      部署かけもちを頼まれた。すでに5つかけもちしていて嫌なら言ってほしいと伝えられる。少し濁しつつしたくないと言うとあなたは若いし大丈夫絶対に良い経験になると聞き入れてくれなかった。諦めて行きますと伝えた

      ただでさえ部署かけもちで辛いのにこれ以上やらせるのかと思った。給料も上がらないのに。かけもち先の仕事は沢山文句を言われ涙を堪えながら努力して覚えていたのに若いの一言で終わらせられてムカついた。かけもち先には言葉のきつい苦手な人がいるため本当に行きたくない。仲良くなれば大丈夫と言われ腹が立つ。上司からのプレッシャーが辛い。最初から聞き入れるつもりがないなら嫌なら言ってくれなんて言わないでくれと思った

      上司のことが信じられない。これだから大人は嫌いだと思ってしまった。仕事をやめたいという気持ちが非常に大きくなった。来年の次の冬までにはやめたい

    • 23

      遅刻ギリギリだとほぼ毎日注意される。決して遅刻したい訳ではないが、気がつくと遅刻ギリギリになっている。さすがにそろそろ次はないからね、と釘をさされる。

      どれだけ工夫して頑張って早起きしても気がつくと遅刻か遅刻ギリギリになってしまい自分の出来なさにすごくイライラするし会社には申し訳ない気持ちでいっぱいになる。社会人としても人間としても、悪気が無くても遅刻ギリギリになってしまう癖は良くないと思うし、早く治したいのに何をやっても上手くいかずむしゃくしゃする。どうして自分は周囲の人のように余裕を持った行動ができないんだろう。どうすれば治せる?

      平日の夜は明日の朝の電車に間に合うか不安で眠れないことが多い

    • 23

      職場から10人ほど退職と異動があり毎日残業が当たり前に。仕事の量が倍になり上司が皆不機嫌になり責められる回数が増え合格して仕事をやめようと思うもののヘトヘトで帰宅するため勉強が思うようにできていない

      早く勉強しないとまた落ちてしまうという圧迫感?と、勉強したいのに気がつくともう寝なければ明日の仕事に間に合わない時間で今日もできなかったという気持ち。どうして勉強できないんだというイライラを感じる。矛盾しているが勉強したいけどしたくない

      もう数ヶ月ほど勉強できず勉強してどれだけ忘れてしまっているのかを知るのがこわい

    • 22

      職場の方々がとても優しく輝いて見えた。出来ないことばかりではあったが、同僚と励まし合いながら職場の仲間の1人として一生懸命がんばって取り組んだ。

      できなかったことができるようになることが楽しかった。とても有り難く感じ自分は恵まれているなと思っていた

      職場に対してこんな会社に就職しなければよかったとは思わない。良い経験をしたことは間違いない

    • 22

      不合格だったためなりたい職種に就職することができなくなり、就活を再度行いなんとか全く関係ない職種ではあったが就職することができた。

      採用してもらえたのは大変有難かったしとても嬉しかった。しかし合格していればな…という気持ちも無いと言えば嘘になる。

      あの時、ここに就職したのは正解だったのか?と考えても仕方ないのに考えてしまう

    • 22

      国家試験に不合格になった。

      動揺した。目の前が真っ暗になった。人生が終わるってこんな感じなのかと初めて絶望を感じた。この国家試験に合格するために1年生からがんばっていたがたった数点足りず、とってもショックだったし悔しかった。その後、数週間、泣いた。あんなに周囲の方々に助けてもらったのに、結果を残せなかった

      自分は、努力を実らせられないダメな人間なのかもしれない。周囲の方々に対して情けなさと不甲斐なさと申し訳なさで今も押しつぶされそう。応援してもらったのに結果を残せなかったという劣等感

    • 21

      国家試験合格のために友人と朝から晩まで勉強した。

      模試の点数が少しずつではあったが上がっていくのがおもしろかったし、模試の点数という数字で現れるのは努力を肯定されているようで嬉しかった。応援してくれていた周囲の人たちも一緒に喜んでくれて嬉しかった。やる気に満ち溢れていた

      応援してくれる人がいるというのは、本当に本当に大変有難いこと

    • 21

      全てを諦める前に精神科がどんなところか知りたいという気持ちで精神科に行ってみた。軽い鬱状態でしかもADHDであることを精神科医から告げられた。告げられたその日先生から言われた言葉が全く聞き取れなかった

      確かに他人よりできないことのほうが多いが、この程度の出来なさで発達障害になるのか…?自分はただ日々の努力が足りていないだけの普通の人間……じゃないのか?

      自分は他人に比べて生きづらい/苦手なことが多めではあると認めやすくはなった。人生何があるかわからないので、人生を自分の手で終わらせるのは勿体ないのかもしれない。とりあえずもう暫く生きてみるか

  • 20歳まで

    • 20

      家族がなくなった

      何も手につかない。ただただ悲しい。どうして自分はのうのうと生きているのか。答えは誰も教えてくれない。自分には生きている価値があるのか、どうして生きているのかわからなくなった。この先も毎日生きて、考え続けるのかと思うと生きるのがつらくなった

      たまに当時の気持ちは出てくるが、あまり考えすぎないようにしている

    • 20

      転学科の試験に合格し行きたかった学科に移る。しかし、1年生で積み上げたものがあっての2年生の勉強で、分からないことだらけの授業に比にならない課題と授業の量。本当に朝から晩まで大学にいた。

      転学科が出来て学びたいことが本格的に学べるようになりとっても嬉しかったが、同じくらい不安になった。初めて出た一発目の授業の全部が本当に日本語であること以外理解できなかった。そして友だちをまた1から作るのが大変だった。しかし本当に嬉しくて嬉しくてたまらなかった。やる気でいっぱいだった

      学びたいことを学べてとても嬉しかったことを今、思い出した。

    • 19

      2日間の試験の1日目のテスト会場を間違えてしまい不合格になる
      しかし行きたい学科と少し異なる学科なら合格で2年生になる前の転学科試験に合格すれば転学科が可能であると言われ転学科することを前提で入学する

      合格できなくてとても悲しかった。すごく恥ずかしいし不甲斐ないと思った。しかし、学びたい学科に移ることも可能と聞きまだ挽回可能だと気持ちをがんばって切り替えていこうと思った。切り替えることができなくても、自分の確認ミスだし無理やり切り替えるしかないと思った

      今でも合格できなかったことに劣等感を強く感じている

    • 18

      両親から 大学に行く気なら資格が取れる大学にしてほしい。取れない大学に行くなら両親からはお金は出さない。少しでも就職活動しやすいであろう(資格の取れる)大学に行くならばお金は出すと伝えられる

      たしかに両親の考えは間違いと言いきれないと感じた。が、バイトしながら勉強し成績を落とさずするなどとてもできる賢く器用な人間ではないのは自分で分かっていたので、気になっていた心理系の大学は諦め、本などで学ぶことに決めた。心理系が嫌なのかと聞いてもそんなことはないと言うばかりで嫌なら嫌と伝えてほしかった。話し合いたかった

      大人ってなんだか嫌だなという気持ち

    • 13

      どうしても行きたかった高校には今の学力では無理と先生に言われ先生にオススメされた高校に受験し合格する。

      合格発表の時、合格した〜!!と喜ぶ同級生たちが心底羨ましかった。私も誰かを蹴落として合格したのだから喜ぶべきだったが、行きたい高校に行けなくて本当に悲しかった

      努力しても越えられない壁はある、
      という気持ちが消えない

※ プライバシー保護のため、ご質問の一部を編集部で変更している場合がございます。

「“普通”ができない自分が嫌いです。出来ないことだらけでも、普通に生きたいと思うのは欲張りでしょうか」への回答

  • 回答したカウンセラー

    小野寺 リヒト

    臨床心理士/公認心理師 小野寺 リヒト

    鯉丸 さん、ご相談をよせてくださりありがとうございます。臨床心理士・公認心理師の小野寺です。

    社会人になり、ADHDのためにできないことがますます顕在化してきたことで「努力だけで”普通の人”の一人としてこの世の中をただ普通に生きていくのは難しいのかどうか」と自信を無くしておられるのですね。

    あれもできない、これもできない、と出来ないことばかりが目についてしまってとてもしんどい思いをされていることと思います。【感情の%】にある不安50、焦り70、さみしさ70、罪悪感80、怒り70、悲しみ60がそれを物語っているようです。

    私は 鯉丸 さんのご相談を拝読して、「とても難しいご相談だな」と感じました。というのも、「普通」に関して色々と事前に検討しておくべき事柄が多いように思えたからです。

    まず「普通」とはなんなんだろう?と思いました。確かに 鯉丸 さんはそれについて書いてくださっています。 鯉丸 さんにとっての「普通」とは「人様にあまり迷惑をかけないよう暮らしたい」ということなんですね。

    確かに「人様に迷惑をかけないように」と私も教えられて育ちましたし、多くの人が共有している考え方だと思います。

    でもそれって本当に「普通」なのでしょうか? 人って案外、人様に迷惑をかけながら暮らしているんじゃないか?だとしたらむしろ「迷惑をかけることの方が普通」なんじゃないか?って思ったりもするのです。

    こう言うと「ほぼ毎日職場に遅刻ギリギリにつくのは自分だけで、他の人はそんなことはない。迷惑をかけているのは自分だけだ」と思うかもしれません。

    確かに遅刻して迷惑をかけるのは 鯉丸 さんの職場では 鯉丸 さんだけなのでしょう。でも、他の人は他のことで人に迷惑をかけているのではないでしょうか。

    鯉丸 さんだって迷惑をかけられている張本人です。例えば家族に「秘密にしてね」と伝えたことを親戚の前で大声で言われたことで迷惑をこうむりましたし、部署のかけもちを頼まれて迷惑をこうむっています。

    鯉丸 さんからすれば「普通の人」も、 鯉丸 さんにしっかり迷惑をかけているのです。

    また、上記のような「普通とは何ぞ?」との疑問を脇に置いたとしても、まだやはり検討したいことが残っています。ご相談を拝見する限り、 鯉丸 さんはご自身のことを「普通以下」の存在と感じておられるようですが、本当にそうでしょうか。私には 鯉丸 さんが「普通以上」に頑張っているように見えます。

    ・部署を5つもかけもちしている
    ・職場の雰囲気が悪化している状況にもかかわらず、毎日の残業を1〜2時間もしている
    ・国家試験合格のために友人と朝から晩まで勉強した
    ・残念ながら国家資格が不合格だったためとはいえ、就活を再度行った
    ・転学科の試験に合格した
    ・転学科したあと、友だちをまた1から作った

    私の中の「普通」では、ここまでのことはできません。もしこれだけのことをやっておられるのに 鯉丸 さんがもしご自身のことを「普通以下」の存在と考えているのであれば、あまりにも厳しい価値基準を持っておられるのではないかと思います。

    そもそも 鯉丸 さんが「普通以下」と感じていることは、本当に「普通以下」なのでしょうか?  鯉丸 さんの状況を考えれば、 鯉丸 さんに起きている反応は「普通」の反応と見ることも可能です。

    今 鯉丸 さんは部署を5つもかけもちしているし、雰囲気が悪化した職場に勤めているし、毎日の残業を1〜2時間もしています。

    こんな状況で一体誰が国家資格の勉強を家に帰ってからできるでしょうか? 誰が朝スッキリ起きられるでしょうか? できないのが「普通」だと思うんです。

    もしできる人がいたらその人は「普通」ではありません。 鯉丸 さんも「よし! 今日も雰囲気の悪い職場に誰よりも早く通勤して、楽しく2時間残業しよう。そして帰ったらたくさん資格の勉強しよう」と考える人がいたら「普通じゃない」と思いますよね。

    こうやって確認していくと、「一体、普通って何なんだろう」と思えてきて、答えを出すことができなくなってしまうのです。だから、個人的にはあまり「普通」にこだわる必要はないのかなと思います。「平均的な顔の人」がこの世に存在しないように、「普通」も概念にしかすぎず、実際には存在しないのだと考えるくらいがちょうどいいのかもしれません。

    「普通」がどういうものかを考えること以上に、私には 鯉丸 さんが、①人にはそれぞれ得意・不得意があることをつい忘れがちになってしまっている、②ただ「不得意」なだけのことを「普通ではない」とレッテルを張っている、の2つがあるように思えていて、この二つを一緒に考えたいなと感じています。

    不得意なことがあることは決してダメなことではありません。これはADHDがあるかどうかにかかわる話ではないと思うのです。誰にだって不得意なことはあるものです。

    「ダメだ」と思う必要がないような誰にでもあって当然のことを一度「ダメだ」と思ってしまうと、他のあらゆることまで「ダメだ」と感じてしまうようになります。

    実際、 鯉丸 さんはそんな状態にあるように私には思えるんです。「他の人のようにちゃんとすれば解決するのにぐるぐるぐるぐる毎日考えては自分はダメな奴だと思ってしまっている自分が嫌いだしダメなやつだなと思う」の箇所がまさにそれです。ダメなやつだと思ってしまっている自分すらも「ダメなやつ」と思うと、エンドレスで自分のことをダメだと思わざるを得なくなってしまいます。 鯉丸 さんの苦しみは、そこから来ているのかもしれません。

    ADHDがあるのであれば時間の感覚を意識し続けることは「不得意」な分野になります。それゆえに「決して遅刻したい訳ではないが、気がつくと遅刻ギリギリになっている」こともしばしばです。これはADHDがあるのであれば「普通」のことです。この回答をお読みの方のADHDをお持ちの方の多くが「自分もそう」と思われるのではないでしょうか。

    「不得意」なことは誰にでもある「普通」のことで、それは決して「ダメなこと」ではない。私はそう考えます。

    「不得意」なことをネットの情報や精神科医から勧められた方法を幾つか試すことで改善しようとしたものの、なかなか合うものが見つかっていないのは、きっと自分のことを「ダメなやつ」との前提で捉えているからではないでしょうか。ダメなやつがやることは全てダメなことになってしまいますからね。本当は改善していることがあっても、それすらも「ダメ」と思ってしまっては、一向に自信がつかないのです。

    鯉丸 さん。今 鯉丸 さんに必要なのは、努力して”普通の人”の一人としてこの世の中をただ普通に生きていくことではなく、 鯉丸 さんとして生きていくことなのではないかと思います。

    鯉丸 さんは確かに遅刻が多いのかもしれません。それは一般的に見れば「普通ではない」のかもです。しかし、 鯉丸 さんは「普通以上」に努力をなさっているし、それでも職場環境が自分に合わない環境であれば、仕事に行くモチベーションが下がってしまうし、疲れて勉強することができなくなるのは当然です。それは「普通」のことだと思います。

    一つ一つの状況を細切れに見れば「普通ではない」側面もあるし、「普通」の側面もある。それは人には必ず得意・不得意があるからそう見えるのです。誰だってそう。そういう意味ではすでに 鯉丸 さんだってごく普通の人間です。

    決して 鯉丸 さんのお悩み事を矮小化したいわけではないんです。ただ、「普通」にこだわることで見えなくなってしまっていることもある気がしていて、そのために 鯉丸 さんが必要以上に自分を責めていることをもったいなく感じるのです。

    どれだけ工夫して頑張って早起きしても気がつくと遅刻か遅刻ギリギリになってしまうのは、もちろんADHDの影響もあるでしょうが、それだけではなく、「いかに職場がつらいか」の証明にもなっているのではないでしょうか。

    そんなつらい環境なのであれば、帰るころにはへとへとになって勉強できないのは当然です。

    是非 鯉丸 さんにはそんな「普通」のことを受け入れ、必要以上に自分を責めることを控えていただけたら嬉しいなと、私は思っています。

    なお、余談ではあるのですが、 鯉丸 さんは「傷病手当金」をご存じでしょうか? 国家資格に合格する目標があるのなら、精神科にかかっているとのことでもありますから主治医と相談して傷病手当金の申請が出来ないか考えてみてもいいかもしれませんね。

    傷病手当金とは病気やケガのために会社を休んだときに受けられる健康保険の手当です。お給料のおよそ3分の2程度が最長で1年6か月支給されます。

    もちろん、精神科にかかっているからといって絶対にこの制度を利用できるわけではありません。しかし、主治医の判断で「そんなに辛かったら働けないよね」と診断されるのであれば、利用することに一切のうしろめたさを感じる必要はありません。制度を利用するのは権利だからです。

    この制度が利用できるようであれば、会社をお休みしている間に資格の勉強をしたってかまわないのです。

    こんな風に言うと、 鯉丸 さんは「迷惑をかけてしまう」と罪悪感を抱くかもしれませんね。しかし、決して罪悪感を抱く必要はありません。

    先述した通り、誰もが迷惑をかけあっているのです。それに、 鯉丸 さんが会社を休む程度の迷惑など、良くも悪くも会社にとってはなんてことない迷惑です。だって、Appleだってあのジョブズがいなくなっても存続し続けているのですから。

    ジョブズですらいなくなっても平気なんです。私たち凡人がいなくなってもまったく気にする必要はありません。 鯉丸 さんがいなくたって、会社は何とかなるものです。

    「試験に合格し資格を活かした仕事をしたい」のなら、 鯉丸 さんが 鯉丸 さんらしく生きるために国家資格の合格が必要なら、その実現に向けて努力していって欲しいと思います。

    是非、傷病手当金のことも検討してみてくださいね。

    以上、「迷惑かどうか」つまり「普通かどうか」を考えることよりも、 鯉丸 さんとして生きていくことを考えるのはどうかというお話をさせていただきました。

    誰だって得意・不得意があります。それは 鯉丸 さんだってそうです。ADHDと診断されていようがいまいが変わりはありません。「不得意なこと」は決して「普通以下」と同じではありません。

    そもそも「普通」ってどういうことなのか決めるのってとっても難しいですよね。きっと「これ」っていう普通って存在しないのだと思います。

    だとしたら自分の不得意な部分を責めることにエネルギーを使うのではなく、不得意がより強調されてしまう環境から離れ、得意を活かしたり希望を叶えることにエネルギーを使う方がいいのかもしれません。そのための一つの方法として傷病手当金についてご紹介しました。

    この記事が何かしらの役に立つことを祈っています。最後までお読みいただきありがとうございました。

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