「病気について不安まみれになっている」の相談内容詳細
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いまストレスを感じている「出来事」を事実ベースで抜き出してみてね。
「いつ・どこで・誰が・何を」を意識するのがコツだよ。
- 病院を変えた後、動悸、頻脈、目眩など今まで出たことない症状が出始めた。
持病が悪化している。 - 「1」についての「感情」を%で表現してみてね。合計で100%にならなくても大丈夫。直感で書いてみよう。
- 不安100、悲しみ80
- 「1」について浮かんでいる「考え」を教えてね。
- この先ずっと病気について苦しまなきゃいけないのだろうか。
動悸、頻脈、目眩は何かしらの病気なんじゃないだろうか。
新しい主治医のことを信じたいが、不安だ。
突発的にアレルギーが出たり命に関わるような病気になって苦しい思いをするのではないか。 - いろんな視点から捉えるために、上記の回答の「別の可能性」を考えてみよう。
- 必ずしも新しく病気になるとは限らない。
先生はとても優しいし、色々調べてくれているから悪い人ではないことはわかっている。
動悸などは徐々に良くなりつつあるからそのうち治まるのではないか。
薬も今まで飲んできたが、アレルギーが出てもなんとかなった。 - いま専門家に聞いてみたいことは?
- 特に何事も悪く考えてしまう癖があり、薬の副作用についてや、少しの体調の変化が重大な疾患なのではと考えてしまったり、出先で動機や目眩が出たらと不安になりがちなので、そういった場合の対処法や向き合い方について教えてほしいです。
- 年齢、性別、職業
- 21 女性 無職
- 既往歴
- 若年性関節リウマチ、突発性減少性紫斑病
- 悩みの内容の自由記述
- --- 未回答 ---
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21
彼女ができた
こんな自分でも好きになってくれるのが嬉しかった。しかし、いつか居なくなると何処か思っている。
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21
病院を変えた
新しい病院で不安だ。先生は良い人だろうか。移転して良くなるだろうか。今までと勝手が違うし、患者も大人しかいない、空気も殺伐としてて不安。
先生の出す薬をいまいち信用できない。気になる症状があるとすぐに検索して不安になってしまう。
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20
突発性減少性紫斑病が再発
どうしてまた再発したのか、また鼻血が止まらなくて救急治療室に行くことになるのだろうかという不安で、毎日紫斑が増えてないか怯えていた。
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19
低マグネシウム、低カリウム、体重減少で入院
どうしてこうなったのか。もしかしたら胸に管を入れるかもしれないと言われ、絶望した。
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17
突発性減少性紫斑病になった。
鼻血が止まらなくて怖かった。最悪このまま死ぬのかと思った。
現在は治ってきているが、いつまた悪くなるかという恐怖。
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15
不登校になった
やっと無理に学校行かなくて良くなった。
人と話すのが苦手
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13
友達にアニメを教えてもらってハマった。
面白いし、新しくハマれるものが見つかった。
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9
クラスの男子にチビといじめられた
どうして自分が言われなくちゃいけないのか。
身長が低いことにコンプレックスを持っていて、何をしても子供として扱われると思っている。
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2
若年性関節リウマチを発症した(らしい)
悪化して治療が難航している
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「病気について不安まみれになっている」への回答
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ニャット さん、ご相談をよせてくださりありがとうございます。臨床心理士・公認心理師の小野寺です。
何かしらの不調があると、それに対して強い不安を感じてしまうというお悩みですね。
自分史まで含めて ニャット さんのご相談内容を拝見しました。2歳児に患った若年性関節リウマチが悪化し治療が難航しているだけでなく、突発性減少性紫斑病になり、しかもそれが再発してしまった経験まであったのですね。
どちらも難病に指定されている病気ですので、分からないことが多くあり、治療の見通しが立ちづらいのではないかと想像します。このような状況下であれば、不安にならない方が不思議なくらいだと思います。
そんな中私が気になったのは「動悸、頻脈、目眩は何かしらの病気なんじゃないだろうか」や「少しの体調の変化が重大な疾患なのではと考えてしまったり」という記述です。
「~だろうか」「~なのでは」との記述から、 ニャット さんが不安に感じたことを主治医に確認できていない様子が見て取れました。そして、確認できない理由として、2つの可能性を考えました。
一つ目が「動悸、頻脈、目眩が何かしらの病気であったらどうしようとの不安が強く、確かめるのが怖いのかも?」ということです。
動悸などが新たな病気の症状である可能性は0ではないと思いますので、確かに事実を確認するのは怖いかもしれませんね。これ以上病気のことで苦しみたくはないでしょう。
しかし、勇気をもって聞いてみることが大切だと感じます。病気のせいなのであれば、治せる可能性があるということだし、薬で対応できるかもしれません。副作用なのであれば、薬を調整する良い機会になり得るでしょう。
調整する過程では主治医とコミュニケーションを取ることになるかと思いますが、その中で信じられない気持ちに変化が起きることもあるかもしれません。聞いてみることで、得られるものも案外多くあるかもしれないですね。
不安に感じていることがなかなか聞けない理由として考えた二つ目は「聞けない何かしらの事情がある」ということです。「新しい主治医のことを信じたいが、不安」とのことですから、何かしら主治医に心を開けない事情がおありなのでしょう。動悸、頻脈、目眩などの症状が出たのが病院を変えた後だったことが関係していそうですね。
もしこちらの理由で不安に感じたことを確認できていないのであれば、主治医以外の医療スタッフ、例えば看護師さんに聞いてみることはできそうでしょうか?
ニャット さんの立場を考えれば「悪く考えてしまう」のは仕方がないことです。「最悪このまま死ぬのかと思った」ほどに恐怖を感じさせた病気が再発してしまった過去がおありなのですから。「同じようなことが起きるかもしれない」といった警戒心を抱えていても不思議ではありません。しかし、現在抱えている不安が誰かに確認することで少しでも軽減するのなら、ぜひ周りを頼ってほしいなというのが私の率直な感想です。
不安を減らすには「聞いてみる」
いずれのパターンに関しても「聞いてみる」という方法こそが不安に対処する手段になっていることにお気づきになられたかもしれません。
「病気について不安まみれになっている」が ニャット さんのお困りごとですね。不安は漠然としているものに対して人が感じる感情を指します。
対象を明確にする手段として、「聞いてみる」はとても有効な手段となると思います。対象が不明確だと、どうしても「ああかな?」「こうかな?」と可能性を何通りも考えてしまい、際限がなくなります。とても手に負えないような感じもしてくるかもしれません。その点、現実は一つです。良くも悪くも可能性をあれこれ考える余地はなくなるため、「なるようにしかならない」という心境になれるでしょう。
現状大変おつらい状況かと思います。ただでさえつらいのですから、そのつらさを不安によって更に大きくすると余計に苦しくなってしまうような気がします。少しでも不安を下げ、つらさを癒すには「聞いてみる」が有効な手段になるはずです。
「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」ならぬ、「聞くは一時の不安聞かぬは一生の不安」です。自分の身に起きていることを直接主治医や医療スタッフに聞くのがどうしても怖いのであれば、ご家族などに頼んで聞いてもらってもいいのです。
少しでも ニャット さんの不安が減っていくよう応援しております。最後までお読みいただきありがとうございました。