「30代にして恋愛経験皆無な人の結婚可能性」の相談内容詳細
-
いまストレスを感じている「出来事」を事実ベースで抜き出してみてね。
「いつ・どこで・誰が・何を」を意識するのがコツだよ。
- 31歳にして恋愛経験が全くありません。
本当に全く、ないんです。
なんなら母親以外の女性と関わったこともないです。
それだけではなく、他の、恋愛経験が少ない人ができていることが自分にはできていないことに気づかされました。
恋愛ノウハウを本やネット等で読んだりしてみましたが、あまりにできていないことが多すぎて、無理っ!と投げ出してしまいました。
そんな私は、就職活動の際、20社ほど受けてことごとく1次面接で全滅したので、院に進みました。
しかし、院での就職活動でも書類は8割通ったにもかかわらず一次面接で50連敗してしまいました。
最終的には面接1回で採用になったところに勤めましたが、結局合わず、辞めました。
その後、土日に休めない不人気業界に再就職しています。
このことから、コミュニケーション能力は壊滅的だとわかります。
他にも、例えば、料理→カット野菜を使った肉野菜炒めしか作れない
身だしなみ→ボサボサ頭をケアすることすらできない、男性向け化粧品の取り扱いなどもってのほか
服→自分で買うことすらできず親が買ってくれた服を後生大事に着ている
趣味→パチンコパチスロが大好きなのに殆ど打ちに行ってない
休日の過ごし方→何もする気が起きないため実家にとんぼ返りして殆どパチンコパチスロyoutubeを見て一日が終わる
貯蓄→金の使い方を知らないのでもうすぐ8桁に迫る勢いだが車等を含め30代社会人として必要なものを凡そ持っていないが、家だけは実家から30分圏の祖父母がなくなったあとちに住んでいる
マッチングアプリ等→全てにおいて共通でやる気がわかないためやったことがない
風俗→ち○ぽの皮がむけない無理にむこうとすると痛い上に、そもそも独特のルールがわからないため踏み入ることができない
言語化→著しく不得意で、ここにも思っている感情の1/10も書けていない
といった問題もあります。 - 「1」についての「感情」を%で表現してみてね。合計で100%にならなくても大丈夫。直感で書いてみよう。
- 諦め50%、不安30%、悔しさ20%
- 「1」について浮かんでいる「考え」を教えてね。
- ・そもそも、この体たらくではマッチングアプリ等を正しく扱うこともできない
・頭では色々考えてしまう上に問題点があまりに多すぎるため何から手を付けていいかわからない
・現状は−∞であり、これを及第点である60点に持っていくビジョンが全く見えない
・30代の社会人として欠けているものがあまりに多すぎて凡そ1000万ぽっちではリカバリーできないと考えている - いろんな視点から捉えるために、上記の回答の「別の可能性」を考えてみよう。
- ・独身でもただ食っていくだけなら困らない
・社会人としての教養をリカバリーはできなくとも家があって1000万あれば生きていくだけならなんとかなるのではないか
・どのみち結婚なんてしないのだから、休みが不規則でも関係ないのでは? - いま専門家に聞いてみたいことは?
- こんな体たらくでも結婚したいという気持ちだけはあり、一方で人を好きになるという気持ちそのものがわからないという事態に陥っています。
誤った認識であると知りつつも、偏った情報源から女性に偏見を持つ自分(と、そう思われないように、そもそも避けてしまう自分)がおり、どうしたらよいかわかりません。
こんな状態でも芽があるのなら諦めたくないと思うし、目なしならスパっと諦めたほうがまだ傷を浅くできる気がします。 - 年齢、性別、職業
- 31歳 男性
- 既往歴
- 精神系の疾患は診てもらってないだけであり、もしかしたら該当するものがあるかもしれません。
- 悩みの内容の自由記述
- とりあえずこんな感じで。
尚、前職を辞めることになったのは自分の責任によるところが大きいです。
-
-
31
ここで気持ちを吐き出す
ほんの少しだけすっきりした
5月で32だけど現状の打開の目処は立たず。
-
-
-
29
5年勤めた会社を半ばクビになったような恰好で退職する
もう少し居たかった、いずれ追い出されると思っていた
今後は人から必要とされる仕事をしようと思った
-
-
-
28
祖父母が亡くなる
ただただ喪失感に因われていた
祖父母の家に住むことを決めたのは家賃節約のためではなく、温もりを忘れたくなかったから
それなのに...。
-
-
-
24
就職活動で一次面接50連敗
コミュ力、計画性、分析力、それら全てを含んだ総合力の欠如を突きつけられた
恋愛経験がないからどこにも受からないのかな...
就職サイトを見ても"諦めるな、運がないだけ、そんなことしか書いてない"ことに腹が立った物事には諦めが必要でどこかで損切りしないといけないと思うようになった
-
-
-
19
恋人が欲しいと考えるようになる
他の人を羨ましく見てた
何をしたらいいかがわからない
-
-
-
18
東京の私立大学合格
...就職には強いってきくけど厳しいときいててなんか嫌だな
第一希望は落ちちゃったし次に自分が所属する場所が気になるようになった
-
-
-
17
らみるというニックネームとの出会い
ネット対戦ゲームを適当な名前で入ってたら、らみると連呼する人が居て、何かの縁と思い他で使うことにした
それ以来ニックネームはこれをもじったものにしている
大事な物事にはこれと決めている
-
-
-
17
コミュ力に不安を感じ、就職に強い大学を目指す
面接自信ないから、少しでも下駄を履いておこう
このときは恋愛に関するコンプレックスはまだ無かった
-
※ プライバシー保護のため、ご質問の一部を編集部で変更している場合がございます。
「30代にして恋愛経験皆無な人の結婚可能性」への回答
-
らみる さん、ご相談をよせてくださりありがとうございます。臨床心理士・公認心理師の小野寺です。
30年以上恋愛経験が無くても結婚できる可能性があるのかどうか、とのご相談ですね。自分史に「ほんの少しだけすっきりした」とあり、嬉しく思いました。お役に立てたようで良かったです。
さて、 らみる さんが結婚できるかどうか不安に思われている件についてですが、その背景には、女性経験がないこともさることながらご自身のコミュニケーション能力に対する自信の無さも関与しているように思います。特に卒後や修了後の就職活動の面接での挫折体験が大きく影響していそうですね。
確かに就職活動は「お見合いのようなもの」と言われることもありますから、合計して70社近くにお祈りされたとあれば、「女性にも相手にされないのも当然か…」というような「諦め50%」の気持ちが生じるのも無理もないかと思います。相当自信を失ってしまいますよね。
ただ、本当に就職活動がお見合いに近しいものなのであれば、チャンスはあるということです。現に らみる さんは最終的に就職することが出来ているのですから。それも二回もです。「土日に休めない不人気業界」ということではありますが、就職できている事実から目を背けるのはフェアではありません。
とはいうものの、やはり就職活動とお見合い(恋愛・結婚)とでは、違いがあります。それは「恋愛や結婚する相手には心がある」点です。ここは歴然とした違いです。相手の心に配慮することは、恋愛・結婚において最低限必要なことのように、私には思われるのです。
偏った情報源から距離を取る
恋愛・結婚における最低限必要な「相手の心に配慮すること」とは具体的にはどのようなことなのでしょうか。
色々あるかと思いますが、 らみる さんにとっても関係がある物事について一緒に考えていきたいと思います。
まず最も私が気になったのは「女性に対する偏見」があるとの記述です(大変恐縮ですが、公開記事である性質上、女性に対する偏見について記載する文面は編集部にて一部修正しております。)。
もちろん らみる さんが本気で女性のことをこのようには思っていないとわかっています。「偏った情報源」や「そう思われないよう」との記述からそのことは伝わります。
しかし、たとえそれがわずかであっても「女性に対する偏見」が頭にちらつく状態は、 らみる さんにとってももったいない話です。
できれば今すぐに「偏った情報源」から距離を取ってください。もしその情報源が友人なのであれば今後の付き合いを検討してください。もしその情報源がアダルトサイトや動画なのであれば今すぐお気に入りを解除するなり処分するなりしてください。
異性に偏見がある人に本気で好意を向けてくれる人はおそらく世界中どこを探しても存在しないと思います。コミュニケーション能力を高めるよりもまず先に、この事実を認識することが大切であろうと思います。
身だしなみを整える
続いて恋愛・結婚における最低限の必要なことは「身だしなみ」です。
「何もする気が起きないと言っているじゃないか」との声が聞こえてきそうですが、恋愛・結婚における身だしなみはやる気のあるなしでやるやらないを決めるものではないのです。言ってみれば「マナー」みたいなものです。
マナーとは「人と人との関わりで当然になされるべき行儀・作法のこと」を言います。
もしマナーがやる気に起因するものであれば、「今日は喫煙所まで行くの面倒だな」との理由でそこら中でタバコを吸って良いことになるし、「マナーなんてどうでもいい」と、お箸を使わずにご飯を食べても良いことになります。
私たちがそのようなことをしないのは、同じ社会生活を送るもの同士、不快な思いをさせ合わないために配慮しているからです。極端な言い方をすれば、マナーは自分のためにするのではなく、他人のためにするのです。それがまわりまわって自分のためになるからです。
恋愛・結婚における身だしなみは自分のためにするのではありません。相手のためにするのです。メーカーが「お客様のために」との思いからより良い商品を開発しようと努めているのとまったく理屈は同じです。
「親が買ってくれた服を後生大事に着ている」ということは全く問題ありません。ただ、自分の身体に合っていないサイズの服ばかりになっているのであれば、身だしなみの観点から言えば改善したいところです。
「コミュニケーションも取れないのに、ファッションセンスがあるわけないだろう」と思われるかもしれませんね。
しかしファッションにセンスは必ずしも必要ではありません。あるに越したことはないですが、こと「マナー」の観点から言えば、それなりの清潔感があればOKです。
もしどういう服を着れば清潔感が出るのかお知りになりたければ、こちらの動画が参考になるかと思います。
ロジカルに洋服を選ぶ方法であれば、洋服のセンスの有り無しはさほど気にする必要はないかと思いますが、いかがでしょうか。
ちなみに、この動画で紹介されているMBさんはユニクロの服のコーディネートを得意とされている方です。ユニクロであれば、 らみる さんのご自宅の近くにもあるかもしれませんね。出不精でもアクセスしやすいお店ではないでしょうか。
動画では「靴にはお金をかけた方がいい」など、ある程度お金をかけることが推奨されている商品もあります。 らみる さんは貯金が豊富にあるとのことですから、ここは投資すべき点かもしれません。
お金も道具の一つに過ぎません。道具は使わなければ使い方が上手になりませんよね。お金も一緒です。使うべきときに使い、お金の使い方にこなれておくことは今後結婚生活を送る上でも有利に働くのではないでしょうか。「金の使い方を知らない」ということでしたので、「靴にはお金をかける」という使い方を知ることが、お金の使い方を学ぶいい機会になるはずです。
結婚したい気持ちを分析する
人を好きになるという気持ちそのものがわからないなか、「結婚したい」という気持ちがある背景についてもよくよく分析する必要があるかもしれません。
お相手がいることですから、「どうして結婚したいのか」を明らかにしておくことは非常に大事だと私は思います。
らみる さんにとっての、結婚したい気持ちをよくよく掘り下げてみてください。
もしかしたら愛する異性と同じ時間を長く共有したいのかもしれません。
子どもを育てたいのかもしれません。
あるいは、家事をやってもらいたいのかもしれませんし、性的な満足を得たいのかもしれません。分析して「結婚したい」気持ちが結婚でなければ実現しないものだとわかれば、先述の「最低限必要なこと」(女性に対する認識と身だしなみ)に取り組むモチベーションも維持されるでしょう。
一方、「家事をやってもらいたい」「性的な満足を得たい」などであれば、結婚をする必要は実はないのかもしれません。他の代替的な手段で心を満たすことを考えても全く問題はないと私は思います。
「家事をやってもらいたい」のであれば、家事代行サービスを利用するのでも全く問題はありません。それもよいお金の使い方になるはずです。「家事代行サービスなんてもったいない」と思うかもしれませんが、自分で家事をすることに使っていた時間を仕事したり休憩にあてるのは、とても良い時間の買い方のように思います。
あるいは「性的な満足を得たい」気持ちが「結婚したい」に化けていたことに気づいたのであれば、結婚ではなく「風俗に行く」が選択肢になることだって十分にあるのでしょう。
らみる さんは性器に問題を抱えておられるとのことですが、手術をしてもいいし、風俗店で働いておられるプロの方に身を任せてもいいと思います。「独特のルールがわからない」に関しては、今時ネットで調べればいくらでも情報は見つかるでしょうし、仮に見つからなければ行ってみることで解決するはずです。
当然ですが、風俗に行かれる際にも、まずは「女性に対する偏見」は捨ててからにしていただければと思います。また、風営法に違反していないお店を利用するようにしてください。
以上、結婚の可能性について「恋愛・結婚における最低限の必要なこと」から色々と考えてみました。「問題点があまりに多すぎるため何から手を付けていいかわからない」とのことでしたので、かなり具体的にお伝えしたつもりですが、いかがだったでしょうか?
対策としてまとめますと、「相手を侮辱した考えを持たない」「身だしなみを整える」「恋愛や結婚に求めるものをハッキリさせる」となるかと思います。相手には心があるのですから。コミュニケーション能力に関して気になる側面はたくさんおありでしょうが、それよりも優先的に取り組むべきことがあるのだろうとの考えです。
応援しております。最後までお読みいただきありがとうございました。