「これからの人生に希望が持てません」の相談内容詳細
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いまストレスを感じている「出来事」を事実ベースで抜き出してみてね。
「いつ・どこで・誰が・何を」を意識するのがコツだよ。
- 50歳を超えて、これまでの人生への後悔がひどくなる一方。
特に夜眠りが浅くなると、下に書いたような思いが頭の中でぐるぐるする。
特に、20代半ばで大学院に留学してそのまま海外に留まってしまったことをものすごく後悔している。 - 「1」についての「感情」を%で表現してみてね。合計で100%にならなくても大丈夫。直感で書いてみよう。
- 後悔 100%
悲しみ70%
自分への怒り60%
寂しさ50%
(ふしぎと、「他人が羨ましい」という感情はないように思う) - 「1」について浮かんでいる「考え」を教えてね。
- まわりの人はみな家族(実家の両親、兄弟、配偶者、子供など)がいて、帰属する場所があるのに、自分にはない。なんでまともな男性と出会えないのか。
仕事ももう伸びしろがないし、人文系大学教員という職業そのものが危機的状態にある。
もう50代半ばだし数年のうちには日本に帰りたいが、家族もないし仕事につける保証もない。老後の蓄えにも不安がある。
親が死んだらどうしよう。兄弟もいないし、私が全部手続きをしなければならない。どうやって今から準備したらいいのかも全然わからない。 - いろんな視点から捉えるために、上記の回答の「別の可能性」を考えてみよう。
- 結局これだけの年月一人で暮らしてきて、これが自分に一番合うライフスタイルなのではないか。
日本に帰れないと決まったわけではない。
親の死後も、自分の老後もなんとかなる。年も変わったし、これからできるだけの準備をしよう。自分はもうひとりで生きていくと覚悟を決めよう。 - いま専門家に聞いてみたいことは?
- これから先の人生にポジティブに向き合う方法を見つけたいです
(自殺念慮とかはありません) - 年齢、性別、職業
- 54歳 女性 研究者
- 既往歴
- 両親が物心つく前に離婚、母子家庭で育つ。
27歳で留学、学位をとってそのまま現地で就職。
33-34歳ごろ結婚、仕事が忙しすぎて相手とすれ違いの末不倫され、心理的虐待を受けて離婚。結婚生活は確か4-5年だったと思う(この辺の時間的ディテールは頭から削除したため不明点が多い)
仕事のストレスが多い。離婚後10年を超えるが、ずっと一人暮らし。セラピーには別居した頃からずっと通っているが、セラピストは当然現地の人なので文化的ギャップを感じる。マッチングアプリなどもやってみたが、精神的にも肉体的にも傷ついただけだった。 - 悩みの内容の自由記述
- --- 未回答 ---
自分史はまだありません。
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「これからの人生に希望が持てません」への回答
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APP さん、ご相談を寄せていただきありがとうございます。精神保健福祉士の中浦です。
20代の頃に留学し、卒業した後にそのまま現地就職をされ現在に至るとのことですが、そんなご自身の選択とこれまでの人生の経過に後悔を感じていらっしゃるのですね。
本題に入る前に最初に1つだけお断りをさせてください。すでに APP さんはセラピーを受けられているとのことですが、ご記載いただいた「後悔」についてセラピストの方にはすでにお話をされているでしょうか? 「文化的ギャップ」があるとのことなので、話していたとしてもあまりしっくり来ていないのかもしれませんね。
以下の回答は、同じ日本人として少しでも「文化的ギャップ」を埋めるお手伝いが出来たらと思って書いています。しかし、あくまで相談に対する回答なのでセラピーではありません。これからの回答を「一意見」として参考にしていただきながら、そのうえで必要があればセラピーでさらに APP さんの後悔を掘り下げていっていただけたら幸いです。
では本題に入っていきましょう。
後悔の定義はいくつかありますが、「後悔」について研究している学者の間では