学校に対する不安や怖いイメージを拭っていきたい

2023.02.13 Mon
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目次

回答したカウンセラー

小野寺 リヒト

臨床心理士/公認心理師

小野寺 リヒト

臨床心理士・公認心理師。FP2級所持。
医療機関や一般企業の産業保健事業部等での勤務経験があります。心の悩みが気兼ねなく相談できたり、セルフケアの重要性が浸透した世の中になってくれたらいいなと思っています。読書と料理が好きです。
【得意な相談】
〇気分の落ち込みや不安に関する相談(上手な気持ちの切り替え方、最初の一歩になる行動の踏み出し方等)
〇人間関係に関する悩み(パートナー・親子・職場関係・友人等)
〇お金の相談(ついお金を使ってしまう心理、貯蓄・節約のこと等)

「学校に対する不安や怖いイメージを拭っていきたい」の相談内容詳細

相談者
相談者 ぬくね
いまストレスを感じている「出来事」を事実ベースで抜き出してみてね。
「いつ・どこで・誰が・何を」を意識するのがコツだよ。
学校を休んでしまう。中学高校と不登校の状態だったが、専門学校に入学し、現在2年生ですが、また学校を休みがちになってしまった。
学校に対する悪いイメージが拭いきれず、学校生活、人間関係に影響を及ぼしているように感じる。
「1」についての「感情」を%で表現してみてね。合計で100%にならなくても大丈夫。直感で書いてみよう。
・罪悪感90%
・甘えじゃないか40%
・焦り100%
・どうにかしたい100%
「1」について浮かんでいる「考え」を教えてね。
・朝起きたときに、学校への不安や恨みなどの悪いイメージが出てきてしまい、寝起きの不快感と混ざって耐えきれなくなって休んでしまう。

・教室に向かうとき、学生や先生とすれ違うだけで心身が緊張する。なぜこんなにビクビクしながら固くなりながら過ごしていかなきゃいけないのだろうと感じる。

・学校への悪いイメージによって、自己防衛を優先してしまい、人と関わることがうまくできていない気がする。

・学校に対しての不安や恐怖などの悪いイメージや、「社会に通用しない」「甘え」「人とうまく関われない」という自己イメージを更新することが難しい。人間関係の中でそれらは変わっていくと思うけれど、いまは休みがちだし、関わることを避けてしまったりと、学校への恐怖心に邪魔をされているように感じる。
いろんな視点から捉えるために、上記の回答の「別の可能性」を考えてみよう。
・朝の状態は、「朝に弱く寝起きが悪い+生活習慣の怠りによる寝不足+寝ていたい面倒くさい起きたくない+学校に行きたくない」という感じです。

「学校に行きたくない」と無意識にでてきてしまうのは事実だし、寝たい面倒くさい起きたくないというのも事実で、寝たいこと休みたいことを正当化するために、学校の行きたくなさや自己嫌悪を巻き込んで理由をつけて休んでいるのではないかという気持ちもある。

だけど、学校への悪いイメージや、それに付随する自己嫌悪や無力感、学校を休んでもっと自分を破滅に追いやろうとしてしまう思考がなければ、眠たくても学校にスムーズに行けるように思う。
いま専門家に聞いてみたいことは?
過去に抱いた、学校に対する恐怖や不安などが、心に固定されてしまったように感じます。これと一緒に学生生活を送っていくにはどうすればいいか知りたいです。
また、朝の寝起きの不快さから気持ちを切り替える方法などがありましたら知りたいです。
年齢、性別、職業
21歳 女性 専門学生
既往歴
--- 未回答 ---
悩みの内容の自由記述
--- 未回答 ---
相談者 ぬくね さんの自分史
  • 20歳まで

    • 20

      高校を一年遅れて卒業し、専門学校に入学した。

    • 17

      私立の全日制高校に入学したが、1年の6月ごろから辛くなり、2年の秋に、定時制高校に編入した。

    • 16

      高校で勉強合宿があり、強制参加なので参加した。最終日の夜にバーベキューをしたが、どうしたらいいか分からず、肉を1枚だけ食べた。

      どう振る舞えばいいかわからず、不安だった。肉は喉に詰まり死にそうなに思いをしたが、咳こむのも恥ずかしく、胸を叩くこともできず、ただ水を飲んだ。

      ・自意識が過剰である
      ・休み時間など、自由な時間のときに、どう振る舞えばいいのか分からない。ずっと不安がある

    • 15

      スクールカウンセリングに通い、カウンセラーさんに助けてもらった

      自意識が過剰なことを、「どうしても気になるんだもんね。そのなかでどうしてやっていけばいいんだろうね」と言ってくれて、きっと修正されるんだと思っていたので、もやもやをそのまま受けとめてくれて嬉しかった。
      気にかけてくれる、話を聞いてくれる大人はいるんだと思えた。

      ・話を聞いてくれたという実感が、いまも支えてくれているように感じる
      ・心理学に関心を持った。自分を知ることの楽しさのきっかけになった

    • 14

      学校に行けなくなった

      入学前からものすごく不安だった。新しい環境、同級生、先生、部活、心無い言動に傷ついていた。
      混乱と焦りで、学校に行きたくても行けない状態だった。
      家族関係も悪くなり、安心できる環境や人間関係がなく、誰とも話さずに部屋で過ごしていた。

      ・自分を責めまくってしまい、「自分は社会に通用しない」「うまく人と関われない」「学校に行けない」「みんなに迷惑をかける」などの自己像が定着した
      ・学校に対する悪いイメージが定着した

  • 10歳まで

    • 5

      お泊まり保育のお遊戯会で、ドラゴンボールの歌を踊りながら歌うということをしないといけないとき、恥ずかしくて泣いた

      最後に「カメハメ波〜〜!」とせねばならず、それがとても嫌だった。
      先生は「なんでやらないの〜!」という感じだった。

      これと同じようなシリーズで、小5のときの運動会のダンスのとき、最後に自分で考えた決めポーズをせねばならなかったが、恥ずかしいのとやりたくないのとで棒立ちとなった。

    • 5

      幼稚園でなにか嫌なことがあって廊下で泣いていて、先生に部屋に入ろうと促された。
      幼稚園から脱走しようと考えたが、そこまでじゃないなと感じてやめた。

      悲しさとイライラが混じっていたように思う。とにかくなにかが嫌で泣いていたけれど、先生が部屋に入ることを促すので、幼稚園から脱走したろかと感じた。ただとなりで私と一緒に困惑してほしかった。

      ・気持ちの切り替え、切り替えを促されることが苦手なこと。そのことに寄り添ってくれた大人がいなかったこと。
      ・自己表現や自己主張が苦手なこと。嫌なことや不安なことは泣いて訴えていた。
      ・大人や同じ年代の子に対して、嫌われてるんじゃないかとか、自分はつまらない、世界一可愛いけれど世界一可愛くないと思っていた。

※ プライバシー保護のため、ご質問の一部を編集部で変更している場合がございます。

「学校に対する不安や怖いイメージを拭っていきたい」への回答

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