「自分がわからない。どうしたら少しでも苦しくなくなりますか。」の相談内容詳細
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いまストレスを感じている「出来事」を事実ベースで抜き出してみてね。
「いつ・どこで・誰が・何を」を意識するのがコツだよ。
- 家族が嫌すぎる。
物心つく前から宗教に入っていて自分はそれが嫌い。
家族の嫌なところほとんど自分も同じで人が離れていくし自分でも抑えきれない。
家から出ていきたいしすべてやめてしまいたい。 - 「1」についての「感情」を%で表現してみてね。合計で100%にならなくても大丈夫。直感で書いてみよう。
- 不安70% 後悔80% 恐怖感50% 罪悪感75% 怒り50%
- 「1」について浮かんでいる「考え」を教えてね。
- 何もかも失敗してもう修復できない。
人間関係も崩れてしまったし、周りにいる人間も常識外れで人としてどうなのと思う人が多い。(未成年飲酒や未成年喫煙、飲酒運転、道路交通法違反etc...)
家から出たいが家から出ても監視が続くと思っている。そもそも出て金銭面的に生活できるのか。
束縛されて生きてきたので、彼女が出来ても束縛をしたり怒鳴ったりしてしまう。そういう方法しかわからず体になじんでしまっていて嫌気がさす。
人への接し方が分からなくなっているし、早く消えてしまいたい。
集中できないし昼でも夜でも眠気がすごくて仕事していてもうとうとしてしまう。
そうやって自分が悩んでいても家族は馬鹿にするか真剣に聞かず否定される。 - いろんな視点から捉えるために、上記の回答の「別の可能性」を考えてみよう。
- 思い当たらない。
最近なにか思うことがあれば別の可能性を考えるようにしているが、親のことは事実しか見えない。 - いま専門家に聞いてみたいことは?
- 文章がぐちゃぐちゃしてしまってすみません。
自分はどうしたら楽になれますか。
どうしたら少しでも苦しくなくなりますか。 - 年齢、性別、職業
- 20歳、男、システムエンジニア
- 既往歴
- --- 未回答 ---
- 悩みの内容の自由記述
- 相談したいことが多すぎて自分でも何を聞きたいかわからず、ぐちゃぐちゃになってしまいました。
でも誰にも相談できずに、ここなら…と思ったので勢いですが書いてみました。
正直厳しいこと言われるかもしれないし怖いですが、宜しくお願い致します。
お手柔らかにお願いします。
自分史はまだありません。
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「自分がわからない。どうしたら少しでも苦しくなくなりますか。」への回答
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れいた さん、ご相談をよせてくださりありがとうございます。臨床心理士・公認心理師の小野寺です。
れいた さんは家族や宗教がイヤなんだけど、それらが身体に沁みついていて、そしてその沁みついているもののせいで上手に生きられないとお悩みとのことですね。
【考えとは別の可能性】に「思い当たらない」と書かれておられるところからの想像ですが、沁みついたものが払しょくできないのなら、いっそ消えてしまいたいとすら思っておられるのだと思います。
ですが れいた さん。私はまだまだ れいた さんにはできることが残されてると感じました。もちろんそれは「言うは易く行うは難し」なことですが、取り組むべき価値のあることだと思います。
「そういう方法しかわからず体になじんでしまっていて」とあるように、 れいた さんはどこか、「一度獲得してしまったものはいつまでも残り続けてしまう」と無意識に考えているのかもしれません。
ですが、そんなことはありません。心理学では行動や振る舞い、態度を身につけることを「学習」と言いますが、学習は「再学習」できると考えられています。つまり、一度身につけた行動習慣も、訓練次第で異なる行動習慣にしていくことができるということです。
正直に申し上げて、私は れいた さんが「楽になりたい」と感じているのは理解できましたが、「なにをどうしたいのか?」までは れいた さんのご相談を拝読してもよくわかりませんでした。
れいた さんは
「自分のことがわかるようになりたい」ですか?
「宗教から抜けたい」ですか?
「仕事中にうとうとしないようになりたい」ですか?れいた さんも「文章がぐちゃぐちゃしてしまって」とお書きになっていますね。さらに「相談したいことが多すぎて自分でも何を聞きたいかわからず、ぐちゃぐちゃになってしまいました」とも。同じようなお断りを二回もしてくださっています。
しかし、それにもかかわらず、 れいた さんは書き直そうとはしなかったのですね。
もちろん、今回はそれでまったく問題はありません。「誰にも相談できずに、ここなら…と思ったので勢いですが書いてみました」とのことですものね。ココロジーを頼ってくださり、むしろ感謝しております。
しかし、この「書き直さなかった事実」がまさに、 れいた さんが「一度獲得してしまったものはいつまでも残り続けてしまうと無意識に考えているのかもしれない」の証拠の一つになっていると思うのです。そして、だとしたらこの点こそ検討するべき事柄だと思うのです。
人はいつからでも「再学習」できます。始めは些細な再学習でもいいのです。その積み重ねが、人に変化をもたらすのですから。
さて れいた さん。もし今回お寄せいただいた相談を書き直し、「ぐちゃぐちゃ」じゃないものにするとしたら、どうなりますか? どう修復しますか? もう一度しっかりとよく考え直してみてくれませんか?
それが「再学習」です。「何もかも失敗してもう修復できない」なんてことはありません。もちろん中には修復不可なことだってありますが、「何もかも」なんてことは絶対にないのです。
人は失敗しますが、そのたびに再学習すればいい。再学習すれば、少しずつではありますが、「束縛する自分」から「相手を尊重する自分」へ、「怒鳴る自分」から「自分の感情をいったん鎮め、相手の意見にも耳を傾ける自分」へ、「事実しか見えない状況」から「相手の事情や自分の気持ちも見える状況」へと変化していくはずです。もし れいた さんがそれを望むなら。
今回のご相談では れいた さんがココロジーに何を求めて相談をなさっているのかハッキリしないので、あまり明確なお答えができず申し訳ありません。
ですが、もう一度「「何もかも失敗してもう修復できない」なんてことはありません」。これはしっかりとお伝えします。
今回のご相談内容をぜひ「ぐちゃぐちゃ」なままにすることなく、修復してみてください。「修復できるんだ」「再学習できるんだ」ということを、まずはそこから体験してください。その再学習の先の未来、きっと楽になれている自分と出会えるはずです。
2回目のご相談を心よりお待ちしております。