なぜ生きなければならないのかわかりません

2022.10.11 Tue
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目次

回答したカウンセラー

小野寺 リヒト

臨床心理士/公認心理師

小野寺 リヒト

臨床心理士・公認心理師。FP2級所持。
医療機関や一般企業の産業保健事業部等での勤務経験があります。心の悩みが気兼ねなく相談できたり、セルフケアの重要性が浸透した世の中になってくれたらいいなと思っています。読書と料理が好きです。
【得意な相談】
〇気分の落ち込みや不安に関する相談(上手な気持ちの切り替え方、最初の一歩になる行動の踏み出し方等)
〇人間関係に関する悩み(パートナー・親子・職場関係・友人等)
〇お金の相談(ついお金を使ってしまう心理、貯蓄・節約のこと等)

「なぜ生きなければならないのかわかりません」の相談内容詳細

相談者
相談者 tachibana
いまストレスを感じている「出来事」を事実ベースで抜き出してみてね。
「いつ・どこで・誰が・何を」を意識するのがコツだよ。
夢を諦め数年立ち目標もなく孤独感がましてきた
それに付随するように生きる意味が分からなくなってきた
働いてはいるものの夢に挑戦する際にできた借金の返済さ不眠・不安のメンタル症状を抱えていて慢性的に不安
妹には家族もでき自分には何もない、自分は必要なのか?
「1」についての「感情」を%で表現してみてね。合計で100%にならなくても大丈夫。直感で書いてみよう。
不安60% 絶望感50% 焦燥感10%
「1」について浮かんでいる「考え」を教えてね。
昔から褒められることには慣れずに否定されることが多かった。
就職してから見つけた夢も自分の実力・運もなくただお金を浪費して終わることになった
そして今自分は目指すものも守るものもやりたいこともおもいつかない
ただ好きなエンターテイメント、時間を浪費しているだけだと感じている
正社員で就職した会社が様々な事情で合わず(私にも問題はありましたが残業代未払い、パワハラ、過重労働、低賃金等)で転職を数回繰り返し今は派遣社員
長期の派遣社員は現在を含めニ回経験していてその中では周りの人が認めてくれて責任もある仕事をやらせていただいているからそこそこの能力はあるとは思うけど自分の価値がわからない
いろんな視点から捉えるために、上記の回答の「別の可能性」を考えてみよう。
本当は自分の見えてる世界が狭いだけで何もできないのが真実ではないのか?
何もできないのであればいなくなっても問題ないのではないか?
いま専門家に聞いてみたいことは?
自分自身の生きる目標、意味がわからず周りはどんどん前に進んでいきます。
このまま生命を浪費しているだけでいいんでしょうか?
年齢、性別、職業
35歳 男性 派遣社員
既往歴
適応障害 不安症 不眠症(新卒入社組織はこれでやめることになりました)
悩みの内容の自由記述
--- 未回答 ---
相談者 tachibana さんの自分史
  • 40歳まで

    • 34

      派遣社員で現職に

      周りの人はいい人が多いから今まで一番環境が良い。

      基本在宅勤務

    • 33

      正社員として就職していた会社との条件が合わず退職することに

      仕事できないやつのほうが得するんだな、もうなんかやだな

      不眠症

    • 32

      債務整理で過去の負債をまとめることに

      他の未来が合ったのか

      債務整理

    • 31

      夢を諦める

      終わっちゃったんだな

  • 30歳まで

    • 24

      新卒で入った会社を退職
      理由としては:パワハラ、残業代未支給、過剰なノルマによる適応障害の罹患

      なんで俺が?もういやだいなくなりたい

      適応障害罹患

    • 24

      声優になりたくなりここから6年働きながら養成所、専門学校で勉強

      覚えることも多く大変だったけどCMに出せてもらえたり演技ができたりして楽しかった

      その時の負債がある

※ プライバシー保護のため、ご質問の一部を編集部で変更している場合がございます。

「なぜ生きなければならないのかわかりません」への回答

  • tachibana さん、ご相談をよせてくださりありがとうございます。臨床心理士・公認心理師の小野寺です。

    懸命な努力むなしく夢が叶わなかったばかりか、会社では対人トラブルに巻き込まれてしまい、いかに tachibana さんがお辛い状況にいらっしゃるか、少し想像するだけでもこちらまでつらくなってきそうなほどです。

    そんな「生命を浪費しているだけ」と考えてしまっても無理もない状況の中、 tachibana さんはこうしてご相談を寄せていただきました。そこに tachibana さんの強さを感じます。

    なお、ご相談を承るにあたり、最初にお断りをさせていただきたいと思います。今回 tachibana さんは複数お辛い状況をご記載くださいました。「夢を諦め数年立ち目標もなく孤独感がましてきた」や「残業代未払い、パワハラ、過重労働、低賃金等」がそうです。
    ただ、後者に関しては「様々な事情」「私にも問題はありましたが」とあり詳細がわからず特に触れることができなかったため、前者に焦点づけて回答致しました。その点、予めご了承くださいませ。

    さて、「なぜ生きなければいけないのかわかりません」とのことですが(「何故生きればいいのかわかりません」と記載がありましたが、このように読み返させていただきました)、改めて考えてみると、とても難しい問いですね。

    なぜ人は生きなければならないのでしょうか。私たちは誰一人として自ら望んでこの生命を得たわけではありません。極めて統計学的な確率論の中、たまたま自分の命の核となる精子と卵子が受精し、着床し、産道を通ってきたにすぎません。そこに自由意志はありませんでした。自分の意見が及ばないところで私たちは「生きさせられている」と言っても過言ではありません。

    さらに残念なことに、私たち生き物は必ず死ぬ運命にあります。生きさせられても結局は何も無くなってしまうのです。仏教では輪廻転生の輪から解脱し、生まれ変わらないですむことがゴールだと考えているようです。なんだか「生きる意味がある」と考える方が無理がある話のように思えます。

    では、私たちが生きるこの人生に意味はないのでしょうか。おそらく、人生に意味なんてないのです。

    「そんなことを言うなんて、カウンセラー失格だ」と思われたかもしれません。しかし、人生に意味はなくても、私たちには意味がある。私はそう考えます。

    ウィーンに生まれ育ったフランクルは、まさに人生の意味について考えた心理学者でした。フランクルはあのホロコーストを生き抜いた人物です。ナチス強制収容所に収容され、自身も死の淵を何度もさまよったばかりではなく、そこで最愛の父を亡くし、母と妻も別の収容所で亡くしました。

    そんなフランクルが導き出した結論は「私たちが『生きる意味があるか』と問うのは、はじめから誤っている」です。人が生きる意味なんてないのです。

    ですが私たちは生きています。生きることに意味がなくても、こうして生きていることには意味があるのです。その意味とは、

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