「あらゆる事から逃げ出したいです。どうしても頑張って生きなきゃいけないのでしょうか?」の相談内容詳細
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いまストレスを感じている「出来事」を事実ベースで抜き出してみてね。
「いつ・どこで・誰が・何を」を意識するのがコツだよ。
- ・仕事でミスをした時に、上司から、怒られる叱られる
・ふとした時に、自分が至らなくて人に迷惑をかけた事を思い出す
・近くに居る人が誰かに腹を立てて機嫌が悪い時
・休みたいのにやるべき仕事がある時
・のんびりしたいのに急がないといけない時
・話を聞いてもらえなかった時
・相手から圧を感じた時 - 「1」についての「感情」を%で表現してみてね。合計で100%にならなくても大丈夫。直感で書いてみよう。
- 絶望感60%
罪悪感30%
諦め10%
悲しさ70%
逃げたい願望100%
負けたくない気持ち20% - 「1」について浮かんでいる「考え」を教えてね。
- ・叱られた時に、「怒らないで欲しいこわい」という気持ちになるが、自分の為に時間を使って教えてくれてるのに申し訳なくなる
・叱られることが重なると、自分は何もできない価値の無い人間のように思える
・人に迷惑をかけてばかりで、いない方がマシだと思う
・今までしてもらった恩を返せないまだけど、これから先もっと迷惑をかけるより、今辞めた方が相手のためになるのではないかと思う
・私は悪くないと思いたいと、心のどこかで感じている。実際はほとんど私が悪い。
・できない事が悔しいのに、もう頑張れないと感じる
・今までと一緒でまた逃げたら、この先どうしていくのか考えた時に不安になる
・逃げ続けても何も積み重ならないし、自分の力で生活する事なんて到底難しいのではと思う
・物事を記憶する時に、感情と切り離して覚えるのが難しい。何があってどう思ったかの、「どう思ったか」が強く印象に残ってしまう
・自由に暮らしたいのに、その力がなくてもどかしい
・助けてもらってるのに、支配されてるように感じて嫌だ。私から頼んで助けてもらってるのに、あまりに図々しいと自分に感じる。
・どこに居ても2週間でその場所が嫌になる。職場も住まいも環境と言われるものからすぐ逃げたくなる
・どこに行っても不安ばかりだから、いっその事消えてしまいたい
・人生を諦めることを許して欲しい - いろんな視点から捉えるために、上記の回答の「別の可能性」を考えてみよう。
- ・全てを重く考えすぎなのかもしれない
・自分には被害妄想癖があるのかもしれない
・精神がこんなに不安定で体も心も弱いのは、病気なのかもしれない
・頑張りたいポーズをとっているだけで、もう頑張りたくないのかもしれない
・幸せになるのが怖いのかもしれない
・甘えてるだけかもしれない
・周りの人はこれくらいの事、普通に耐えて生活しているのかもしれない
・生まれてこない方がよかったのかもしれない - いま専門家に聞いてみたいことは?
- 私は自分自身をどこか諦めている部分があると思っています。
いつもあと1歩が足りなくて身から出た錆で全てが崩れ落ちて行くのですが、普通の人のように生活するには何に気を付けたらいいのでしょうか?
また、生きるのを諦める事を許して欲しいのですが、どうすれば周りは許してくれるでしょうか? - 年齢、性別、職業
- 22歳 女性 制作関係
- 既往歴
- 適応障害(新卒の6月)
自律神経失調症(新卒の11月)
双極性障害(診断は受けていませんが自分でそうだと感じます) - 悩みの内容の自由記述
- 助けてほしいです。
許して欲しいです。
頑張らなくてもいいと許されたいです。
現実は仕事をしないと生活できません。
親は頼れず、恋人には頼りたくなく、本当は自由きままに1人で暮らしたいのに。
その力もなければ、その為に頑張るのもいやです。
もう疲れてしまったので生きていくことをやめたいです。
可哀想と思ってもらいたい訳じゃないはずなのに、保身の言葉ばかり出てきて自分が気持ち悪いです。
夢と言えるものをずっと持っていたはずなのに、今は自分が何をしたいのか分かりません。
自由にしたい事しか願望が自覚できません。
これは甘えでしょうか?
耐えて乗り越える必要があるのでしょうか?
このまま苦しい思いをして生きるくらいなら、泥のようななってしまいたい。
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30歳まで
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22
キャパオーバーして休ませてもらったら、休む前より頑張るのが難しくなった
苦しい、全て投げ出したい、逃げたい
許してほしい
意欲がなくなって何もやる気が起きないそれまで仕事でミスをして叱られた時は「教えてもらえてる」と思って受け止められていたのに、叱られるのがすごく怖くて「怒られたくない、否定されたくない」と怯えるようになった。
学生時代に頑張れなくなって見捨てられた事があるので、それを思い出すのかも
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22
父に頑張っている事を「信じきれない」と言われた。お世話になってる人を悪く言われた。
私自身を否定されたように感じた。どんな時でも味方になってくれると思っていたのに、期待した私が悪いんだと苦しくなった。
再び父を失ったように思った。諦めたような気持ちと、諦めきれない気持ちで信じきれなくなった。
何を信じていいのか分からなくなった。
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22
実家から出て行くことを反対された。
信じてくれないんだ、応援してくれないんだ、と悲しくなった。信じていたのに裏切られた気持ちになって、何が正しいか分からなくなった。
この時から母と普通に話すのが難しくなった。
母に感情を見せるのが嫌になった。
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21
新卒で入った会社でうまく体調管理できず、周りから浮いてしまって、結局体を壊して退職した。
体調を崩すのも遅れて出勤するのも全てが申し訳なくて、すごく負い目があった。
消えてなくなりたかった苦しい時に逃げられた経験から、ちょっとでもしんどい事があると逃げたくて仕方なくなるようになった
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20歳まで
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18
高校の文化祭、部活のソロステージで歌ったら色んな人に褒めてもらえた。
普段歌には厳しい友達もすごく褒めてくれて、認められた気持ちがしたしすごく嬉しかった。自信がついた。
私には人を感動させることが出来るんだと思った。人前に出て歌を披露するのが好き。
私のとった言動でプラスに心を動かしてもらうことが生きがいのように感じる。
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15
クラスでうまく空気が読めないのを悩んでいた。自分とは何か、存在意義や自己について考えすぎるようになった
あらゆる事にイライラ、モヤモヤ
虚無感、悲しい
なんで私だけこんなに苦しい思いを沢山してこなきゃ行けなかったんだろう人の言動に過敏に反応してしまう
自分への好意や悪意に敏感
それまで自由にやってたのに自意識過剰になった
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10歳まで
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9
親の離婚が決まり告知された。どちらについて行くか聞かれた。
どちらを選んでもみんな傷付いてしまうと分かっていて悲しかった。母を選んだ。
理由は母の方が関わった時間が長くて好きだったからだと思っていた。最近は寂しそうに見えたから放っておけなかったのかもって気がしている。心で酷いことを思っても、母に直接言えないラインがある。
攻撃して意思抵抗しようと衝動に駆られても、泣いてる顔が想像できていつも踏みとどまってしまう。
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5
2階で寝ていたら、1階から父と母のケンカ声が聞こえた。
私がもっといい子なら笑ってくれるかなと思った。2人が仲良くできるように魔法が使えたらいいのにと何かを後悔した。
恋人と口論するのが苦手。関係が壊れてしまう気がして怖い。本音を話すのにすごく力が必要。いつも涙が溢れてしまう。
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1
熱が出て辛そうな母に「わたし納豆食べる!」と言っていた。
聞いた話だけど、ぼんやり覚えてる気持ちは心配だった。わがままを言って母の具合がもっと悪くなるのが怖かった。
わがままを言うのが苦手。自分だけのために何かをさせてしまうのが申し訳なく思う。
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※ プライバシー保護のため、ご質問の一部を編集部で変更している場合がございます。
「あらゆる事から逃げ出したいです。どうしても頑張って生きなきゃいけないのでしょうか?」への回答
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回答したカウンセラー
ねこざわ さん、ご相談をよせてくださりありがとうございます。臨床心理士・公認心理師の小野寺です。
生きるのすら嫌になるほど、あらゆることから逃げ出したいお気持ちを抱えておられるのですね。
それでも「負けたくない気持ち」が「20%」あり、こうしてココロジーに相談してくださったのがその気持ちの表れのように感じています。
今回、 ねこざわ さんがお聞きになりたいことは「普通の人のように生活するには何に気を付けたらいいのでしょうか?また、生きるのを諦める事を許して欲しいのですが、どうすれば周りは許してくれるでしょうか?」ですね。
当然のことながら、誰も ねこざわ さんに生きるのを諦めることを許してはくれないと思います。でも、そんなことはきっと ねこざわ さんもお分かりだと思います。「どうすれば周りは許してくれるでしょうか?」と言いたくなるほど辛いお気持ちであるのだ、として理解しておきますね。
私は、「生きるのを諦めるときにすら、周りの許しが必要」と思うほど、周りの目や評価を気にしていることがとても気になりました。「普通の人のように生活するには何に気を付けたらいいのでしょうか?」にも関わりますが、今の ねこざわ さんに必要なのは「転職」か「治療」、ないしはその両方だろうと思います。
「赤ちゃん上司」とは離れる
では、それぞれを考えていきたいと思います。まずは「転職」が必要と考える理由についてお話させていただきます。
率直に申し上げて「仕事でミスをした時に、上司から、怒られる」環境からは逃げるべきです。お仕事ですから「叱られる」ことは避けられません。しかし、怒らなくとも叱ることは可能です。大人であれば。
その点、 ねこざわ さんの上司は大人ではありませんね。「怒る」といった赤ちゃんでもできる極めて原始的な方法でしか部下を指導できていないのですから。本当の赤ちゃんであればこれからの成長が見込めますが、上司は年齢的にはもう十分成長した年齢でしょうからこれからの変化を期待するのは望み薄です。
おそらくその「赤ちゃん上司」はずっと赤ちゃんのままです。「赤ちゃん上司」の下でいくら働いても、おそらく ねこざわ さんが仕事に前向きになれる日はこないでしょう。 ねこざわ さんが何を指して「普通の人」と言っているのかは定かではありませんが、少なくとも「赤ちゃん上司」の下で普通の感覚を維持し続けるのは困難であることは間違いありません。
「いっその事消えてしまいたい」「人生を諦めることを許して欲しい」とどこかに逃げ道を探すなら、「転職」の逃げ道をまずは考えてください。
「転職できるならとっくにそうしている」と思ったかもしれませんね。「現実は仕事をしないと生活できません」ということからも、仕事を辞めることに抵抗があるのかもしれません。
そんなときはハローワークに相談してみるのがいいでしょうか。求人を探すのはもちろん、雇用保険の基本手当を受給する手続きを取ることもできます。
基本手当とはいわゆる失業保険です。自己都合退職の場合、2か月とちょっと間は基本手当を受給できませんが、その間を過ぎれば会社から一日に得ていた給料の50〜80%程が一定の期間分支給されます。
「生活できない」ことが仕事を辞められない主な理由ならば、まだ打つ手はあります。ぜひ基本手当を受給することで生活費のあてにすることを検討してください。
1年6か月ゆっくりする制度
続いて「治療」についても検討していきます。
ねこざわ さんは過去に適応障害や自律神経失調症の診断を受けているのですね。自己診断ではあるものの双極性障害の可能性もあると思われています。
以上のことから、現在 ねこざわ さんが抱えておられる自責感や将来に対する絶望感などは、何かしらの症状であると想像するに難くありません。「どこに行っても不安ばかり」は過去に診断された障害以外の障害があることも考えられそうです。
何かしらの障害がなかったとしても、「生きるのを諦めるときにすら、周りの許しが必要」と感じてらっしゃるのは、それ相当の精神的な疲れを感じます。自分の都合よりも、はるかに他人の都合の方を優先しておられるように思えるからです。
もちろん、この記述は「生きるのを諦めたなら誰の断りもなく好きにしていい」と言っているのではありません。ここで言いたいのは、あくまで「自分よりも他人が優先になっていて、それはとてもしんどいことである」ことを指しています。
「転職」もそうですが、「人生を諦める」前に「治療」の選択肢があるのなら、優先順位は「治療」です。まずは「自分」にとって必要なことを優先してほしいのです。
私が「治療」を ねこざわ さんに促すのは、病気であるならその病気を治すことが必要だとする当然の考えからなのですが、実はそれだけではありません。他にも理由があります。それは「傷病手当金」です。治療を受けることで、医師から傷病手当金を受給するための診断書を書いてもらえる可能性があるのです。
傷病手当金とは、病気やケガのために働けなくなったときに支給されるもので、健康保険の一つです。お給料のだいたい3分の2程度が、最大1年6か月にわたり支給されます。
傷病手当金を受給するには、まず保険者(健康保険証に記載)から、傷病手当金支給申請書を取り寄せます。そしてその申請書を主治医に見せながら「傷病手当金を受けたい」などと言ってみてください。
もし主治医の同意が得られれば、主治医の記載が必要な個所があるので、その申請書を主治医に預けます。病院にもよりますが、おおよそ1~2週間で記載してくれることと思います。そしたら今度はその申請書を会社に提出してください。
基本手当同様、こちらの制度も「生活ができない」と感じる不安を多少ながら和らげてくれる存在となるはずです。
当然ですが「傷病手当金を受給できる=病気やケガがある」ということですから、しっかりと病気を治すことに専念していただければと思います。ただ、「自由にしたい事しか願望が自覚できません」「頑張るのもいや」「生きていくことをやめたい」ほど疲れてしまった状態だと思いますので、治療以外の時間は自由に過ごされてもいいのです。
病気が治れば、自然と「赤ちゃん上司め…!」「迷惑をかけるのってお互い様だよな」などと思えるようになってくるかもしれません。そうなれば、気持ち的にもっともっと自由になるのではないでしょうか。
そう思えるようになるだなんて、今はとても信じられないかもしれませんね。でも、カウンセラーとして何人も病気を治していかれた方を目の前で私は何人も見ています。その方々はみんな過去の自分に対して「今となってはどうしてあのように考えていたのか不思議なくらいです」といった感想をお話になられるのです。きっと ねこざわ さんにもそんな時期が来るのではないかと私は信じています。
以上、あらゆる事から逃げ出したい ねこざわ さんに対して「転職」か「治療」ないしはその両方を試みることをご提案させていただきました。
両方を試みる場合、順番的には①傷病手当金を受給しつつ治療、②転職するがいいかもしれませんね。転職活動は転職活動でとても大変ですから、まずはゆっくりなさってください。
「転職」も「治療」も、いずれも ねこざわ さんご自身や ねこざわ さんの生活を守るために役に立つものだと思います。ぜひご検討なさってください。
最後までお読みいただきありがとうございました。