「自分がキレるのをやめたい」の相談内容詳細
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いまストレスを感じている「出来事」を事実ベースで抜き出してみてね。
「いつ・どこで・誰が・何を」を意識するのがコツだよ。
- 子どもが並んでいる列に割り込んで先にアトラクションをした小学生にブチギレした。
暴言吐いて周りの大人たちがドン引きしていた。 - 「1」についての「感情」を%で表現してみてね。合計で100%にならなくても大丈夫。直感で書いてみよう。
- 怒り100%
- 「1」について浮かんでいる「考え」を教えてね。
- 子どもの権利が奪われた。悔しい。横から入ってきてズルい。空気読めなさすぎる。自分のことしか考えていない。親どこだよ。
- いろんな視点から捉えるために、上記の回答の「別の可能性」を考えてみよう。
- アトラクションは2つあったので、小学生たちは反対の列は空いていると思い込んでいたと思われる。
- いま専門家に聞いてみたいことは?
- キレると暴言を吐いてしまいます。
こういった子どもが受けた不利益に怒りを覚えることが多いです。
(他にも自分の意見を決めつけられたり、計画通りに物事が進まないとキレます。)
どうしたら怒りをコントロールできますか?一度怒りを覚えると吐き出すまでは我を忘れてしまいます。 - 年齢、性別、職業
- 37歳 女 会社員
- 既往歴
- 特になし
- 悩みの内容の自由記述
- キレた後は自己嫌悪が凄いです。
子どもも怯えるし、やめたいのに、怒りを覚えると止められません。
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海外移住
期間限定で海外に行くことに。
不安しかない。飛行機に初めて乗ったのが大学生だったのに、まさか海外。視野が広がったかも。
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子ども産まれる
確実に人生が変わった瞬間だったけれど、産まれた当時は終わりのみえない出産が終わったことに安堵した。小学校で嫌嫌やっていたマラソン大会を思い出した。
子どもかわいい
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28
プロポーズされた
やっと!というのと何故か後から涙が出てきた。
嬉し泣きをしたのが初めてだった。
でもなんで泣いたのかイマイチわかっていない。
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ゼミの夏合宿
大学生っぽく勉強したり、友達と騒いだりといちばん青春できてたと実感できた時だった。ものすごく楽しかった。
青春っぽい瞬間大好き!漫画でそういうのばかり読む。
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14
ムダ毛を剃りたいと常々言っても却下する母親。友達からも濃いから剃りなよ!と言われたんだと言ったら、即許可してくれた。
今までも散々訴えてきたのに、他人に言われたからという理由で許可するのは何なんだ。私の意見よりも他人の意見を優先するなんて!
母親へのいちばん強い不満。
他人軸で生きていること。振り回された。
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11
弟のサッカーチームの練習についていっていたが、特にやるとこもなくずっと車に閉じこもっていた。それをみて、弟の友達の母親が「私ちゃんって笑うの?」と聞いてきたらしい。母親はそれをそのまま私に伝えてきた。
本当は行きたくなかったけど、やることもないからついていっただけ。むしろついてこいと言われていたからついてきたのになぜ私を責める発言をするのか。こんな時でも笑わなくてはいけないのか。
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10
キャンプ場から歩いて、原生林に行った。目的地で私は泣いた。それを家族連れの母親(駐車場から歩いてきている)が「みて、こんなことで泣いてる。うちの子はこの子より小さいのに泣いてないわ!」と言ってきた。
家族連れと歩いてきた距離が違うと反論できなかったのが悔しい。ツラかった気持ちを否定されたことが悲しかった。
こんな母親にはならないように気をつけておきたいけど、自分の子どもが順番抜かされたりすると、見知らぬ子にも暴言吐いている自分がいる…。やめたい。
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7
試食をしようと弟と二人で試食コーナーに行ったら、試食のオバさんが不機嫌そうに2つ試食のブツを渡してきた。弟の分を渡してあげようと、2つ取ったら「2個取るじゃない!1個!」とキレられた。
私は2つ食べたくて取った訳ではなかったのに、私の気持ちを勝手に決めつけられて不快な思いをした。悔しい。
それ以来、試食しなくなった。自分の気持ちを決めつけられると、自分が納得するまで引き下がらない気がする。
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4
毎月幼稚園でお誕生月の人は前に出てお祝いしてもらえた。しかし、誕生月を把握していない私は、毎月前に出ていこうとして先生に止められていた。
さすがにもう大丈夫だろうと2月に出ていこうとして止められたときは絶望した。誕生月の3月は嬉しかった。
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「自分がキレるのをやめたい」への回答
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き り んさんへ、ご相談くださりありがとうございます。臨床心理士の浅井です。
「キレるのをやめたい」シンプルながら難しい問題ですね。
怒りをコントロールできず自己嫌悪に陥ってしまったり、お子さんを怯えさせてしまったりと、きりんさんも怒りに振り回され苦労されているのだとお見受けします。楽に過ごせるよう、対策を考えていきたいと思いますのでお付き合いください。
ご相談内容に書いてくださっていますが、怒りの表出は多くの場合事態を好転させてはくれません。ブチ切れた自分は疲れるし、お子さんは怯えるし自己嫌悪しちゃうし、困ったことばかりです。でも怒りの大きさに呑まれて怒ってしまう、ここが難しいところですよね。
さて、「どうしたら怒りをコントロールできますか?」とのご相談ですが、結論から言えば「怒りの出現をコントロールするのは難しいので、怒りの表現方法をコントロールするのが大切」ということになるでしょう。
怒りは、自分自身や大切な存在に危機が迫っているとき、戦うかどうかの判断を素早く行うための情動です。怒りは脳の中でも原始的・本能的な部分である「大脳辺縁系」で生じると言われています。お子さんが不利益を被ったと感じた際に怒りが湧き上がってしまうのは、こうした脳の働きによる部分も大きいと思われます。
一方で、現代の人間社会においては「やるかやられるか」レベルの危機はそう起きません。
そのため、かつては重要だった「怒り」も人間が生きていくためのツールとしては型落ち感が出てきました。そこで「怒り」をはじめ原始的な情動をコントロールするための理性の働きが重要になります。では理性をうまく働かせるにはどうしたらいいのでしょうか。簡単に解説していきたいと思います。