「恋愛で追われると逃げたくなる。改善策が知りたいです」の相談内容詳細
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いまストレスを感じている「出来事」を事実ベースで抜き出してみてね。
「いつ・どこで・誰が・何を」を意識するのがコツだよ。
- 自分に興味を持ってくれた男性に興味を持ちにくく、婚活がうまくいきません。改善策や対処、要因を知りたいです。
- 「1」についての「感情」を%で表現してみてね。合計で100%にならなくても大丈夫。直感で書いてみよう。
- 罪悪感60%、悲しみ40%、追われて不快な気持ち40~80%
- 「1」について浮かんでいる「考え」を教えてね。
- 何故興味を持たれたのかわからない、話を広げたいと思えない人が多い、なんでこんなに興味をもてないのかわからない、会ってもときめかない、なぜかわからない、やり取りは楽しいし話しても楽しいのに、自分から積極的になろうと思えない、それがつらい。
- いろんな視点から捉えるために、上記の回答の「別の可能性」を考えてみよう。
- 今まで好きになった人はクズがおおいからそういう刺激が必須になってしまったのか?という恐怖。
コミュニケーション能力はあると思うから、自分の意と合わない人から楽しかったと言われることにつかれた。 - いま専門家に聞いてみたいことは?
- 蛙化現象はいくつか心当たりがあるけど、それ以外にも、要因や背景が絡んでいる気がするので色んな視点で見てほしい。
- 年齢、性別、職業
- 36歳、女性、看護師
- 既往歴
- 子宮筋腫、ADHD、抑うつ
- 悩みの内容の自由記述
- 婚活をしています。自分から好きになる人はクズだと言われるタイプの方が多く今まで結婚に至っていません。昔から追われる(相手から好意を向けられる)と逃げたくなることがあります。男性が追うような恋愛が付き合う上でうまくいくとよく言いますが、私はうまく行きません。素敵な方に好意を向けられることもあるのですが、私の興味や好意がなかなかむきません。元々愛情の受け止め方が得意ではなくて、甘えられる人も限られています。何を改善したら相手の好意を受け取れるようになるのか、魅力的にみえるのか、婚活がうまくいくのか、が知りたいです。現在はカウンセリングを受けながら失恋を乗り越えたりしています。色んな意見や見方が知りたいです。
自分史はまだありません。
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「恋愛で追われると逃げたくなる。改善策が知りたいです」への回答
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ゆき@78 さん、ご相談をよせてくださりありがとうございます。臨床心理士・公認心理師の小野寺です。
ゆき@78 さんは「現在はカウンセリングを受けながら失恋を乗り越えたりしています」とのことなんですね。今回のご相談である「追われる恋愛について」も恋愛にまつわる事柄ですので、おそらくカウンセリングの中でもすでに話し合われているのではないかと想像します。
「色んな意見や見方が知りたいです」とのことですが、一般的にはカウンセリングを受けている最中に異なるカウンセリングを受けると相談者の方が混乱することが知られています。これをダブルカウンセリングと呼び、できるだけ控えることが推奨されています。
ご希望には沿えずに残念に思われるかもしれませんが、上記の理由からここでの回答は ゆき@78 さんの心情に深く入り込んだ意見や見方を言及することはあえて避けさせていただければと思います。ご理解をお願いいたします。
追われる恋愛になる理由4選
ダブルカウンセリングを避けるべく、ここでは一般的な言及に終始してしまいますが、 ゆき@78 さんの身に起きている可能性について述べさせていただければと思います。
失恋の傷が癒えていない
あり得る一つ目の可能性は、「失恋の傷が癒えていないので、他の人を好きになれない」ということです。
現在 ゆき@78 さんはカウンセリングを受けておられ、そこで「失恋を乗り越えたりしています」とのことです。
「自分に興味を持ってくれた男性に興味を持ちにくく」とのことでしたが、誰かのことを想い続けているのであれば、他の男性を好きになることは難しいのではないでしょうか。
それは極めて普通のことで、改善策や対処を検討するような事柄ではないのかもしれません。
今するべきなのは、新しい恋愛のスタートを切るのではなく、失恋の傷を癒すことなのだろうなと思います。
単にタイプの男性ではない
「今まで自分に興味を持ってくれた男性が、たまたま ゆき@78 さんのタイプではなかった」こともあり得ることです。
タイプではない人にいくら想いを告げられても気持ちが動かないことはとても普通のことです。タイプの人を好きになれないからといって「罪悪感60%」「悲しみ40%」を感じる必要はありません。
既往歴にADHDとありましたね。ADHDの方は好奇心が旺盛で、衝動的なのも影響して初対面でも急速に人との距離を縮められる方が多いそうです。「コミュニケーション能力はあると思う」とのことですから、 ゆき@78 さんもそのタイプなのでしょうか?
もしそうだとすると、普段は消極的な男性でも距離を縮めてくれた ゆき@78 さんに好意を抱きやすくなることは考えられます。ただ、たまたま消極的な男性のことを ゆき@78 さんは恋愛対象としては考えていないのかもしれません。
…という感じで、上記はあくまで「例えば」の話ですが、 ゆき@78 さんの特徴が特定の男性を引き付けるものの、 ゆき@78 さんはその手の男性に異性としては興味がないということは十分にあり得る話だと思われます。
自己肯定感が関係している
「自己肯定感が高くない」可能性もあるかもしれません。
「何故興味を持たれたのかわからない」「昔から追われる(相手から好意を向けられる)と逃げたくなる」との記述から、「どうして自分なんて好きになるのか?」「自分のことをこれ以上知られてしまうと失望されるのではないか?」という気持ちがあるように感じました。
もしそういう気持ちがあるのであれば、それは自己肯定感の低さが関係している可能性もありそうです。
自分が自分のことを肯定できていないからこそ、相手が自分を肯定してくれることを信じられないのでしょう。
仮に「確かに自己肯定感低いかも…」と思われる節があるのでしたら、ぜひココロジーの自己肯定感が低い人専用の高め方4選!も併せてお読みいただければと思います。
報酬が遅延することに不安がある
次もADHDと関係してきますが、「報酬遅延」の障害のために自分に興味を持ってくれた男性に興味を持ちにくいのかもしれません。
「報酬遅延」の障害とはADHDの症状の一つで、ごく簡単に言うと「良い結果がすぐに起きないと我慢できない」ということです。逆に言えば、目の前の刺激に飛びついてしまう傾向のことです。
報酬遅延の観点から言えば(あくまでも比較論で絶対ではないものの)、「付き合う前」と「付き合った後」を比べれば、「付き合う前」の方が「良い結果」はすぐに起きることが多いのではないでしょうか?
付き合う前は「可愛いですね」「素敵です」「好きです」など、褒めてくれる人は多いものです。相手も ゆき@78 さんに好かれたいですから、好意があることをアピールします。
しかし、一度付き合ってしまうとアピールする必要がなくなります(もちろんそれは大いなる誤解なのですが…)。「釣った魚にエサをやらない」という言葉もあるくらい、褒める言葉が減ってしまう傾向は間違いなくあるのです。
この「褒める言葉が減ってしまう」はまさに報酬が遅延された状態であり、ADHDの方にとっては不安になる要因の一つです。
もしかしたら ゆき@78 さんも付き合っているよりも付き合う前の方が報酬が得られるので、その状態の方が心地いいと感じているのかもしれません。
以上、 ゆき@78 さんが自分を追ってくれる男性がいてもなかなか恋愛に進展しない理由として考えられるものを4つほど挙げてみました。
上記は全て可能性です。全く当てはまらないものもあれば、凄く当てはまるものもあるかもしれません。当てはまるものが複数あったかもしれません。ぜひ上記の可能性もカウンセラーと話し合ってみて欲しいと思います。
ゆき@78 さんが望む恋愛の形が見つかるよう応援しております。最後までお読みいただきありがとうございました。