「転職活動で高望みしてしまいます。身の丈にあった人生に満足するにはどうしたらいいでしょうか?」の相談内容詳細
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いまストレスを感じている「出来事」を事実ベースで抜き出してみてね。
「いつ・どこで・誰が・何を」を意識するのがコツだよ。
- 転職活動をしているが、仕事内容に納得して続けられそうな仕事の内定を貰ったにも関わらず断った。
すでに退職は決めているので、このままでは無職になってしまうが、到底受からないような求人や受かっても行かないような会社ばかり受けている。 - 「1」についての「感情」を%で表現してみてね。合計で100%にならなくても大丈夫。直感で書いてみよう。
- 不安80%
怠惰20%
自己嫌悪90% - 「1」について浮かんでいる「考え」を教えてね。
- ・仕事内容に魅力を感じているにも関わらず断ったのは、賃金が高くない仕事に対する自分自身の偏見が原因だと思う。
・すぐに親の意見や友人の仕事(教員・医療職・公務員など)と比べてどうかということで自分の仕事の良し悪しを決めてしまう。
・2度目の転職なので、これ以上失敗できない。そのため、出来るだけ高望みした企業に入りたい。その際、どうしても親や友人の外聞を気にして大手企業を目指してしまう。
・自分自身には発達障害(ADHD)もある上、大した能力が無いのだから、運よくハイレベルなポジションに入れてもうまく仕事を続けていくことは難しいと思う。
・適応障害の既往が何度かある為、カウンセラーには就労支援やリワークも勧められたが、自分自身を受け入れられない。その方が続く仕事を見つけられると言われても、絶対に障害を開示しないで仕事をしたいと思ってしまう。周りに障害を知られて何か言われるかもしれないことに耐えられない。
・偏見を持ったままその仕事に就くことは他の同僚に対して激しく失礼な行為だと思う。
・理想郷が存在しない以上、自分自身の中の偏見をできるだけ無くし、自分の身の程にあった仕事をできるようにならなくてはいけない。しかし、どうしたらいいのかわからない。 - いろんな視点から捉えるために、上記の回答の「別の可能性」を考えてみよう。
- ・私がどう思おうが、世間には偏見がまだ多く残っているのだから、それを考えずにいるのは自分を傷つけかねない無謀だ。
・心の余裕のある生活には金銭が必要だし、友人と遊ぶときにもお金の使い方は関わってくるので、周囲と比べてしまうのも多少は仕方がない。 - いま専門家に聞いてみたいことは?
- 自分の中の偏見や周囲と比較することで作られた価値観を緩めて、周囲に認められる仕事ではなく続けられる仕事を選び、身の丈に合った人生を送ることに満足するためにはどうしたらよいのでしょうか。
- 年齢、性別、職業
- 26歳・会社員
- 既往歴
- 適応障害(2回)、心気症
- 悩みの内容の自由記述
- --- 未回答 ---
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15
反抗期もあり、過保護だった母親との不仲が深刻化した
論理的でなく、癇癪をすぐ起こす姿が大嫌いだった
母は論理的でないと思っているが、強く言われたことは揉めることが面倒で聞いてしまう。
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11
3度目の引越し。現在まで続く親友と出会うが、他の女子からは集団で何度も悪口を言われた。
たった一人でも友達がいればもういい。
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9
再度引っ越し。引越し先で同じクラスの男の子にいじめられた。
机の中にダンゴムシを入れられていた時の恐怖が忘れられない。一生許さない。
自分が嫌われやすいとわかった。
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8
引っ越しのため、初めてできた大親友と別れた。
耐え切れないほど悲しかった。
最後の日、「一人で帰る練習をする」と言って一緒に帰らなかったことを後悔している。友人に強く執着する。
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7
記憶に残っている初めての引越し。
引越し先で上級生からいじめられた。傘で殴られて痛かった。
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6
近所の1つ上の女の子からいじめられた。
木の枝で目を突くと脅されて追いかけ回された。怖い。
人の悪意に敏感になった
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「転職活動で高望みしてしまいます。身の丈にあった人生に満足するにはどうしたらいいでしょうか?」への回答
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ひとつぶ さん、ご相談をよせてくださりありがとうございます。臨床心理士・公認心理師の小野寺です。
ひとつぶ さんはご自身の人生に高望みしているような感覚があり、現状に満足することができていないのですね。
仕事内容に納得していたにもかかわらずその内定を辞退したのはその一例で、「賃金が高くない仕事」であることに満足ができなかったがゆえの選択だったのでしょう。
ひとつぶ さんご自身はそれを「偏見」だと考えておられるのですね。「賃金の高くない仕事は碌な仕事ではない」「評価されない仕事である」といった考えがあるということでしょうか。
確かに偏見と言えば偏見なのかもしれませんね。しかし、私には ひとつぶ さんには「そういう振る舞いをするしかなかった過去」が尾を引いているように見えるのです。
「身の丈にあった人生に満足するためにはどうしたらいいでしょうか」をしっかりと考えていくために、まずは「どうして『身の丈』では人生に満足できないのか」を見ていくことにしたいと思います。
「身の丈の人生」と死の恐怖
どうして ひとつぶ さんは「身の丈」では人生に満足できないのでしょうか。それはきっと対人関係で繰り返し「断絶」を経験したからなのではないでしょうか。多少大げさにお伝えするならば、 ひとつぶ さんは慢性的に「死の恐怖」を感じているのです。
誰だって死は怖いものです。だから常に死をうっすらと感じ続ける人生を否定して「こんな人生はイヤだ」と満足を感じられないのは当然だと思うのです。
唐突な意見に感じたかもしれませんね。私が上記のように考える理由を順を追って説明させてください。
非公開にされているものも含め、自分史に記載してくださったことは全て目を通させていただきました。 ひとつぶ さんは繰り返し「いじめ」や「引っ越し」を経験されていますね。
私が「対人関係で繰り返し「断絶」を経験した」とお伝えしたのは、「いじめ」や「引っ越し」の経験を指しています。このような経験が繰り返されたとしたら、