「予定を詰め込み過ぎてしまうのを、少しずつ良くしていきたい」の相談内容詳細
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いまストレスを感じている「出来事」を事実ベースで抜き出してみてね。
「いつ・どこで・誰が・何を」を意識するのがコツだよ。
- ・いつも自分が休みの日などに予定を詰め込み過ぎてしまう。
・特に、イベント毎ではそれが強くなり、もはや強迫性がある(誕生日、GW、クリスマス、年末年始、お盆など)
・仕事もやり過ぎてしまう(仕事は楽しい) - 「1」についての「感情」を%で表現してみてね。合計で100%にならなくても大丈夫。直感で書いてみよう。
- 不安50%、孤独感30%、活発で居たい20%
- 「1」について浮かんでいる「考え」を教えてね。
- ・外で遊ぶのは好きだけど、それが時々have toで義務感になってきてる
・「休みの日に予定がないなんて人望がない」と人に思われたくない
・仲良い=よく一緒に過ごす人という認識が私の中である
・親友たちとは、よく遊ぶが誘いを断られると私が不安定になる - いろんな視点から捉えるために、上記の回答の「別の可能性」を考えてみよう。
- ・一人旅や1人で過ごすことを居心地よく感じてる人もいる
・私が1人で過ごしてる人に、「休みの日に1人で過ごすなんて可哀想」と思っている
・1人でいる事に居心地の良さを感じていない - いま専門家に聞いてみたいことは?
- 予定を詰め込み過ぎてしまうのをやめたいです。
一人旅や1人で出かける事、家で1人で過ごすことを自分に許して行きたいです。どのようにマインドセットすればいいでしょうか? - 年齢、性別、職業
- 25歳、女性、会社員とフリーランスのデザイナーの兼任
- 既往歴
- 心療内科に一度、5年前に
- 悩みの内容の自由記述
- --- 未回答 ---
自分史はまだありません。
※ プライバシー保護のため、ご質問の一部を編集部で変更している場合がございます。
「予定を詰め込み過ぎてしまうのを、少しずつ良くしていきたい」への回答
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行雲流水 さん、ご相談を寄せていただきありがとうございます。精神保健福祉士の中浦です。
休日や仕事に限らず予定を詰め込みすぎることをなんとかしたいという相談ですね。空白恐怖症なんて言葉をネット上で見たりすることもありますが、生産性を高めることの副作用として、「予定がないのはダメ」とか「何もしないのは時間のムダ」のように考えてしまう人も一定数いるのではないかと思います。
「詰め込むことを良し」としている人には、火を起こすための薪のくべ方の例えが私のお気に入りです。薪で火を起こすためには適度な隙間を作り、そこに空気を入れてあげる必要があります。人も同じですよね。少しのゆとりを作ってあげることは、生産性やクリエイティビティだけでなく、健康的に生活をするためにはごく自然なことのように感じます。ましてや 行雲流水 さんは会社員とフリーデザイナーの兼業なので、効果的に燃焼するためには適切な隙間が重要でしょう。
でも、今回 行雲流水 さんの相談内容を繰り返し読み返す中で、 行雲流水 さんの問題はそこではないんだと感じています。 行雲流水 さんは「予定を詰め込みすぎるのをやめたい」と考えているので、すでに隙間の必要性を感じていることになります。
「必要と感じているけどうまくできない」。この理由には、 行雲流水 さんが「一人でいること」に対する認識に混乱があることがポイントになるのではないかと感じています。つまり、今回の 行雲流水 さんの状況は、タイトルにある「予定を詰め込みすぎる」ことではなく「一人でいられない」と考えることが、問題の解決に至る道になるのではないかと感じているんです。
問題は「知ること」で解決する
相談内容を拝見すると、 行雲流水 さんもご自身が予定を詰め込み過ぎてしまう背景には「一人でいること」に対して否定的なイメージがあるのに気づかれていますね。「一人でいること」に関する記述を抜粋してみます。
・「休みの日に予定がないなんて人望がない」と人に思われたくない
・仲良い=よく一緒に過ごす人という認識が私の中である
・親友たちとは、よく遊ぶが誘いを断られると私が不安定になる
・一人旅や1人で過ごすことを居心地よく感じてる人もいる
・私が1人で過ごしてる人に、「休みの日に1人で過ごすなんて可哀想」と思っている
・1人でいる事に居心地の良さを感じていない
・一人旅や1人で出かける事、家で1人で過ごすことを自分に許して行きたいです。どれも一人でいることに対して何かしらネガティブな印象があるのがわかると思いますが、その印象をもっと端的に抽出すると、 行雲流水 さんが「一人でいること」に複数の認識があるのが見えてきます。
一人でいるのは…
・人望がない
・不安定になる
・可哀想
・居心地が悪い
・許せないいかがですか?「一人でいられない」といっても、その理由はいくつかありそうですね。
空白恐怖と「ひとりで過ごすこと」についての研究では、以下の2つの背景が示唆されています。 (*1)