「自己否定と対人恐怖が強過ぎて仕事を見つけられない」の相談内容詳細
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いまストレスを感じている「出来事」を事実ベースで抜き出してみてね。
「いつ・どこで・誰が・何を」を意識するのがコツだよ。
- ・自己否定感が強く、職探しのための自己分析に難がある。
・知らぬ人と対面で自分の口を使い話すことがとにかく怖く、考えなければよいのに考えてしまい、それだけで身体が勝手に動き叫ぶほど嫌で、職安にも行けない。 - 「1」についての「感情」を%で表現してみてね。合計で100%にならなくても大丈夫。直感で書いてみよう。
- 焦燥感70%、困惑20%、諦め?10%
- 「1」について浮かんでいる「考え」を教えてね。
- 「やりたくないこと」基準では仕事が見つからないため、「やれること」を探しているが上手くいかない。
「やりたいこと」はいくつかあるが、仕事にして義務感を持ってはやりたくないし、仕事として成り立つ(=継続でき、対価を得てもよい)ものではないので、それは基準にはしていない。
スキル・資格は無く、努力が嫌いで継続ができないため取得に向け勉学に励むこともない。「『仕事を見つけたいなら努力不可欠とはわかっているものの、ただ面倒がっているだけ』とわかっているのにやらないところがよくない」ことをわかっているからというマインドが嫌い。
自己分析によくある「過去に励んだこと」は通学や仕事(バイト)だがそこから学んだ何かしらは無く、学歴のため・給料のためにやっただけ。
「達成したこと」はゲーム内キャラクターのLv.を最大値にしたことで、「嬉しかったこと」は即売会に行けたこと。
「なりたい将来像」はできるだけ早く苦しくなく痛くない方法で亡くなること。
自己分析の質問で聞きたいことは上記のようなことではないとは理解はできるが、その実何もできたことがないので思いつかない。
こういったことを職業探しのプロ(職安)にでも聞けば進むかもしれないが、「1」項の通り初対面で話すことがとにかく怖いので、職安に行けない。 - いろんな視点から捉えるために、上記の回答の「別の可能性」を考えてみよう。
- 結局選り好みしているだけで、贅沢な悩み。つらいも苦しいも当たり前に降りかかるもので、逃げていることをなんでもいいから理由付けしたいことが原因。
選ばなければ低学歴でも仕事はあるのだから、やればよい。恐怖は行動を止める理由にはならない。 - いま専門家に聞いてみたいことは?
- 以下3点。
・必ずしも自己肯定感なるものをあげる必要はないとはわかっているが、こうも何もないと自己PRもできず(やるつもりもないが)面接もできない。どうにかして自分で認められる「自分の長所」は見つけられないか。
・たとえ対人恐怖症として診断を受けられても神経症のために手帳は貰えないことは調べてわかったが、人との対面に極度の恐怖心を持つ者が仕事に就くにはどうすればよいか。
・前項と矛盾するところもあるが、恐怖を言い訳に使わず、職安に行くなど行動に移すにはどうすればよいか。 - 年齢、性別、職業
- 20代前半、無職(短時間勤務経験有)
- 既往歴
- パニック障害、自律神経失調症
- 悩みの内容の自由記述
- 在学中にパニック障害を発症。
卒業後、パートタイマーとして勤務していたが次第に人と接することが苦しくなり、業務上生ずる耐え難いことも重なり退職。
電話応対はしたくなく、嫌っているのは就職前から。パニックを発症する前か後かはわからない。
引越しに伴い近くの診療所を探しに電話をするときも親についてもらい数時間かけてした。
過去に担任から「逃げ癖がある」との指摘をされて以来、誰からも言われていないのに「逃げているだけだ」と責め立てている。逃げることが悉く全て悪だとは微塵も思っていないが、逃げるべきところではないのでこの場合の回避行動としての逃げは悪だと考える。
腰のあたりがむずむずして振り払わずにいられないし、叫びたくなったり破壊衝動に駆られたりすることがよくあり、やってしまえばすっきりはする。よく知らない人と対面することを考えるとその状態が顕著になる。寝る前にも出ることがある。
自分史はまだありません。
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「自己否定と対人恐怖が強過ぎて仕事を見つけられない」への回答
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水谷 さん、ご相談をよせてくださりありがとうございます。臨床心理士・公認心理師の小野寺です。
「自己否定と対人恐怖が強過ぎて仕事を見つけられない」とのお悩みですね。「自分」も「他人」も生きていく上で必ず付き合っていかなければならない存在ですから、これらに対してネガティブな思いがあるとなかなかしんどい気持ちを抱えておられることと想像します。上記お困りに関して【聞いてみたいこと】が3点あるのですね。要約するとこんな感じでしょうか。
①「自分の長所」は見つけられないか。
②極度の恐怖心を持つ者が仕事に就くにはどうすればよいか。
③職安に行くなど行動に移すにはどうすればよいか。上記3つに関してそれぞれ検討していきましょう。
短所を見つける
長所を見つけるために、まずは短所を見つけるとよいかもしれません。
「何を言っているんだ」と思われたかもしれませんね。ですが、どうしても長所が見つからないとき、短所をまず考えるのはとても有効なのです。短所が見つかれば、あとはそれを