「衝動的に退職してしまったことをいつまでも後悔してしまいます。」の相談内容詳細
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いまストレスを感じている「出来事」を事実ベースで抜き出してみてね。
「いつ・どこで・誰が・何を」を意識するのがコツだよ。
- 衝動的に仕事を辞めてしまったことをとても後悔しており、毎日自分を責めてしまい辛いです。
前の仕事(正社員)をしていた頃はストレスがマックスで、辞めて起業をしてやる!と大きな気持ちになり、辞めた後に起業のための活動をしましたがうまく行かず、そのストレスのためか急にパニックのような症状を起こして精神科に入院。結局双極性障害の診断がつき、現在治療中です。家族にも迷惑をかけ、収入は激減してしまいお金の不安もあります。今のパートは仕事内容もあまり興味が持てず、前の仕事と同じ仕事に戻りたいです。前の仕事を続けていてもストレスでどうにかなっていたかもと思いますが、今となっては元職場の良かったところばかり思い出してしまいます。双極性障害の症状も出ていたせいかと思いますが、先のことも考えず子供もいるのに安易に仕事を辞めてしまった自分情けないです。 - 「1」についての「感情」を%で表現してみてね。合計で100%にならなくても大丈夫。直感で書いてみよう。
- 後悔80%不安80%
罪悪感80%情けなさ80% - 「1」について浮かんでいる「考え」を教えてね。
- 生活のためにみんな我慢して仕事をしているのに、自分は我慢できずに安易に辞めてしまい情けない。
働いていた時は嫌で仕方なかったことがたくさんあり、休日も少なく体にも負担がかかっていたが、辞めた後になって、実は自分にはとても条件が合っていた職場のいいところばかり思い出される。
今はうつの症状もありいつもくよくよと過去のことを考えて自分を責めてしまう。
辞めていなければ起業がうまくいかないという強いストレスがかかることなく双極性障害を発症しなかったかもしれない。
辞める前に夫が止めてくれれば良かったのにと人のせいにしたくなる。夫は「あなたの性格では止めても聞かなかったから無意味」と言われる。辞めたことを責められたことはない。
自分のせいで家計が苦しくなり家族に迷惑をかけている。貧困妄想のような感じで、生活が立ちいかなくなる不安がある。 - いろんな視点から捉えるために、上記の回答の「別の可能性」を考えてみよう。
- 双極性障害の診断がついたことで、自分の体調に気をつけて生きないといけないことがわかった。
元職場に居続けても何かしらの病気を発症していたかもしれない。(実際抗うつ薬を飲みながら働いていた)
元職場の恵まれていたところ、いいところがわかった(今は離れていて美化されているだけかもしれませんが…)
自分の考え方の偏り(嫌なことにフォーカスしすぎてしまうところ)がよくわかった。 - いま専門家に聞いてみたいことは?
- いつまでも過去を振り返り自分を責めることを辞めたいです。仕事はどこでやるにしても辛い面があると思いますが、オンオフの切り替えが苦手です。考え方の偏りを治したいです。双極性障害を抱えたまま、復帰してまた正社員で働くことができるでしょうか?
- 年齢、性別、職業
- 40歳女性パート
- 既往歴
- 産後うつ
双極性障害 - 悩みの内容の自由記述
- --- 未回答 ---
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35
前の職場に入職
今度こそうまくやりたい
その後5年フルタイムで働き自信につながった
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34
産後うつ
パニックを起こし精神病院に入院
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28
就職
仕事と職場になかなかなじめず10ヶ月で退職
1年も働かなかったことが強いコンプレックスになる
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18
厳格な父に育てられる
自分の気持ちは理解してもらえない
働かなければ価値がない
何かできない自分には価値がないという価値観が育った気がする
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「衝動的に退職してしまったことをいつまでも後悔してしまいます。」への回答
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cocoron さん、ご相談をよせてくださりありがとうございます。臨床心理士・公認心理師の小野寺です。
ストレスや起業のアイデアがあったこともあり、勢いで正社員の仕事を辞めてしまったものの起業への活動がうまくいかなかったことで、「退職」を選んだ過去の選択を今でも強く悔いるようになっておられるのですね。
双極性障害の症状ゆえの選択だったかもしれないことも、その後悔を強めているように思います。ご自身の選択というより、病気に決められてしまった、との感覚もあるのではないでしょうか。
このような状況であれば、つい自分を責めてしまいますよね。どのようにすれば、少しでもそんな自責感を減らすことができるのか、一緒に考えていければと思います。
また「双極性障害を抱えたまま、復帰してまた正社員で働くことができるのか?」もお知りになりたいとのことですね。
上記2点について考えていきましょう。順番が前後しますが、まず「双極性障害を抱えたまま、復帰してまた正社員で働くことができるのか?」についてですが、結論から述べると「可能は可能」です。双極性障害を持っていても、立派に働いておられる方はたくさんいらっしゃいますよ。
ただ、はたして cocoron さんが正社員として働けるかどうかはハッキリとはわかりません。というのも、症状の重さや職種、職場の理解度などによっても大きく変わってくるからです。
今回のご相談内容からだけでは、 cocoron さんの症状の重さや正社員として勤めたい職種や職場環境がわからないので断言ができず申し訳ありません。
とはいうものの、症状を落ち着かせることが正社員として働くためには必須の条件になることは間違いがないですね。
一つ目のご相談である「少しでもそんな自責感を減らすこと」は症状を落ち着かせることにも如実に関係してくるかと思います。ですから、以降はこの一つ目のご相談である「いつまでも過去を振り返り自分を責めることを辞めたい」をメインにして考えていきたいと思います。結果的に、二つ目のご相談の実現可能性を高めてくれるはずです。
さて、「少しでもそんな自責感を減らすこと」を実現させるためにまず第一にお伝えしたいのは、