自信や芯がなく、指摘されると泣いてしまう。他人と心地よい距離感や関係性を築くにはどうすればいいのか?

2022.12.10 Sat

「自信や芯がなく、指摘されると泣いてしまう。他人と心地よい距離感や関係性を築くにはどうすればいいのか?」の相談内容詳細

相談者
相談者 ひつじ
いまストレスを感じている「出来事」を事実ベースで抜き出してみてね。
「いつ・どこで・誰が・何を」を意識するのがコツだよ。
とにかく自分に自信がなく、職場・自宅関係なく、常に他人の顔色・周りの空気ばかり伺っている。 
職場では、自分の意見や考えで動くが、他人に指摘をされたり、意見を貰えるとすぐにその意見に変えたり、芯がない。
心がいっぱいの時には、泣き出してしまう。そんな自分を責め、気持ちの切り替えも数日引きずったりと時間が掛る。
職場は、周りもみんな忙しく困っていても相談しづらい。又、相手の様子を伺い、タイミングを逃し、相手から声を掛けてもらうことが多い。
数年勤めているのに、周りに頼ってばかりいる自分に嫌気が差す。
「1」についての「感情」を%で表現してみてね。合計で100%にならなくても大丈夫。直感で書いてみよう。
不安・焦燥感70%
申し訳なさ50%
見放され・見捨てられないか・呆れられないか60%
自責・自己嫌悪55%
「1」について浮かんでいる「考え」を教えてね。
自分のすることに、とにかく自信がない。常に他人と比べ、自分を追い込んでしまう。
何事にも受け身で周りのせいにする自分にイラつく
完璧主義な所があり、自分の考えの中にある仕事は自分でやりたい!と無理をし、抱えきれず自爆してしまう。
他人から意見・指摘を貰えると自分の考え・気持ちに関係なく、他人の意見に変えてしまう。
泣き出した時も、指摘されたのが嫌なのではなく、そこまでに至らなかった自分へのイラつきから涙が溢れる。相手に申し訳ないし次からアドバイスを貰えないのかと不安になる。又、相手も気を遣ってしまい、自分のせいだ距離を置かれてしまったと全てが嫌になってしまう。
相談する時も相手の時間を奪っている事に申し訳ない気持ちでいっぱいになる。溜め込み、重くなったものを相手に話すので、相手の負担になっていないか、迷惑をかけてる申し訳なさで、いっぱいになる。自分の事で一杯いっぱいなのに、それを客観視している自分もいる。
褒められても、お世辞と思い素直に受け取れない。
他人との関係が悪くならないように、会話をする時も求めている事を言ったり、自分の本音は言わないようにしている。
複数人での会話では、波風が立たないよう、中立でいるようにしてる。その為、どこにも属さずに宙ぶらりんで、気軽に話せる人がいない。
幼い頃から、周りの空気には常に敏感。家庭環境も気を遣い先回りして動かないといけない事が多かった。
いろんな視点から捉えるために、上記の回答の「別の可能性」を考えてみよう。
自分が気を遣われるのは、周りへ必要以上に気を遣いすぎているのかもしれない。
周りに頼ることで、話しやすさや距離を詰めることへのきっかけになるかもしれない。自分にはない、アイディアが貰えるかもしれない。
中立でいることは、集団の中で自分を守ることにもつながるかも。双方の意見も先入観なくを聞くことができるかも。
相手の求めている事や同調をすることで、相手は言いたいことを吐き出せているかも。自分は色々な考え方に触れられる。
自分でやってみたいは、自分の可能性も広げられるかも、限界も知ることができる。
先回りは、様々なことへ、アンテナを張り、危険回避とかにもつながるかも。
自分のことでいっぱいながらも、冷静でいる自分もいること。
他人の意見を優先しがちなのは、それだけ相手に寄り添えている、柔軟な考え方が持てているかも。
いま専門家に聞いてみたいことは?
指摘・意見を貰ったときに、泣いてしまうのは、自分の至らなさからで、大人だし、勘違いもされるので、やめたいです。
他人の顔色ばかり気になり、自信も芯もない自分に嫌気が差します。
感情の波が大きく動くので、受け入れつつその波を小さくしていきたいです。
このままだと、自分が信頼している人からも呆れられ、見捨てられそうで怖いです。
人との心地よい距離感、関係性を築くはどうすればいいでしょうか?
年齢、性別、職業
24歳 女性 会社員(勤続4年)
既往歴
--- 未回答 ---
悩みの内容の自由記述
とにかく自信がないです。
周りに気を遣いすぎて、距離を置かれている気がしてならないです。
社会人として、人前で泣くのだけは止めたいです。
去年から今年に掛け、自分で仕事を回すことが増える。今年に入り、寝言で仕事に関係することを言っていることが増えた。
以前まで趣味としていた事をする余裕がなく、休日はスマホを見たりゴロゴロして過ごしてしまう。
心がいっぱいの時は、出勤前や職場へ向かう途中で仕事の事を考えると涙が溢れることがある。
都合が悪いと、周り(人・環境)のせいにする自分が嫌すぎる。
相談者 ひつじ さんの自分史

自分史はまだありません。

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「自信や芯がなく、指摘されると泣いてしまう。他人と心地よい距離感や関係性を築くにはどうすればいいのか?」への回答

  • 回答したカウンセラー

    小野寺 リヒト

    臨床心理士/公認心理師 小野寺 リヒト

    ひつじ さん、ご相談をよせてくださりありがとうございます。臨床心理士・公認心理師の小野寺です。

    自信や芯がなく、そんな自分に嫌気がさしているのですね。特に仕事先で何やら指摘をされると自分の意見がすぐに変わってしまうときにそう感じることもあると思います。その思いがなかなかにストレスで、最近では寝言でも仕事に関することを言うようになるほど、毎日辛い思いをなさっているのですね。

    「本音は言わないようにしている」「気軽に話せる人がいない」とのことですから、この件を誰かにちゃんとご相談出来たのは初めてでしょうか? もしそうだとしたら、よく勇気を振り絞ってくださいましたね。ありがとうございました。

    さて、まずは私が ひつじ さんのご相談内容を読んでまず感じたことからお伝えさせてください。それは「芯がないなんて、何て素敵な人なんだ」ということです。

    驚きましたか? 別にこれはお世辞でもなければ嫌味でもなく、ましてや適当にあしらっているのでもありません。本気でそう思ってるんです。

    ひつじ さんは「芯がないこと」をネガティブなことだと思っていませんか? だとしたらとんでもない。それはもったいないことです。

    ひつじ さんは「芯がない」からこそ、周囲に優しくできているのだろうと思います。 ひつじ さんは空気を読むことができます。相手の意見を素直に取り入れることもできています。相手の求めていることを言うことも、波風が立たないように振舞うこともできています。これらは全て芯がないからこそできる優しさだと思うのです。少なくとも私にはそう見えています。

    ただ、そうは言ってもきっと ひつじ さんは「褒められても、お世辞と思い素直に受け取れない」かもしれませんね。

    だから、決してお世辞で言っているのではないことをわかっていただきたいので、「せっかく ひつじ さんには『芯がない』良さがあるにもかかわらず、どうしてそれを活かしきれず、辛さにつながっているのか?」についても述べていきたいと思います。お世辞という表面的な思いであれば絶対にこんな踏み込んだ話はできないはずです。どうか、お世辞で褒めたのではないことを信じてくださいね。

    さて、ではどうして現状の ひつじ さんには「芯がない」良い側面を有していながら、気持ちとしてはしんどくなっているのでしょうか?

    それは「芯のなさを自分に用いていないから」だと思います。おそらく複数の要因が絡んでいるかと思いますが、もっとも大きな要因はこれだと思うのです。

    芯がない ひつじ さんは、他人のことであれば「そういう意見もあるよね」「なるほど、こっちの意見もあるか」と柔軟に受け入れることができるのではないでしょうか。しかし、どういうわけか、これが自分事となると「○○でなければならない」と硬直化してしまい、柔軟性がなくなってしまうようです。

    「泣いてしまうのは、自分の至らなさから」(泣いてはいけない)
    「他人の顔色ばかり気になり、自信も芯もない自分はダメだ」(もっとしっかりしなければならない)
    「完璧主義」(何事も完璧でなければならない)
    「何事にも受け身」(受け身ではいけない)

    どうでしょう? こんな感じで、 ひつじ さんは自分のことになると途端に厳しくなってしまう。そんな風に私には思えます。

    ひつじ さん。 ひつじ さんが向き合うべきは「【他人】と心地よい距離感や関係性を築くにはどうすればいいのか?」ではなく、「【自分】と心地よい距離感を関係性を築くにはどうすればいいか?」ではないでしょうか?

    「とにかく自信がないです」と記載されていますが、他人に目を向けている限り、自信はつかないからです。

    確かに他人よりも優れている側面に気づければ、自信に似た感情を得ることはできます。「私の方が仕事で評価された」「あの人よりも自分の方が営業成績がいい」などと思えたとき、嬉しくなるのが人の性ですよね。でもこれは偽物の自信です。偽物の自信を本物の自信と区別するために、ここでは「優越感」と呼んでおきましょうか。

    優越感と自信はとてもよく似ているので、「自信をつけたい」と思う人も、つい騙されて優越感を求めてしまうことがとても多いのです。

    だから、必死で他人との競争に勝とうとします。詳細はわかりませんが、「常に他人と比べ、自分を追い込んでしまう」と記載がありますから、 ひつじ さんもつい人と比べてしまっているようですね。

    人と比べること自体が悪いわけではありません。つい人と比べてしまうことは本能的に仕方がないことですし、比べることで「なにくそ」と頑張ること、成長することがあるのも事実です。

    問題は、人との比較で勝つことで得られるものを「自信」とはき違えちゃうこと。人と比べても絶対に「自信」は得ることはできません。断言します。人と比べても「自信」なんかこれっぽっちもつきません。ちょっともったいぶっちゃいますが、断言できる理由は後述しますので、まずは「できない」ことを知っていてくださいね。

    「優越感」と「自信」をはき違えることの最大のリスクは、「劣等感」が刺激されることです。「劣等感」は「優越感」の反対の感情ですね。つまり「人よりも劣っている」との感覚です。「優越感」と「自信」をはき違えてしまうと、人と競争して「自信をつけよう」と頑張りますが、そこで自信がつかないと「自分は人よりも劣っている」と劣等感を感じるようになるのです。

    そして、この負のループに陥ると、ほぼ間違いなく、「劣等感があること」を「自信がないこと」とはき違えちゃいます。

    私が言いたいことがうまく伝わっていればいいのですが。要は ひつじ さんはせっかく「芯がない」という良いものを持っているのにもかかわらず、それを【自分】に向けていないように思われるのです。そして、人と比べることで感じている「劣等感」を「自信がない」とはき違えてしまっただけなのではないでしょうか。

    自信をつけたければ、逆のことをしましょう。人と比べるよりも、「芯がない」のを自分に対して用いてあげてみてください。こうやって自分と向き合っていくと、いつのまにか自信がついている自分に気づくと思います。

    もったいつけて黙っていた「人と比べても絶対に『自信』は得ることができない」理由について、そろそろお話します。

    「自信」という字をよーく見てみてください。「自分を信じる」と書きます。この文字に「他人」は含まれていませんし、含む必要がないのです。自分が自分を信じることができれば、必ず自信につながります。人と比べる必要は一切なかったのです。

    問題は「どうしたら自分を信じられるか?」。ここですよね。

    でも、考え方は案外簡単で、「自分はどんな人のことなら信じられるのか?」と考えれば答えは出てきそうです。

    私たちは、行動に嘘がない人のことを信じられるようです。「あの人がこう言うなら、こうするだろう」と行動にまとまりがあるとでも言いましょうか。要は「約束を守る人」を私たちは信じるのです。

    ここから分かるのは「自信をつけようと思ったら、自分との約束を守る必要がある」ということではないでしょうか。

    守れない約束を立てても守れないですから自信はつきません。だから、守れる約束を立てるのが自信をつけるコツです。自分の持ち味を活かすのが最もやさしいでしょう。

    そこで活きてくるのが「芯がない」です。これは ひつじ さんこそが活かせる約束になり得ると思います。

    「芯がない」との言い方に違和感があるのなら、呼び方は変えてしまっても問題はありません。「優しい」でも「柔軟性がある」でも「中立的」でも「多様な価値観を尊重できる」でも。私が ひつじ さんのことを「芯がないなんて、何て素敵な人なんだ」とお伝えしたのは、このように多様な読み替えができる素晴らしい特徴を ひつじ さんは有しているように思えたからです。

    さて、 ひつじ さん。どんな自分になりたいですか? どんな自分になるんだ!と自分に約束しますか? 

    「人に優しい気持ちで接することができる自分になりたい」
    「マイノリティや弱者の立場の人に対しても偏見なく接っせられる自分になりたい」

    自分にぴったりくる「こうなりたい」を見つけて、見つけたら日々そんな自分に近づくように、何か具体的な行動を起こしてみてください。そして自分に「自分との約束守っているよ」と知らせてあげてください。

    優しい気持ちで接するとの約束を守るなら、イメージの中で(よく漫画の中で使われる描写のように)自分の目をハートにして相手に向き合い、相手に共感的な態度を示すといいかもしれません。

    マイノリティや弱者の方にも偏見なく接する約束を守るなら、まずはそういった属性を持っておられる方々主催のセミナーに参加してみてもいいかもしれません。

    ここに挙げたのはあくまでも一例です。 ひつじ さんなりの「自分との約束」を立ててみてくださいね。

    最後に大事なポイントをまとめていきます。

    ・「優越感」そしてそれの裏返しである「劣等感」と、自信のあるなしはまったく別の事柄です。

    ・今回 ひつじ さんは「自信をつけよう」として優越感を得るための方法を試し、それがうまくいかなかった結果、劣等感を抱いた可能性があります。そして劣等感を「自信がない」とはき違えていたようです。

    ・でも本当は「芯がない」という、自信の種になるはずのものをすでに ひつじ さんは持っています。

    ・人と比べなくてもいいのです。自分の中にある「こうなりたい」という約束を守っていくことさえできれば、自信につながっていきます。「こうなりたい」を実現する最初の一歩として、すでに持っている「芯がない」を活用するのはとても理にかなっていると思います。

    ひつじ さんのご相談内容の中に「家庭環境も気を遣い先回りして動かないといけない事が多かった」とありました。きっと書ききれないほど過去にも辛い思いをなさったのだろうと想像します。そしてそんな過去の体験が、 ひつじ さんが自分を「芯がない」と感じるきっかけになったのかもしれません。

    でもその「芯がない」はきっと ひつじ さんを守ってくれていたのではないでしょうか。「芯がない」ことで自分よりも家庭を優先せざるを得なかった。でもそのことで、例えば他の誰かが不機嫌になることがなくなり、結果として自分が酷い目にあうことから免れていたのかも。

    だとすると、「芯がない」は決して ひつじ さんの敵ではありません。最初は違和感があるかもしれませんが、味方につけて ひつじ さんの自信をつけるのに役立てていってくださいね。

    この回答が、少しでも ひつじ さんのお役に立てていれば幸いです。

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