肉体関係があった相手に言われたことが忘れられません。どうしたら忘れられるでしょうか。

2022.11.24 Thu

「肉体関係があった相手に言われたことが忘れられません。どうしたら忘れられるでしょうか。」の相談内容詳細

相談者
相談者 yui
いまストレスを感じている「出来事」を事実ベースで抜き出してみてね。
「いつ・どこで・誰が・何を」を意識するのがコツだよ。
1年ほど前、1年間くらい肉体関係があった人と関係を解消した。理由は私の前で女性の話をしてくることが多かったから。
1年間のうちに何度か「元彼女がかわいい」や「これまでこんな女の子と遊んできた」といったことを私に話してくることがあった。
最後に会った日に「俺は他にも好きな人がたくさんいる」と私に言ってきたことが関係を解消する決め手になった。

「こんなこと(上記のようなこと)を言われて嫌だった。信じられない。もう連絡も取りたくない」とこちらから連絡した後、向こうからは何も返信がなかった。
「1」についての「感情」を%で表現してみてね。合計で100%にならなくても大丈夫。直感で書いてみよう。
悲しさ30%、悔しさ50%、理解できない気持ち20%
「1」について浮かんでいる「考え」を教えてね。
一緒にいる時に、どうして相手が嫌がることを言う(言った)のか理解できない。遊びだって割り切っていたし、ただ楽しく時間を過ごしたかっただけなのに。

他の男性に嫌なことを言われても、すぐ忘れることができていたのに、1年も経っても心にわだかまりが残っていて苦しい。

こちらが連絡した後、相手からは何も返信がなかったことも、今までずっと引きずっている(ずっと悔しい思いをしている)原因になっている気がする。
いろんな視点から捉えるために、上記の回答の「別の可能性」を考えてみよう。
嫉妬させたかったのかもしれない。関係を持つ5年ぐらい前には、相手の男は一度私に振られていたから仕返しだったのかもしれない。
いま専門家に聞いてみたいことは?
全てを忘れることは無理だとは思っているのですが、徐々に忘れられるようにしたいです。どうしたら悔しさや悲しさを忘れることができるでしょうか。
年齢、性別、職業
28歳、女、公務員
既往歴
なし
悩みの内容の自由記述
--- 未回答 ---
相談者 yui さんの自分史

自分史はまだありません。

※ プライバシー保護のため、ご質問の一部を編集部で変更している場合がございます。

「肉体関係があった相手に言われたことが忘れられません。どうしたら忘れられるでしょうか。」への回答

  • 回答したカウンセラー

    小野寺 リヒト

    臨床心理士/公認心理師 小野寺 リヒト

    yui さん、ご相談をよせてくださりありがとうございます。臨床心理士・公認心理師の小野寺です。

    過去に関係のあった男性のことが一年近く経っているのに忘れられないので、どうしたら忘れられるのか、とお悩みなのですね。他の男性から酷いことを言われてもそれほど気にならなかったのに、この男性に言われたことはずっと引っかかっていることも、 yui さんにとっては気になっているところかと思います。

    さて、どうしたらこの男性のことを忘れることができるのでしょうか。 yui さんのおっしゃる通り、全てを忘れることは難しいかもしれませんが、せめて少しずつ忘れられるようにしたいですよね。

    yui さんの場合、単に男性のことを思い出さなくなるだけではなく、悔しさ(50%)や悲しさ(30%)も極力感じないようにしていくことも求めておられるように思います。少しでも yui さんの心の苦しさが緩和できないか、一緒に考えたいと思います。

    yui さんが辛い思いを忘れるためにできることとして、ここでは二つの作業をご提案させていただければと思います。
    一つが「自分は彼に何を求めていたのかを整理すること」、そしてもう一つが「その関係にけじめをつけること」です。

    一つずつ解説していきますので、お付き合いくださいね。


    まず一つ目の「自分は彼に何を求めていたのかを整理すること」です。
    yui さんのご相談を拝読し、私が気になったことは「 yui さんにとって彼はどういう存在だったのだろうか?」でした。

    記載には「肉体関係があった人」とありましたが、はたしてこの方は yui さんにとってどれほど大事な人だったのでしょうか? 「遊びだって割り切っていた」との記載もあれば、「他にも好きな人がたくさんいる」などの発言を言われて嫌だったとの記述もあります。 yui さんにとって、彼は遊びだったのでしょうか? それとも記載がないだけで、心の底から愛する人だったのでしょうか?

    どうしてここを整理する必要があるのかというと、 yui さんにとって彼がどのような存在だったのかによって彼のことを忘れられない理由も変わってくるし、対応も変わってくるように思うからです。

    例えば「遊び相手」であったなら、忘れられない理由は「彼ほど都合の良い相手はいなかった」や「身体の相性が良かった」などとなるかもしれません。あるいは「自分の方が相手よりも優位な立場に立っていたはずなのに(過去に一度振った男なのに)、気が付いたら自分の方が酷いことをされて傷つく立場になってしまった。だから自分を傷つけた相手にその傷を修復してほしい」といった「埋め合わせして欲しい気持ち」がある可能性もあります。


    一方「愛する人」であったなら、忘れられない理由は「この想いを伝えられなかった」や「彼も私と同じように思ってくれていると思っていた。だから『もう連絡も取りたくない』といえば自分だけを見てくれるようになると思っていた。なのにそうじゃなかったのが辛い」になるかもしれません。


    yui さんは、彼に何を求めていたのでしょうか? 一度ここを明確化するために、彼への想いを整理してみるのはいかがでしょうか。


    次は二つ目の「その関係にけじめをつけること」についてです。
    「自分は彼に何を求めていたのか」が整理できれば、その整理に基づいて「その関係にけじめをつけること」が徐々に彼への思いを忘れることにつながっていくでしょう。

    心理学には「ツァイガルニク効果」と呼ばれる心理現象があることが知られています。「ツァイガルニク効果」とは、完結した事象よりも、途中の事象の方がより記憶に残る現象のことを言います。

    私の話になり恐縮ですが、ある日突然あるwebマンガのことを思い出し「そういえばあのマンガ最近読んでないからまた読み進めようかな」と思ってアプリを開いたことがあります。すると自分でもびっくりしたのですが、何とそのマンガの最終話を読んだ履歴があったのです。いぶかしがりながら最終話を読み返してみたのですが、なるほど確かに読んだ記憶が蘇ってきました…。

    不思議ですが、これこそがツァイガルニク効果です。人は完結した話は案外簡単に忘れてしまう生き物なのですね。 yui さんにも「最後まで観たはずなのにどうしてもラストが思い出せない」という映画が一つくらいはあるかもしれません。

    「こちらが連絡した後、相手からは何も返信がなかったことも、今までずっと引きずっている原因になっている気がする」と記載されておられましたが、これはまさに「ツァイガルニク効果」によるものと考えて差し支えないかと思います。

    であるならば、彼への思いを忘れるためには、彼との関係を終わりにする必要があるでしょう。それが「その関係にけじめをつけること」の真意です。

    このように書くと「いや、もう彼とは連絡を取っていないのだから関係は終わっている」と思うかもしれませんね。

    しかし、 yui さんの彼への想いが宙ぶらりんになっている状態が継続しているのは紛れもない事実だと思います。だからこそ今でも悔しい思いをしていらっしゃるのではないかと想像します。

    yui さんにとって彼が「遊び相手」なのであれば、またこちらから連絡を取っても問題はない、との考えもあっていいしょう。お互いがまだ未婚なのであれば、気軽に会いたいときに会える人と遊ぶのは何の問題もありません。これをきっかけにまた遊び相手として復活するのなら、それはそれでOKです。

    しかし、こちらから連絡をしても返事が来なければ、また yui さんはそのことで傷を負ってしまうかもしれません。だから、「連絡を取るのは怖い」と思う気持ちがあったとしても不思議ではありません。少しでもそんな不安があるのなら、無理して連絡を取る必要はありません。たとえ連絡を取らなくても関係性にけじめをつけることはできるのです。

    ただし、連絡を取らず関係性にけじめをつけるためには、自分の気持ちに向き合う必要があります。 yui さんはどうして他の男性からなら嫌なことを言われてもすぐ忘れることができていたのに、今回の男性の言葉はこれほどの傷になってしまったのでしょうか。ここを考える必要がありそうです。

    この例えはあまり適切ではないかもしれませんが、「飼い犬に手を嚙まれる」といった言葉があります。ご存じの通り、信頼していた人に裏切られた様子を表す言葉です。 yui さんが今回の男性の言葉に深い傷を負ったのは、「飼い犬に手を嚙まれたから」ではないでしょうか。

    というのも、 yui さんはこの男性を過去に一度振っています。心理的な思いとしては yui さんは男性よりも少し優位な立場にいたのかもしれません。先ほどの例えで言えば、 yui さんが飼い主で男性が飼い犬です。

    だからこそ yui さんは男性から「元彼女がかわいい」「これまでこんな女の子と遊んできた」「俺は他にも好きな人がたくさんいる」と言われたことは、きっと yui さんにとっては飼い犬に手を嚙まれるような体験だったことでしょう。だから、信じられないし、理解できなかったのだろうと思います。

    遊び相手との関係にも関わらず yui さんが一年近く悔しい思いや悲しさを抱き続けているのは、噛まれた傷が化膿しているからだと言えそうです。
    だとするならば、まずはしっかりと「自分は飼い犬に裏切られたような気持ちなんだ」と、ご自身の気持ちを「理解すること」が優先事項になるでしょう。

    こんな風に過去の関係性を明確に認識することができれば、「想いが宙ぶらりん」の状態を完結させることができますので、ツァイガルニク効果の効力を無効化させることができるようになるでしょう。その結果、今感じている彼への想いを徐々に忘れられるようになるかと思います。


    一方、 yui さんにとって彼が「愛する人」なのであれば、その想いを遅まきながら直接伝えてもいいし、「愛する人だったんだな」と整理し思い出として保存していくのでもいいかもしれません。

    直接伝える場合は、もちろん相手が yui さんの期待する答えを出してくれるかどうかはわかりませんし、そもそも返事すら返ってこないかもしれません。しかし、どちらの反応にせよ yui さんは「自分の素直な気持ちを行動に起こせた」と思えることで、一つの終わりを迎えることができるはずです。

    思い出として保存していく場合も、「保存先が決定した」点で一つの終わりを迎えることになります。今 yui さんは彼との思い出のファイルに「遊び相手との記憶」と名付けるか、「愛する人との記憶」と名付けるかを決めていないので保存先が決定できていない状態なのでしょう。ファイル名が決まらなければ、デスクトップに保存するのかUSBメモリに保存するのかを決めることもできません。ずっとデータが開きっぱなしの状態になってしまうのです。

    ただ、「愛する人」だったと考えるパターンの場合、一つ注意点があります。それは「本当に愛する人だったのか?」を慎重に検討する必要性がある、ということです。このことは常に念頭に置いておく必要があります。

    というのも、恋愛テクニックの一つとして、「相手をわざと傷つけて、自分に執着させる」といったものがあるからです。つまり、「愛」ではなく、「執着」の可能性があるのです。
    一見すると「どうして自分を傷つける相手に執着するのか」が分かりにくいかもしれませんね。しかし、「認知的不協和」をうまく利用した非常に姑息なテクニックなので、まんまと引っかかってしまうことは誰にでもありうるのです。

    認知的不協和とは、「実際にやっていることと、そのことへの認識に矛盾があるときに生じる葛藤」のことを言います。人はこの葛藤を感じると、行動か認識のいずれかを変化させるよう動機づけられるのです。

    分かりにくいと思いますので、喫煙者の心理を元にご説明します。

    たばこは言うまでもなく有害なものです。ですから、「喫煙」は自らの健康を自らの手で損なわせている行為といえます。人間が100%合理的な存在なら、絶対にしない行動と言えるでしょう。それでもなお「たばこを吸う」行動を選択するのだとすると、「たばこは不健康」との認識との間に、強い認知的不協和(葛藤)を生みだすことになります。

    この認知的不協和に陥った人は二つの選択を迫られることになります。行動を変えるか認識を変えるか、です。
    喫煙者は「たばこを吸う」を選択した人たちですから、認識を変えた人たちだと考えることができます。喫煙者は「たばこは不健康」といった認識を「身体には害があるかもしれないけど、この一服でストレスが減るから結果オーライ」「自分の親も喫煙者だったけど、未だにピンピンしている」へと変えることで認知的不協和を解消したのです。

    この理解を用いれば、「どうして自分を傷つける相手に執着するのか」もわかります。合理的に認識すれば「自分を傷つける相手」は一刻も早く関係を切るべき相手です。しかし、すでに「親密な時間を一緒に過ごした」といった行動を取っていると、その行動と「自分を傷つける相手とは一刻も早く関係を切るべき」といった認識との間で認知的不協和が生まれることになります。

    既に過ごした時間はもう取り戻すことはできませんので、行動を変えることは不可能です。となると、認識の方を変えるしかありません。「多少酷いことを言ってくる人だけど、愛しているからこそ長い時間を共に過ごした」「傷つける人とでも一緒にいるのは、それくらい愛しているから」といったように、です。これが「相手をわざと傷つけて、自分に執着させる」テクニックの種明かしです。

    ですから酷いことを言ってきた相手のことが忘れられない場合、「本当の愛だったのか。それとも認知的不協和で執着しているだけなのか」を考える必要があるのです。もしこの検討の結果、「やっぱり執着してるだけだったかも…」となれば、「遊び相手」の場合に考えたのと同様、「忘れられないのは、それくらい傷つけられたからだ」などとご自身の気持ちを「理解すること」が非常に大事になってきます。

    その結果、自然と「いつまでも悔しさや悲しさで心を消耗させる価値が、自分の都合のためだけに人を傷つける男性にあるのだろうか?」と自問できるようになるかと思います。そして、自信をもって「いや、ない」と結論づけることができたなら、「その関係にけじめをつけること」につながり、ツァイガルニク効果の効力を無効化させることができるでしょう。


    以上、 yui さんが彼とのやり取りを徐々に忘れられるようにするにはどうしたらよいのかを①「自分は彼に何を求めていたのかを整理すること」、②「その関係にけじめをつけること」の観点からお伝えしました。

    ①は何を求めているかによってどのような対応をとればいいか変わるため、②はツァイガルニク効果に陥らないようにするために必要な作業でした。

    もちろん、これらの作業を1日や2日やってすぐにきれいさっぱり忘れられるなんてことはないでしょう。しかし、気持ちに整理がつけばついた分だけ、きっと辛さは緩和されていくことと思います。

    焦らずにじっくりとご自身の心に優しく問いかけながら、①と②の作業を進めてみてくださいね。

    この度はご相談をお寄せくださいましてありがとうございました。

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