浮気性で、恋人を一人に絞ってしまうと捨てられたとき悲しい。何が原因でしょうか?

2022.11.17 Thu

「浮気性で、恋人を一人に絞ってしまうと捨てられたとき悲しい。何が原因でしょうか?」の相談内容詳細

相談者
相談者 渋柿
いまストレスを感じている「出来事」を事実ベースで抜き出してみてね。
「いつ・どこで・誰が・何を」を意識するのがコツだよ。
・自分のことを好きだと言ってくれる人がいるが、その人一人に絞ることができない
・現在付き合っている人がいるが、その人のほかにももう一人キープしている男性がいる
・二人とも週一ペースで会っている
「1」についての「感情」を%で表現してみてね。合計で100%にならなくても大丈夫。直感で書いてみよう。
不安80%
罪悪感30%
高揚感30%
安心感40%
めんどくささ10%
「1」について浮かんでいる「考え」を教えてね。
・一人に絞ってしまうと捨てられたとき、悲しい。そのときもう一人いれば…と保険をかけて安心している
・一人の人だけでは嫌なところが見えて気持ちが覚めてしまう気がする。もう一人いれば「まあ私も悪いことしてるし」と開き直れる
・実際自分は好かれる人間だと思っていないため、あまり一緒にいると嫌われてしまうんじゃないかと思う
・二股している罪悪感はある。付き合っている人への裏切りからの罪悪感とキープしている方にその気にさせている罪悪感。
・バレたらという不安もあるが、ハラハラ感を楽しんでいる自分もいる
・自分の寂しさを埋めてくれる人が欲しい。一人が仕事をしているときでももう一人が暇な時もあるため、寂しい気持ちを分散させれば男性側の負担も減るのではないかと思う。
・自分に自信がないから来る行動だと思う。
いろんな視点から捉えるために、上記の回答の「別の可能性」を考えてみよう。
・バレるまで楽しめばいいかもしれない
・自分は自分が思っているより男性に嫌われないのかもしれない、捨てられないかもしれない
いま専門家に聞いてみたいことは?
私は愛着形成がうまくいっていないんじゃないかなと思う。もしその場合の対処法を教えてほしい。
そうではない場合は原因がわかれば教えてほしい
年齢、性別、職業
26歳 女性 専門学生
既往歴
なし
悩みの内容の自由記述
自分に自信をもってといわれるけど、そんなに持てない。だから自分を好いてくれる人を逃したくないと思う。
相談者 渋柿 さんの自分史

自分史はまだありません。

※ プライバシー保護のため、ご質問の一部を編集部で変更している場合がございます。

「浮気性で、恋人を一人に絞ってしまうと捨てられたとき悲しい。何が原因でしょうか?」への回答

  • 回答したカウンセラー

    小野寺 リヒト

    臨床心理士/公認心理師 小野寺 リヒト

    渋柿 さん、ご相談をよせてくださりありがとうございます。
    臨床心理士・公認心理師の小野寺です。

    お付き合いされている方がいる一方、もう一人定期的に会っている異性がいることをカミングアウトするのは勇気がいる行為だったかと思います。よくご相談してくださいました。ありがとうございます。

    付き合っている方の他にも好意を寄せてくれる異性がいることで安心する一方(40%)、不安や罪悪感も抱いておられますね。特に不安は80%と、かなり高いものになっています。強い葛藤をお持ちなのですね。

    【聞いてみたいこと】を拝見すると、上記の状態になっている理由として 渋柿 さんは「愛着形成がうまくいっていない」ことが原因ではないかとお考えとのこと。確かにその可能性は0ではないと思います。しかし、残念ながら 渋柿 さんが記載くださった内容からでは本当に「愛着形成がうまくいっていないかどうか」は判断ができないのです。申し訳ありません。

    また、「そうではない場合は他にどんな原因があるのか?」も気になるところかと思いますが、こちらも同様に判断ができません。

    がっかりさせてしまったかもしれませんね。しかし、人の心理はとても複雑で、より詳細にお話を伺ったり、検査をしたり、表情や話し方などを拝見させていただかなければ正確なところはわからないのです。

    ただ、 渋柿 さんが愛着形成に問題があるのかどうかはわかりませんでしたが、 渋柿 さんが見捨てられる不安や相手を幻滅してしまうことへの予防線を張ってしまう自分に対してお悩みなことは間違いがないかと思います。このような背景があれば、一人に絞ることを難しく感じますよね。

    ですので、代わりと言っては何ですが、恋愛観についてお話させていただければと思います。このお話も 渋柿 さんの求める「対処法」と間接的ながら関係してくるかと思います。


    さて、結論から申し上げますと「【愛されること】から【愛すること】へ、考え方の軸をシフトするのはどうでしょうか?」となります。

    「【愛すること】を軸にした考えにシフトさせていくための方法としては、「自分ひとりの時間を持つ」ことや「自分と対話する」ことが挙げられます。

    以下、上記結論についてご説明していきます。なお、今回の話は過去にココロジーで公開した『「恋愛心理学」ってなに?いい恋愛をするための恋愛研究と思考法』(https://cocology.info/good-love/)もご覧いただくと理解が深まるかもしれません。


    早速、「【愛されること】から【愛すること】へ」と考える理由から申し上げます。
    その理由はシンプルで、【愛されること】は自分に対して相手がしてくれることなので、こちらではどうしようもないことだから、です。

    人は自分にはどうしようもできないことを無理して何とかしようともがけばもがくほどストレスを感じるものです。労力が掛かるのに、絶対に思い通りにいかないから、まったく割が合わないのです。

    上手くいかないカップルは、往々にして両者ともが「相手が如何に自分を愛してくれるか」に注目してしまっています。そうなると「私はこんなに愛しているのに、相手はこれっぽっちしか私を愛してくれない」「俺はこいつのために頑張って仕事しているのに、こいつはこの程度の家事しかしない」などと、気が付くと恋愛が「どっちが相手を想っているか」を競う「競技」になってしまうのです。

    もちろん、競技そのものが悪いわけではありません。「次は負けないぞ」と己を鍛え、自分を成長させてくれたりもします。

    しかし、競技は期限が決まっているから成立するのです。マラソンだって42.195㎞走ればいいとわかっているから安心してスタートを切れるし、競い合えるわけです。

    その点、恋愛は終わりを想定した営みではありません。結果的に「お別れ」を迎えることは当然ありますが、付き合う前から「いついつになったら別れましょう」と決めてお付き合いすることはないはずです。あったとしてもごくごく稀なケースなはず。

    このように恋愛は終わりを想定していない営みなので、恋愛が競技化してしまうと「成長したい」気持ちではなく、「打ち負かしてさっさと終わらせたい」気持ちになってしまい、お互いがしんどい思いをすることになります。

    ですから、恋愛の理想は【愛すること】といった自分でコントロールできる領域に集中することがとても重要になってくるのです。

    以上を踏まえ 渋柿 さんのご相談を拝見すると、僭越ながら 渋柿 さんは今のところ【愛されること】の意識が高いように見えます。自分の寂しさや自信のなさを埋めてくれる人が欲しい、自分を好いてくれる人を逃したくない、そのための恋愛のように見えてしまったのです。

    如何に相手が自分が欲しいものを与えてくれるかが 渋柿 さんの恋愛には重要なのでしょう。与えてもらうことが重要なら、与えてくれる人の数が多い方が与えられる物の数や量が増えるので、 渋柿 さんがなかなかお1人に絞れないのは無理もないことです。

    もちろん、そういった恋愛が悪いわけではありません。多様な恋愛観があっていいと思います。実際、心理学には『6つのラブスタイル』を想定する理論があり、6つに優劣があるわけではないのです。
    (この『6つのラブスタイル』は先ほどご紹介した恋愛心理学の記事のなかで説明していますので、もし気になったらのぞいてみてくださいね)

    まだ結婚しておられないのなら、倫理的な問題を置いておけば、 渋柿 さんがなさっていることは自由恋愛の範囲だと私は思います。

    ただ、今回の 渋柿 さんのご相談に関して言えば「対処法を教えてほしい」とのことでしたので、(愛着形成に関するものではないものの)一つの対処法として【愛すること】へ考え方の軸をシフトすることをご提示させて頂いた次第です。もし 渋柿 さんが対処法をご所望ではなかったら、「お相手を傷つけないように」くらいのことは申し上げたかもしれませんが、特に 渋柿 さんの行動を変えるようなことはお伝えしなかったかもしれません。

    とはいえ、いずれの状況にせよ、【愛されること】から【愛すること】へシフトすることができれば、恋愛観はガラッと変わり、ストレスが減ることはお約束できます。

    もし【愛すること】へ考え方の軸をシフトしたいと思われるのであれば、先述の通り「自分ひとりの時間を持つ」ことや「自分と対話する」ことをしてみるのはいかがでしょうか。

    「自分ひとりの時間を持つ」は、お二人と別れましょうと言っているのではありません。例えば週末に、いつもならどちらかと会っている時間をあえて一人で過ごす時間に代えるのでもいいのです。一人で家で好きなことをして過ごしてもいいし、一人で映画に行ってもいいし、カフェで読書をしてもいいと思います。とにかく自分が「好き」と思えることをするのです。

    自分は何が好きで何をしているときに満たされるのか。そのことを知っておくことが「自分」を構築するためにはとても重要です。「自分」が構築できているから他人を【愛すること】が可能になります。なぜなら、【愛すること】は相手へ目線を向ける行為ですが、相手に目線を向けるには「自分」がしっかりしていることが条件だからです。

    たとえるなら「自分の足元の地盤がしっかりしているかどうか」です。もしバランスボールのようにグラグラした物の上に乗っていたとしたら「如何にバランスをとるか」に必死で、自分の足元にしか目線は集まらないでしょう。相手のことを見ている余裕はありません。

    その点、足元がしっかりしていれば、目線を下げる必要はないので相手を見ることが可能になります。

    まず一人でいられるようになることが、他人を愛するためには欠かせないのです。


    「自分と対話する」も他人を愛する上で大切なプロセスとなってきます。ノートに自分の目標や好きなものを書き出していくのがその一例になります。書いてみると「自分ってこんなこと考えてたんだ」「こんなことが好きなんだ」と意外な発見があって面白いですよ。ジャーナリングという方法です。具体的なやり方は、こちらをのぞいてみてくださいね。
    https://cocology.info/journaling/)


    注意点ですが、繰り返すように今回は「対処法を教えてほしい」とのことでしたので、ストレスを感じる機会が他の恋愛よりも少ない【愛すること】を軸にした恋愛ができるようになる方法をお伝えしました。

    しかし、【愛すること】を軸にした恋愛はあくまでも恋愛の中の一つの在り方にしか過ぎず、「この愛のカタチこそが正しい愛のカタチなのだ」というわけでは一切ありません。

    もしかしたら、 渋柿 さんには合わない愛のカタチかもしれません。今回ご紹介した方法を試してみた結果「【愛すること】を軸にしよう」となるかもしれませんし、「今のままでいいや」と思うかもしれません。あるいは「恋愛はいいや」と思うかもしれません。

    でもいずれの結論に至るかは、「自分ひとりの時間を持つ」ことや「自分と対話する」をやってみるまで分かりません。まずは取り組んでみてもいいのかな、と私は思います。

    自分に合った恋愛を見つけてみてくださいね。応援しております。

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