「楽しそうと思ったことでも面倒くさいと思ってしまいます」の相談内容詳細
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いまストレスを感じている「出来事」を事実ベースで抜き出してみてね。
「いつ・どこで・誰が・何を」を意識するのがコツだよ。
- SNSやブログでとあるテーマでアウトプット(文字or4コマのような感じor同人誌)をし、それが誰かの役に立ったり、仕事という形になれば良いと思っているが、頭に浮かんでも「でも面倒くさい」と思ってしまい、行動に移さず終わってしまう。
- 「1」についての「感情」を%で表現してみてね。合計で100%にならなくても大丈夫。直感で書いてみよう。
- 不安70%、モヤモヤ30%
- 「1」について浮かんでいる「考え」を教えてね。
- 以前、ブログでアウトプットをしていたこともあるが、更新するのがしんどくなって止めている。
口コミも書いていたが、やはり書き続けるのもしんどい。
とあるテーマに特化した用のアカウントはあるが、弱小アカウント。時折投稿はしているが全然反応がないため、向いてないのかなと思うことはある。もっと投稿しないと色々な人の目に留まらないと思うが、何を言ったらいいか分からないのもある。(弱小アカウントってどうやって大きくなっていくんでしょうかね・・・)
かと言って、何かしら出していかないと仕事に繋げることも出来ない。
文字を読むのはとても好きだが、書くとなるとまた別。
頭に浮かんだ内容を文字にするのにワンクッションある感じで、うまく言葉に出来ないことも多い。返信するのに1時間考えてしまうことも度々ある。
インスタは画像が主で文字が従だと思ってますが、出てくる画像を延々と見続けるのと加工ありきなのが苦痛で止めました。
動画ツールは、自分のペースで見れない(どうしても投稿側のペースになる)うえに、文字で読めればいいものをわざわざ動きのあるものにする意義が見出せないため好んで見ません。文字だけでは説明しにくいものを補完する役割としてはありだと思ってますが。
イラスト系を描いた経験はない。 - いろんな視点から捉えるために、上記の回答の「別の可能性」を考えてみよう。
- 批判されるのが嫌(人の目が怖い)、また、自信のなさから、面倒くさいという言葉で置き換えているだけ。
たまに反応があると、内容を見るのにちょっと緊張してしまう部分もある。
楽しそうでフォロワーさんが多い人と比較してしまう。
「いいね」は数を気にしてしまうため通知をオフにし、見ないようにしている。
改善のために試行錯誤出来ればいいものの、現状の数字を直視したくない(凹んでやる気をなくす)のもあり、そのままでなんとかならないかと思うところもある。 - いま専門家に聞いてみたいことは?
- 面倒くさいと思う気持ちを押しのけて、何か始めた方がいいのか。
それとも「見る専」でとどめた方が良いのか。 - 年齢、性別、職業
- 37歳、女性、会社員
- 既往歴
- パニック発作の経験あり
- 悩みの内容の自由記述
- --- 未回答 ---
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仕事からの帰りの電車で、パニック発作を起こす
そこまで追い込まれていたんだなと思った。私の出来が悪くしんどいなとは思っていたが、あまり深くまで辛いと思っている自覚はなかった。
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30
ソシャゲで知り合った方々と仲良くしていたが、仲間はずれにされたり、数名からは私のことを嫌っているのを感じられて苦しく、そこで知り合った全員と関係を終わらせた。
まだ仲良くしたい方々もいたが、それ以上にとある1名の名前の一部を聞いたりするだけで動悸がするようになり、限界を感じた。
滅多なことでSNSで話かけようと思えなくなった。自分から知らない人と友好を深めることが怖い。
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28
結婚。
とても嬉しかった。
今でも夫とは仲良く、おしどり夫婦なんて言われることもある。
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25
学生のころから付き合っていた彼氏と別れ、今の夫となる人と付き合いだす。
その当時からの彼氏には申し訳ない気持ちもあるが、今の夫となる人を好きになってしまったので仕方ないと思うところもある。
今の夫からは「仕事し続けないと結婚できない」と言われていた。確かに金銭面的に二馬力でないと苦しい。
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22
就職。その当時の上司に振り回される感じで(今思えばモラハラ気味かも)、げんなりしていた。
3年経つまで我慢しないとと思った。
その上司の采配で給料が決まっており、私は低めに決められていたらしい。数年前くらいに一般的なモデルより給料が低いから是正したいと言われる。
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21
就活。大学進学時に親から「大学は家から通える範囲で、1人暮らしは就職してから」と言われていたので1人暮らし目指して東京で仕事を探す。
なかなか決まらず、でも周りは決まっていただけに焦っていた。
当時の彼氏と結婚するつもりでいて、結婚したら仕事を辞める体でいたので数年しか働かないつもりだった。が、彼氏が変わり辞められなくなり、今も同じところで働いている。
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18
大学受験で一番の志望校に受からなかった。滑り止めの大学に進学。
もっと勉強すればよかった。でもどうしたらよいかわからない。
今も落ちたことを引きずっている。また、周りの子が有名大学に進学しており、劣等感がある。
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17
部活の同級生に「あんたがいなければ良かったのに」的なことを言われる。
その場から去ってトイレで泣いたくらい、とても悲しかった。私はその同級生に対し友好的に思っていた。
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15
高校入学後、近くの席のクラスメイトとお昼ご飯を食べていたが仲間はずれにされた(食堂が使えるようになり、知らぬうちにそちらに行ってしまった)。
え、どうしよう・・・という気持ち。焦りもあった。辛いので転校も考えた。
他のグループに聞いても断れるかもと思ってしまい、そこから1人で教室外でご飯を食べるようになった。話しかけるのが苦手になり、クラスでも孤立した。
ただ、1人でも行動できるようになったというポジティブ面もあった。
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15
高校受験で地域一番の進学校に合格
とても嬉しい
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14
親に相談していたら(確か恋愛関係)思ったような答えが得られなかったからか「もう相談しても無駄だ」と思えるようになってしまった。その後は恋愛関係に限らず、相談はほとんどしなくなった。
諦めのような絶望のような。
夫には相談出来るが、同性の友達で相談に乗ってくれそうな子はいない。そもそも友達も片手で数える程度。
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13
母に自分の行動を先回りで否定される(「Aのやり方でやる」と言うと「Bじゃないと失敗するよ」的なやつ)
なんでそんなこと言うんだろと思った。そして母の言うやり方が正しいと分かると「ほら言った通りでしょ」と言われた。言う通りにしておけば良かった?と分からなくなった。
こういうことは度々あり、他にも門限が厳しかったり、小学生くらい頃は服を選んでも「これは似合わないんじゃない?こっちの方がいいんじゃない?」みたいなこともあり、少し毒親要素があると思ってます。
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4
妹が産まれる
幼少のころは妹が病弱のため、母は妹に付きっ切り。仕方ないことだと思いつつ、"いい子"の私は母にあまり頼れない。
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「楽しそうと思ったことでも面倒くさいと思ってしまいます」への回答
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ささら さん、ご相談をよせてくださりありがとうございます。臨床心理士・公認心理師の小野寺です。
「楽しそうと思ったことでも面倒くさいと思ってしまいます」とタイトルに記載くださいましたが、これは多くの方も共感するお悩みかと思います。「(SNSに投稿しても)全然反応がない」というお悩みも同様でしょう。
私の印象では、この手のお悩みは子どもの年齢よりも現役世代の大人に多いように感じます。
なぜなら「時間=収入=生活」の図式が大人にはあるからです。
例えば、学校に通う多くの子どもは親の保護下にあるため、遊んで時間を浪費しようが生活に困ることはありません。保護者の養育費で生活することができるからです。
その点、現役世代はそうはいきません。自分が働く時間をとらないと生きるための収入が得られません。収入が得られないと生活ができないのです。 ささら さんも会社員とのことですし、「金銭面的に二馬力でないと苦しい」とのことですよね。
このため、「楽しそう」と思っても、その楽しみを実現させるための時間を考えると「その時間は生活の足しにならない」ということに気が付き、「その負担をおしてまでやるほどのことじゃないな」との結論に至るのでしょう。この結論に至ったときの感覚を、大人は「面倒くさい」と呼んでいるのだろうと思うのです。
多くの大人は「運動しなきゃな」と思いますが、痩せるまでどうしても時間がかかるし、痩せて生活水準があがるわけではないから「面倒くさい」。だから「まあ、いっか」と今の体重のまま過ごします。
「趣味の時間があればいいな」と思いますが、道具を揃えたりと諸々時間がかかります。その間お給料が振り込まれるわけではないし、「面倒くさい」。だから家でゴロゴロして過ごします。
「SNSやブログでとあるテーマでアウトプット(文字or4コマのような感じor同人誌)を」という ささら さんがお考えの「楽しそうなこと」も、まさに時間がかかるけど生活を支える収入が得られるものではないのでどうしても「面倒くさい」と感じてしまうのだろうと思います。
誰しもにとって面倒くさいと思う状況だと思います。ですから「面倒くさいと思う気持ちを押しのけ」る必要はないのではないでしょうか。
SNSやブログを継続させる裏技
もちろん、そうはいってもSNS等で何かしらの発信を続けている人もいます。そういう人の中には「面倒くさい」と思わない人もいるのかもしれません。しかし、かなりのレアケースだろうと思います。
発信を続けられている人は、裏技とも言うべき立場や方法を用いている可能性があります。大きく2つの可能性があるのではないでしょうか。
一つは「収入の保障がある」です。
例えば、不労所得があるとか、未成年で親の扶養化にあるとか、もうすでに余剰資金がたくさんあって生活の不安がないとか、そういう人である可能性です。
このような人であれば、収入をそれほど気にすることなく「楽しそう」と思ったことに時間を投下できますので「面倒くさい」と感じにくいでしょう。純粋に「楽しそう」なことを「楽しい」こととして取り組むことができます。
もう一つの可能性は「ついでにやっている」です。
何か収入を生み出す作業をしている過程でできた残滓をSNSに投稿している可能性があります。
例えば、イラストレーターの仕事をしている人が企業に頼まれた案件があったけれど、何かしらの理由でボツになったのでそのボツになった作品を掲載した、などです。他にも、完成品ができるまでの過程を投稿するという方法もあります。これは最近は『プロセスエコノミー』と言われ、完成品でマネタイズを考えるよりも、この過程でマネタイズする方法もあるくらいです。
この「ついでにやっている」であれば、収入がある程度見込まれている状態ですので心に余裕があります。ですから「面倒くさい」とは感じにくいでしょう。
人間に感情はつきものです。「面倒くさい」も立派な感情であり、避けることはできません。そんなあって当然のものを「こんな風に感じるべきではない」と跳ねのけて何かをし続けるのは現実的ではないでしょう。根性論ではなかなか人の行動は継続できないのです。
もし ささら さんが「楽しそうと思ったことを面倒くさいと感じずにやり続けたい」と思うのであれば、上記の裏技状態を作り出すことが近道かもしれません。
例えば…
・不労所得を得るとか(アパート経営や投資が軌道に乗れば不労所得も決して夢ではありません)、
・夫の扶養に入るとか(そうすれば年金や社会保険料を払う必要がなくなります)、
・現職の中で培った知識を投稿するとか(もちろん、情報漏洩になるようなものは絶対にNGです)、
・過程にも価値がある職業に転職するとか(イラストレーターやインストラクターの仕事など)
などの方法がとれるなら、比較的SNS等での発信を続けやすいのではないかと思います。
もし上記のような立場や方法を取るのが可能そうなら、実行してみてはいかがでしょうか。あるいは「これらの裏技が使えれば、やりたいことが続けられやすくなるのか!」と魅力的に映ったりするのなら、どうしたらこれらの裏技を使うことが可能になるのかを検討するのが良いだろうと思います。
その一方、「とても無理だ」とか「無理じゃないかもしれないけど、そこまでやりたいとは思えない」のであれば「『見る専』でとどめた方が良い」のかもしれません。
いずれにせよ、ここで私が強調したいことは「根性論ではなかなか人の行動は継続できない」という事実であり、「面倒くさい」気持ちが出て活動が続けられないことをもってして「不安」や「モヤモヤ」を必ずしも感じる必要はない、ということです。
もしかしたら他にも裏技があるかもしれません。 ささら さんが裏技を発見出来たら、よかったら教えてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。