父親の介護で改めて両親の不仲が明らかになり、心の休まる暇がありません

2023.01.11 Wed
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回答したカウンセラー

中浦ダイ

精神保健福祉士

中浦ダイ

精神保健福祉士。ニュージーランド在住。Waikato大学大学院カウンセリング学修士課程。Free to Runアンバサダーランナー。精神科医療機関でのソーシャルワーク、オルタナティブ教育団体でのプログラム運営、心理カウンセリング、女性の権利擁護などの活動を行う。知識が経験になり自分の物語になるようなコンテンツを作りたいと思っています。
【得意な相談】
◯自己肯定感・自尊心に関する相談(自信がない、何をしたいか分からない、自分がどんな人間か分からない等)
◯コミュニケーションに関する相談(家族・夫婦・親子・職場・友人との人間関係等)
◯適応に関する相談(職場・異文化・出産などライフステージに伴う変化等)

「父親の介護で改めて両親の不仲が明らかになり、心の休まる暇がありません」の相談内容詳細

相談者
相談者 そらまめ
いまストレスを感じている「出来事」を事実ベースで抜き出してみてね。
「いつ・どこで・誰が・何を」を意識するのがコツだよ。
父親が昨年、急病後に認知症になった。
母親が介護しているが、もともと家庭内別居状態だっただけに、父親の数々の問題行動が発生している。母親の怒号とそれに反発する父親の言い争いが絶えない。介護サービスの事務手続きも母親が積極的にしようとしないので代わりに行うことがある。
自分は両親と同居しており経済的に養っている状態。
自分と父親とはもともとまったく会話もなく、不仲だったので、私自身も父親には冷淡な対応になっている。
家にいても心が休まらないので休日に出かけようとすると、父親と2人でいたくない母親に「出かけるの?あなたはいいわね」と言われる。
兄弟は兄がいるが遠方におり、たまに私が愚痴を言うことはあるが、たまに帰省しても積極的に関わってはいない。母親も兄には介護の愚痴を言わないし、兄が出かけることにも文句を言わない。
「1」についての「感情」を%で表現してみてね。合計で100%にならなくても大丈夫。直感で書いてみよう。
怒り50%、不安50%
「1」について浮かんでいる「考え」を教えてね。
心が休まる暇がない。
幼少期から経済的に苦労させられてきただけに、「なぜ私が養わなければいけないのか」という気持ちもある。
母親と自分との関係は悪くはないが、仕事から帰ってきて母親から介護の愚痴を聞かされるのが苦痛。介護サービスの手続き等も、私が気を揉んでやることがあるが、母親に依存されているのでは?と思ってしまう。
休日に出かけることには母親に申し訳ないという気持ちと「夫婦仲の悪さのストレスを私にぶつけないでほしい」という相反する気持ちがある。
総じて、これまで両親が家庭内別居状態だったのが、父親の大病により親子関係、夫婦関係の悪さがあらためて明らかになったように思う。
状態が良くなることはない介護生活がいつまで続くのかという不安感が強い。もともと親子仲も良くないだけに「早くこの生活が終わってほしい」と思っている。
同居している自分にばかり負担がかかっているようで、兄弟間で不公平感を感じる。
いろんな視点から捉えるために、上記の回答の「別の可能性」を考えてみよう。
母親が自分にばかり愚痴を言うのはそれだけ頼りにしているからかもしれない。
父親には幼少期から経済的に苦労させられてきたが、父親なりには家族のために懸命に働いてきたのかもしれない。
兄は無責任に思えるが、具体的に頼めば協力してくれるかもしれない。
いま専門家に聞いてみたいことは?
心が休まる時がないので常に疲労感や肩こり、眠りが浅いことに悩まされており、漢方薬などを服用しているが、これ以上体調が崩れないように、家族との関わり方、心の持ちようを教えてほしい。
年齢、性別、職業
39歳、女、団体職員
既往歴
--- 未回答 ---
悩みの内容の自由記述
--- 未回答 ---
相談者 そらまめ さんの自分史
  • 40歳まで

    • 37

      趣味で作った編み物の人形をイベントで売るようになり、定期的に買ってくれる人も増えた

      自分の作った物を気にいってくれる人がいて嬉しい。

      趣味の世界でゆるく繋がっている関係性が心地好い

  • 30歳まで

    • 29

      大学、大学院の時に借りていた奨学金を全額返済する。

      ひとつ重荷から解放されたような気がした。

      経済的な不安に敏感。

    • 27

      デスクワークの仕事だが、しばしば日中の眠気に襲われる。

      肉体的には疲れていないのに、精神的に常に疲れている気がする。

      あまり感情を表に出さない分、ストレスが身体に出ている気がする。

    • 25

      大学院卒業後、就職する。

      経済的な安定を第一に求めていたのでひとまず安心した。

      自分のやりたいことは何かをずっと考えてきたが結局わからない。

  • 20歳まで

    • 18

      進路選択で大学進学を希望したら、兄の大学進学時は何も言わなかった父親に「女が勉強してどうする」と言われた。学費は全額奨学金で賄った。

      男尊女卑的な価値観の父親に一層の苛立ち。「経済的に苦しいから」ではなく「女だから」と差別されたと強い怒りと反発心。

      「女だから」と言われる(差別される)ことに強い反発心がある

  • 10歳まで

    • 9

      貯金箱に貯めていたお金を父親に勝手に使われる

      自分の物を勝手に使われたことによる不信感。それを止めようとしなかった母親にも怒り。

      自分の権利が迫害されることに敏感になる。心のベースに不信感がある。

※ プライバシー保護のため、ご質問の一部を編集部で変更している場合がございます。

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