「学歴コンプから抜け出せません」の相談内容詳細
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いまストレスを感じている「出来事」を事実ベースで抜き出してみてね。
「いつ・どこで・誰が・何を」を意識するのがコツだよ。
- 学歴コンプから抜け出せない。
私は医者になりたかったが、学力が追い付かずFラン私文に入学。しかし、昔虐めてきた人が国立や薬学部に入学しており学歴コンプが爆発した。また、後輩の知り合いの子が医学部を受験していると知って嫉妬に襲われた。しかし、嫉妬するほど高校時代に努力して勉強した記憶もなく自分が滑稽で仕方ない。
中学生の頃はブスと虐められていたので他を良くしようと勉強やスポーツも頑張り、悪口を言うこともなかった。しかし、とある男子に「アイツ勉強も運動も出来るし性格も良いらしいけど顔がな〜笑」と言われ、努力しても意味がないと全てを諦めた。高校受験でも大学受験でもその事が頭に残っており、何もやる気が起きなかった。でも、このことを努力しない理由として自分を納得させようとしている節があるので二割増で醜く感じる。 - 「1」についての「感情」を%で表現してみてね。合計で100%にならなくても大丈夫。直感で書いてみよう。
- 怒り70% 不安50%
- 「1」について浮かんでいる「考え」を教えてね。
- 努力しなければいけないことは分かっているが、諦めの気持ちが大きく何もやる気が起きない。何をするにしても中学生時代の記憶が付き纏う。
- いろんな視点から捉えるために、上記の回答の「別の可能性」を考えてみよう。
- 大学に行っているだけマシ。就職を頑張るしかない。これから努力しても遅くない。
- いま専門家に聞いてみたいことは?
- 学歴コンプから抜け出したいです。大学名を言うのが嫌で仕方ありませんが、そんな文句を言えるほど努力もしませんでした。自分が醜いです。
- 年齢、性別、職業
- 19歳 女 大学生
- 既往歴
- 躁鬱、社交不安障害
- 悩みの内容の自由記述
- --- 未回答 ---
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19
17回目で漸くアルバイトに受かるも、ミスが多発する。精神科医に勧められ発達障害検査を受けたらADHDが発覚。
ADHDだからといって働かないわけにはいかない。またミスをしないか、バイトでこれほど無能なのに大学卒業後まともに働けるのか不安だ。
コンプレックスが増えた。
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19
バイトに16個落ちる。受かったコンビニもクビになる。
働く意欲はあるのに誰も雇ってくれない。面接の時間を返して欲しい。
怒りが制御出来なくなってきた。
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18
第1志望校の大学に落ちる。Fラン私文に入学。小中で虐めてきた人達が国立や薬学部に入ったことを知り病んだ。
本気で死のうと思った。
学歴コンプ
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16
とある恐怖症が原因でクラスメイトに入学1週間で嫌われる。テストも赤点出しまくりで落ちこぼれになる。
自尊心を保てるものが無くなった。
劣等感が増した。
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15
対人恐怖症になる。
恐怖症のなかでも他人を不快にするタイプの症状だったため一刻も早く治したかったが治らなかった。案の定、さらに嫌われた。
未だに治らず。以前より症状は軽くなったが、静かな場であったり緊張したりすると一時的に悪化する。
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15
第1志望校の高校に行けなかった。
頭の良さだけが取り柄だと思ってたのに、実際は大して良くもなかった。
学歴コンプになった。
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14
クラスメイトの女子に嘘を広められ虐められ別室登校に。部活でも先輩から嫌われていた。部活の声出しの時に別の部活の同級生から「声がキモイ」と言われる。
顔だけではなく声もキモイのかと思った。実際女の割には声が低い。
電話や発表で声を聞かれるのが怖い。ゲームで知らない人とVCを繋げられない。
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13
中1になった。入学して1週間で「口がキモイ」と言われる。授業中発表すると「キモ…キモ…」とブツブツ言われる。さらに、小学校時代のいじめを引き継いだ。
自覚は昔からあったが改めて容姿を侮辱され腹ただしい。
ひねくれた。
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12
小学6年生、初めて虐められる。天パでデブでブスだった。
怒りは覚えたものの、彼らの言う通り確かにデブでブスで天パだった。
常に前髪をいじっている。暇さえあれば鏡で自分をチェックしている。ご飯の時もスマホを触っている時も目の前に鏡を置き、常に顔を眺めては醜い容姿に絶望する。
少しでも体重が増加すると不安になってご飯を抜く。
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「学歴コンプから抜け出せません」への回答
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おしゃっぽ さんこんにちは、臨床心理士の浅井です。
相談文をじっと眺めていると おしゃっぽ さんが過去の辛い経験や諦めにも似た気持ちに苛まれ、今に続く苦しさを抱えていることが感じられました。今回は おしゃっぽ さんが苦しさから抜け出すきっかけを作れるよう、一緒に考えていきたいと思います。
タイトルとしては「学歴コンプから抜け出せません」とまとめられていますが、コンプと略されることもある「コンプレックス」とはどんな意味なのでしょうか。辞書を引いてみるとcomplexは「複合、複雑」などの意味を持つ単語のようです。たしかに複数のスクリーンがあったり商業施設と一緒になっている映画館をシネマコンプレックス(シネコン)と呼んだりしますね。
一方、心理学的にはコンプレックスは「記憶や感情などが複雑に絡み合った集合体」といった意味で使われます。一般的には「コンプレックス=劣等感」くらいのざっくりした意味で使われがちですが、重要なのは「いくつかの要素が複雑に絡み合っている」という点です。
おしゃっぽ さんの悩みも「何をするにしても中学生時代の記憶が付き纏う」など学歴というラベルを中心に記憶や感情が絡みあった複合体と捉えることができます。ではこのようなコンプレックスにはどう対処すれば良いのでしょうか。
今回は「学歴コンプ」として絡み合った集合体の中から、ひとつひとつの要素に焦点を当てて解きほぐしていくことを提案します。
コンプレックスは例えるならぐちゃぐちゃに絡まったケーブル類のようなものです。どれかひとつを引っ張っても絡み合ったケーブル全部が塊になってゴロンとついてきてしまうように、他の人の進路を知ったりきっかけひとつで記憶や感情が連鎖的にあふれて、目の前のことが手につかなくなってしまいます。
おしゃっぽ さんは「このことを努力しない理由として自分を納得させようとしている節があるので二割増しで醜く感じる」と言いますが、そこまで自分を追い詰める必要はありません。ゴロンと転がり出てくる感情や記憶の塊は思考や行動のためのリソースを食い潰してしまいます。やる気が起きないのは おしゃっぽ さんの怠けや言い訳というより、単純な