精神的身体的に辛くなると鬱病だった頃の自分の物事の捉え方に戻ってしまう

2023.02.03 Fri
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回答したカウンセラー

小野寺 リヒト

臨床心理士/公認心理師

小野寺 リヒト

臨床心理士・公認心理師。FP2級所持。
医療機関や一般企業の産業保健事業部等での勤務経験があります。心の悩みが気兼ねなく相談できたり、セルフケアの重要性が浸透した世の中になってくれたらいいなと思っています。読書と料理が好きです。
【得意な相談】
〇気分の落ち込みや不安に関する相談(上手な気持ちの切り替え方、最初の一歩になる行動の踏み出し方等)
〇人間関係に関する悩み(パートナー・親子・職場関係・友人等)
〇お金の相談(ついお金を使ってしまう心理、貯蓄・節約のこと等)

「精神的身体的に辛くなると鬱病だった頃の自分の物事の捉え方に戻ってしまう」の相談内容詳細

相談者
相談者 みさ
いまストレスを感じている「出来事」を事実ベースで抜き出してみてね。
「いつ・どこで・誰が・何を」を意識するのがコツだよ。
・仕事の量に波があり予測不可能であること
・仕事量が多い日は帰宅時間が遅くなり、趣味の時間や勉強の時間が取れないこと。この状態が1ヶ月近く続くときもあること
・業界未経験で転職したが、職場のフォロー体制が整備されていないこと
・転職に伴う引越しで貯蓄を崩しているため、金銭面的な不安があること

上記のような出来事が重なると
・疲れていると毎回仕事や学校に遅刻する夢を見て眠れた感じがしない
・仕事中頻繁に頭痛または吐き気に襲われる
・自分の気持ちに余裕がなくなってくる
・恋人にきつく当たってしまう(LINEを未読無視、ネガティブ思考、泣いてしまう)
・他人の幸せ話や自己研鑽の話を聞くのが辛い
「1」についての「感情」を%で表現してみてね。合計で100%にならなくても大丈夫。直感で書いてみよう。
自分への不甲斐なさ80%、不安20%
身体的にも心理的にも辛いときに夜遅くまで起きて考えてしまったり、どのように物事を捉えればポジティブ思考に出来るのか理解しているのに、辛いことが重なると、鬱病だった時の自分に戻ってしまうことがとても辛い。鬱病だった頃の思考と同じだ、と把握しているのに、なかなか治せない自分が辛い。どうしたら乗り越えられるのかがわからない。親しい人に当たってしまいそうになるのが怖い。
「1」について浮かんでいる「考え」を教えてね。
・今後もこんなふうに、大丈夫な時ときつい時で差があるのは辛いし、恋人にも迷惑をかけたくない。
・完璧主義(0か100思考)が抜けていない
いろんな視点から捉えるために、上記の回答の「別の可能性」を考えてみよう。
辛いときは誰でもあるから、どうやって治していくか、よりもストレスを溜め込まないかを考えた方が良いのかもしれない。
いま専門家に聞いてみたいことは?
精神的身体的に辛くなると鬱病だった頃の自分の物事の捉え方に戻ってしまい、自分や他人を傷付けてしまうことが怖いです。どうすれば鬱病だった頃の物事の捉え方を封印出来ますか?
年齢、性別、職業
26歳 女性 会社員
既往歴
鬱病
悩みの内容の自由記述
前職在職中に鬱病で3か月休職しました。それよりも以前の中学生以降から休職するまでぼんやりとした希死念慮や厭世感もありました。会社を休職している間に様々な自己啓発や鬱に関する心理状態の本を読み、ポジティブに物事を捉える方法や習慣を実践して、社会復帰しました。
先述した通り、精神的肉体的に辛くない時は本で学んだ考え方や週間が実践出来ており、自分のことも好きになれるのですが、辛くなると一気に自己肯定が下がり負の連鎖のようにマイナス思考に陥ってしまいます。鬱病だったときの自分と同じ考え方をしている、と知っているからこそ、気分の落差や体調不良が起きてしまうことに対して余計悔しい気持ちになります。
相談者 みさ さんの自分史

自分史はまだありません。

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