「大切なパートナーと別れました。吹っ切れる方法があれば知りたいです」の相談内容詳細
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いまストレスを感じている「出来事」を事実ベースで抜き出してみてね。
「いつ・どこで・誰が・何を」を意識するのがコツだよ。
- ・長年付き合っていた同性のパートナーと別れた。
・約1年半にわたり浮気されていた
・自分に対して好きな気持ちはあるけど、恋人への好きかどうかがわからなくなったらしい - 「1」についての「感情」を%で表現してみてね。合計で100%にならなくても大丈夫。直感で書いてみよう。
- 悲しみ90%、不安80%、怒り40%
- 「1」について浮かんでいる「考え」を教えてね。
- ずっと浮気には気づいていて、でもパートナーとの関係性が終わるのが怖くて言い出せなかった。
別れ話をされて悲しくて涙が出るけど、ずっと悩んでいたことが一区切りついて少しだけ安心している自分もいる。
これから自由なんだとほんの少しだけ思う自分もいる反面、まだ自分はパートナーのことが大好きで心から愛しているので、今までのように恋人という立場で物事をシェアしたり、話したりできなくなるんだなと思うと悲しすぎて、大袈裟かもしれないけど生きていける気がしない。
幸せだった頃に戻りたい。
同性同士で付き合っていることを周りには話しておらず、誰にも知られないままパートナーとの長い付き合いが終わり、この関係性が嘘、幻だったように感じてしまって心が張り裂けそうになる。 - いろんな視点から捉えるために、上記の回答の「別の可能性」を考えてみよう。
- 自分の生きたいように好きに生きれるようになるかもしれない。
もっと良い関係を築ける恋人と出会えるかもしれない。 - いま専門家に聞いてみたいことは?
- パートナーとの別れは2回目で、まさか再び別れることになるとは思っていなかったので悲しみと不安に押しつぶされそうです。
自分の好きな気持ちが届かない悲しさと焦り、もどかしさはどうしたらいいでしょうか?
現在同棲のような感じで一緒に住んでいるので、別れていても毎日顔を合わせることになります。
引越しできるのはまだ先になりそうなので、顔を合わせつつも吹っ切れる方法があれば知りたいです。
パートナーができる前は1人でも寂しくなかったのに、パートナーと出会い付き合って、一緒に人生を歩むようになってからは1人が寂しくなり、自分が弱くなったような気がしています。 - 年齢、性別、職業
- 28歳、男性
- 既往歴
- --- 未回答 ---
- 悩みの内容の自由記述
- 誰にも付き合っていることを話していなかったので、自分たちの関係性が全部嘘だったような気がして怖いです。確かに2人の中に愛はありましたが、別れを告げられたことで全部なかったことになった気がしてしまいます。
きっと時間薬で立ち直れるんだろうなとも思いますが、今がとても辛くて苦しいです。
浮気への怒りもありましたが、今はただただパートナーと一緒に生きていけなくなることが本当に辛いし、第三者から見ると大袈裟と思われるでしょうが生きていく意味はあるのかと思ってしまいます。
自分史はまだありません。
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「大切なパートナーと別れました。吹っ切れる方法があれば知りたいです」への回答
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紫乃 さん、ご相談をよせてくださりありがとうございます。臨床心理士・公認心理師の小野寺です。
まず初めに共有させていただきたいことがあります。 紫乃 さんは2023年1月現在、計4つのご相談をお寄せくださっていますね。そのうち最初にくださったご相談と4つ目のご相談が関係しておられます。そこでこの回答は、4つ目のご相談をメインに取り上げつつ、必要に応じて1つ目のご相談の内容にも触れていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
さて、今 紫乃 さんがつらい思いをなさっている理由は、長年付き合っていた同性のパートナーとお別れになってしまったことにあるのですね。そのことでどうやって1人で生きていけばいいのかわからず、途方に暮れておられるのだと思います。
自分史も拝見しましたが、パートナーの方とは人生の3分の1近くを共に過ごした間柄なのですね。そんな方とのお別れとあっては、その悲しみは表現のしようがないほどであると思います。
それなのに、(ご相談くださった12月の時点では)まだ一緒に暮らしているために毎日顔を合わせることになってしまっている状況とのこと。そんな状況であれば、きっと胸が張り裂けるほどの痛い思いをなさっていることでしょうね。
【聞いてみたいこと】に「顔を合わせつつも吹っ切れる方法があれば知りたいです」と書いてくださいましたが、このように書きたくなるほど毎日がつらいのだと思います。そのつらさが一刻も早く消えてなくなるような方法があればいいのですが…。残念ながら私には思いつきません。期待に応えられないことを心苦しく思います。それくらい、毎日顔を合わせることは心の踏ん切りをつけるのを難しくさせるのです。