彼氏への依存から抜け出したいのに抜け出せないのは何故でしょうか。

2023.01.23 Mon

「彼氏への依存から抜け出したいのに抜け出せないのは何故でしょうか。」の相談内容詳細

相談者
相談者 オリ
いまストレスを感じている「出来事」を事実ベースで抜き出してみてね。
「いつ・どこで・誰が・何を」を意識するのがコツだよ。
・現在うつ病を患っており、仕事が出来ていない焦り
・一人の時間が多い分、寂しさを感じることが多い
・友達を誘う連絡はせず、誘われたら遊びに行くため毎日連絡をとっているのは彼氏のみになっている、連絡が遅くても何も思わないが会えない時はほとんど彼のことを考えてしまっていて依存していると思う
・しかし、その彼氏が既婚者ということが判明した
「1」についての「感情」を%で表現してみてね。合計で100%にならなくても大丈夫。直感で書いてみよう。
悲しみ100%、怒り50%、虚しさ60%、不安100%
「1」について浮かんでいる「考え」を教えてね。
・うつ病で休職を繰り返していた会社を勇気を出して退職したが、次はどこで働いたらいいのかやりたいこともやってみたいことも分からない
・退職金のみで生活をしているため、お金はいずれ稼がないといけない
・一人で楽しめる趣味を見つけたいが、どうしてもお金が気になってしまう
・そんな中で心の支えにしていた彼氏が既婚者と知り、絶望した
・今まで出会ってきた男性の中で初めてこの病気を受け入れてくれる人だったから離れようにも一人になる不安が勝ってしまって関係を続けてしまっている
・しかし、嘘をつかれたことが大きくて今後もしまだ一緒にいるとなったら信頼関係が築けるか分からない
・彼の家庭での現状も聞く限りではあまり良いものではないと知り、もともとのその人を大切にしたい、幸せにしたいという気持ちが大きくなってしまった
・離婚をすると言っていたが、あまり信用が出来ないし、今後もまた嘘をつかれるのではと人としてまた信用出来るか分からない
・離婚の約束を私としているが、相手の環境が良くないとは知っていても相手の家庭に申し訳ないと思ってしまうし、バレてしまったら慰謝料請求が来る可能性もあると考えると不安
いろんな視点から捉えるために、上記の回答の「別の可能性」を考えてみよう。
・まだ退職金が底を尽きそうな訳ではないし、焦る必要はない
・一人の時間が寂しいのは他にやることがない(趣味がない)からであってお金を気にせず新しく何か始めれば気が紛れると思う
・もしくは自分から誘えるような気の合う友達を誘って一人の時間を出来るだけ無くすようにすればいいのではないか
・離婚をする約束はしているからそれを待てばいいのかもしれない
・でも本当は彼と別れて新しく違う人を見つけたらいいはず
いま専門家に聞いてみたいことは?
初めて自分なりに「好き」ではなく「愛した」人、また初めて愛されることを教えてくれた人からの裏切りに悲しみや憤りを感じているのに、依存しているせいか離れられません。離れても苦しいし、離れなくても苦しい。でも倫理的に良くない関係です。自分がどうしたいのかも分からないし、やってはいけないことをやってしまっている罪悪感があるくせに離れられない自分が嫌になります。どうしたら自立出来るのでしょうか。
年齢、性別、職業
--- 未回答 ---
既往歴
--- 未回答 ---
悩みの内容の自由記述
--- 未回答 ---
相談者 オリ さんの自分史

自分史はまだありません。

※ プライバシー保護のため、ご質問の一部を編集部で変更している場合がございます。

「彼氏への依存から抜け出したいのに抜け出せないのは何故でしょうか。」への回答

  • 回答したカウンセラー

    絲山ミホ

    公認心理師 絲山ミホ

    オリ さんへ ご相談くださりありがとうございます。公認心理師の絲山です。

    心の支えにしていたパートナーがじつは既婚者であった、とのこと。 オリ さんにとってまさに青天の霹靂ともいえるような出来事だったのではないでしょうか。今まで築いてきた信頼が打ち砕かれたように感じ、「今後もまた嘘をつかれるのでは?」と考えてしまうのも無理のないことだと思います。苦しい状況の中、一歩でも前に進もうとされている オリ さんにとって少しでもヒントとなるお話が出来るよう、一緒に考えていきたいと思います。

    まず申し上げておきたいのですが、 オリ さんが現在うつ病を患っておられるということで、これからお話する内容がしんどいと感じられたら、無理なさらずに休息を取ってくださいね。また、うつ病のときは「パートナーと別れるか?別れないか?」などの重大な決断をすることは心の負担となることもあります。また、悲観的なものの見方が強くなっているときに判断してしまうと、後々後悔してしまうこともあり得ます。今すぐに決断しなくてもいいということを、心に留めておいていただけたらと思います。

    さて、今回のご質問は

    ・【タイトル】の「彼氏への依存から抜け出したいのに抜け出せないのは何故でしょうか」
    ・【聞いてみたいこと】の「どうしたら自立出来るのでしょうか」

    ということですね。(2つ目の、「どうしたら」の後には「パートナーから」が省略されていると仮定して話を進めます。)

    ご質問にお答えする前に、ひとつ気になったのは「 オリ さんは本当にパートナーに依存していると言えるのだろうか?」ということです。「会えない時はほとんど彼のことを考えてしまっているし、離れられないから依存しているのでは?」と思われたかもしれませんね。ですが、パートナーの方は オリ さんが仰るように「今まで出会ってきた男性の中で初めてこの病気を受け入れてくれる人」だったわけです。そんな人が自分の人生にとって大きな存在を占めることはとても自然な流れです。依存というより、とても頼りにしている存在というほうがより近いのではないかと私には感じられました。

    ここであらためて「依存」という言葉を辞書で引いてみると「他に頼って存在、または生活すること。」(デジタル大辞泉)とあります。精神医学上の「依存」は決まった定義がないようですが(アルコールなどの「依存症」は別として)、精神科医の渡辺登さんは「依存は人間が生まれつきもっている、こころの安心や肉体の満足を求める行為である」と述べています。赤ちゃんからお年寄りまで、どんな人でも「私は誰にも、何にも頼らず生きています」という人はおそらくいないはずです。そう考えると、依存すること自体は自然な行為で、生きていくために必要なことなのですよね。

    その一方で、渡辺さんは「自分本位に、他人をコントロールする」依存を「悪い依存」と呼んでいます。要するに、他人の世話を焼きすぎたり、仕事を頑張りすぎることで周囲からの注目や賞賛を集めようとするようなことです。ご相談内容からの推測ではありますが、 オリ さんのおっしゃる「依存」は上記のような「悪い依存」には当てはまらず、生きていくために必要な依存だったと私は感じるのです。

    ちなみに、渡辺さんはこうも述べています。「自立とは支えあいながらも主体的に行動すること」 オリ さんは「もともとのその人を大切にしたい、幸せにしたい」「初めて自分なりに『好き』ではなく『愛した』人」とも書かれています。~されたい、ではなく~したい、と言えるということは、 オリ さんの中に主体性がちゃんと息づいており、自立の芽がそこにあると私は感じるのです。

    ここまでお話したことで、少しでも オリ さんが抱えている罪悪感が軽くなることを願いながら書いています。 前置きが長くなりましたが、あらためて オリ さんのご質問に対する私なりの考えをお話していきたいと思います。

    オリ さんが、自立に向かっていくためのご提案は大きく2つです。

    ① オリ さんの持つ主体性を自分自身に使っていく
    ②パートナー以外の依存先を増やす

    少し詳しく説明していくと、特に①の自分自身に主体性を使っていくことは、何よりもまず取り組んでいただきたいと考えています。なぜなら、先ほども申し上げたように、自立とは「主体的に行動すること」なので、自分が何を望むかを知り、それにそって行動していくことは自立に欠かせない要素となるからです。その上で、周囲の助けを借りながら進んでいくために②の依存先がいくつもあることが必要なのです。

    まず、①を実践するための具体的な方法を2つほど挙げてみたいと思います。すでにご存知のものもあるかもしれませんが、参考までに見てみてくださいね。

    【ジャーナリング】

    書く瞑想「ジャーナリング」が3分でできるやり方【ワーク機能つき】

    きっと、このご相談では書ききれない程様々な感情が オリ さんの心にはまだ眠っているのではないでしょうか。ジャーナリングとは、頭に浮かぶことを決まった時間内で自由に書き出すことです。彼への憤りや深い悲しみなど、相手に直接ぶつけるわけではありませんので、思うままに書けるのがジャーナリングの利点です。もし、パートナーのことを漠然と考えている時間が多いと感じるようでしたら「今日のこの時間はパートナーのことをじっくり考えよう」と主体的に決めてみるとよいかもしれません。

    もし、途中でしんどくなったらストップしてOKです。そんな時は「よく頑張ってきたね」「大変だったね」などと自分に労りの言葉をかけてあげてくださいね。ご自身の思いを整理し、今後どういった人生を歩んでいきたいか、どんな人と歩んでいきたいか、など自分の望みと向き合う時間はきっと オリ さんの力となってくれます。また、ジャーナリングではテーマを自由に決められます。ゆとりのあるときに「今までできなかったけど、今後やってみたいこと」などを書いてみると、今後のお仕事や趣味のヒントが浮かんでくるかもしれませんね。

    加えて「アサーティブなコミュニケーション」についてもお話したいと思います。

    【アサーティブとは?】

    アサーションとは?人間関係がラクになる簡単入門トレーニング

    アサーティブなコミュニケーションとは一言でいうと「自分も相手も大切にするコミュニケーション」です。これをアサーションと呼んでいます。これから、パートナーと今後のことを話し合うような場面が来たときに、どう自分の気持ちを伝えたらいいか戸惑うこともあるかもしれません。そんな時に、アサーションの実践法として「I(私)メッセージ」を使うという方法があります。

    たとえば「あなたは、なんでそんな嘘をついたの!」とYOU(相手)を主語にすると、相手も攻撃されたと感じてしまいます。そして、その後の会話がうまくいかない可能性が高いです。そこで「私は、真実を知らなかったことが悲しかった」「これからは(私は)大切なことはしっかり伝えてほしい」というような言い方に変えてみるのです。そうすると、相手も受け取りやすくなると思いますが、いかがでしょうか?そんな風にして、相手だけでなく自分の気持ちもしっかりと大事にして、伝える。それが自分の主体性を活かすことにつながります。

    次に、②の「パートナー以外の依存先を増やす」についてご説明いたします。これまで申し上げてきた通り、日常生活に支障がない限りは依存的な感情自体悪いものではないのです。ですが、ご相談いただいた状況からすると、頼りにしていたパートナーを今後も同様に信頼していけるか?と考えるとやはり不安が募りますよね。今の状況は、建物に例えると大きくて太い1本柱によって支えられている家のようなものかもしれません。

    しかし、何らかの理由でその柱だけでは家を支えられなくなったとしても、他に柱が何本もあれば家は倒れずに済みます。仮に、未来が オリ さんの望む通りにならなかったとしても、 オリ さんが頼りに出来る人やものがいくつもあれば、 オリ さんという家はしっかりと大地に建っていられると思うのです。家を支える柱(=依存先)を増やすため、パートナー以外にもご病気のことを受け入れてくれる人を見つけるのもひとつかもしれません。

    うつ病や、その他の精神疾患をもつ方同士で体験や苦労を分かち合う「ピアグループ」というものがあります。(「ピア」とは「仲間」という意味です)参考までに、全国のピアグループが掲載されたサイトを載せておきます。(ここに掲載されている団体がすべてではありません)

    全国ピアグループ一覧 | COMHBO地域精神保健福祉機構
    https://www.comhbo.net/?page_id=3695

    他にも、通院されている病院でデイケアのように日中通える場所があるのであれば、検討されてみてもよいかもしれません。 オリ さんの普段の生活について詳しい状況が分かりかねるため、一般的なご提案にとどまってしまうのですが、もしよろしければご参考にされてみてください。

    これまでお話しした内容をまとめると、

    ・ オリ さんの感じている「依存」は、人として自然な感情と言えるでしょう。
    ・ オリ さんのもつ主体性をご自身にも活かしてみること、主体性を保ちながら依存先(頼れる先)を増やしていくことをお勧めします。
    ・これらを実践することが、自立につながっていくと私は考えています。

    以上となります。

    オリ さんは今、人生でそう頻繁に経験することのないであろう困難に直面されていることと思います。そんな中で、ご相談につながってくださったことに敬意を表します。

    オリ さんの心が少しでも楽になりますように、応援しています。

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