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「他人の欠点ばかり見てしまいます。もっとおおらかになる方法は？」の相談内容詳細
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いまストレスを感じている「出来事」を事実ベースで抜き出してみてね。
「いつ・どこで・誰が・何を」を意識するのがコツだよ。
- ・テレビを見ていたとき、好きな俳優さんが出ていたが、髪型が変わっていて「いつもの髪型の方がいいな」と言ったら、夫に「否定から入らないで」と冗談交じりに言われた。
- 「1」についての「感情」を％で表現してみてね。合計で100%にならなくても大丈夫。直感で書いてみよう。
- 自己嫌悪 30%、失望 20%、
悲しみや怒りにまでは、分解出来ていません。 - 「1」について浮かんでいる「考え」を教えてね。
- あら探しや欠点探しをしているつもりはないのだけれど、わたしにとってより「良い状態」が思い浮かべば、その差異が気になってしまう。
例
・バスや電車内や、スーパーのレジの列などで、他人の行動に、「もっとこうすれば、みんなハッピーなのに」と改善点ばかり目に着く。
・好みでない芸能人を見たとき、苦手なところばかりが目についてしまう。
SNSでも、わたしの物言いが批判的なのではないか気になる。批判的でめんどくさい人認定されているのではないか、不安。友人が少ない理由のひとつかもしれない。
十代の頃、母がテレビを見ていたときに、批判的なのが嫌だったが、わたしも同じようだ。物心ついた時から身に付いた見方がそうなのかもしれない。
友人や身近な人に対しては、あまり欠点は気にならず、美点の方に気づいている。逆に、彼らの美点に対して、自分の欠点に焦点を当てている。芸能人や赤の他人に対しては、自分に対する「こうすべき」が、投影や押し付けをしやすいのではないか？
自分にとっての「良い状態」は、「あるべき姿」とも言い変えられる？ - いろんな視点から捉えるために、上記の回答の「別の可能性」を考えてみよう。
- 裏を返せば、向上心が高い、からゆえ、とも言える、気づいてしまうのは仕方がないと受け入れて、次に美点を探して、その美点を言うようにすればよいのではないか。
言い方の問題。言い方を工夫すればよいのではないか。
相手は、芸能人や知らない他人だけで、友人相手には無いのだから、気にしなくて良いのではないか。 - いま専門家に聞いてみたいことは？
- ・他人の欠点ではなく、美点(好きなところ)に最初に気づけるようになるには、どうしたらよいでしょうか？
何に気づくかどうかは変えられないので、表に出すか出さないか、しかないのでしょうか？ - 年齢、性別、職業
- 42歳、女性、会社員
- 既往歴
- メニエール病、バセドウ病
- 悩みの内容の自由記述
- 3番を考えていて、最後に浮かんだ「あるべき姿」の押し付け、＝わたしのすべき思考。が根本的な原因でしょうか。混乱してきました。
神経質なので、もっとおおらかになりたいです。
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30歳まで
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25
自分からアプローチした同じ職場の恋人と、他に好きな人ができて別れた
・自己嫌悪
・責められてる気持ち
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22
モテる同級生に告白されて付き合った
嬉しい
自分が価値のある人間に思えた
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20歳まで
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14
いじめに合う
ターゲットを変えて、色々な人をいじめる人がいて、一時期ターゲットになった
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12
風邪や祝日で二人しか来て貰えなかった誕生日会、母がケーキを焼いてくれて、友だちも豪華なプレゼントをくれた
自分のせいであまり呼べなかったのに、それでもケーキを用意してくれた母に大事にして貰えたことが嬉しかった
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12
家の建て替えで同居していた祖母に、勉強しないと責められた
家に祖母がいるのが嫌だった
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12
長期休暇に父方の祖父母に会いに行った。
行くといつも喜んでくれた。喜んでくれて嬉しかった
無条件に好かれてる気がした
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12
半身不随と言語障害のある父が帰ってきて、一緒にいるところを友人たちに見られた
父のことを知られることが恥ずかしかった。
みんなの父親と異なることが嫌だった。
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12
父のお金がなくなり(多分、私の友人が盗んだ)、父に泥棒扱いされた
父が倒れたせいで自分がこんなに苦しい想いをしているのに、更に濡れ衣で責められることが、悲しくてしかたがなかった
誰も信じない。期待しない。自立するきっかけになった。
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12
叔母から、
母は大変だから長女の私が手伝うよう言われた気持ちはわかるし、そうすべきと思ったが嫌な気持ちになった
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11
クリスマス
朝起きたら、枕元にシルバニアファミリーの楽団のセットがあった母に愛されていると思った
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10歳まで
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10
母方の祖父に「妹と比べてのんきだ。寄り道ばかりする」と批判された
飽きながらも、自分なりに一生懸命歩いているつもりだったが、それでも駄目なんだ。私は祖父の期待には応えられないんだ、と思った。
条件付きの愛
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10
国語の教科書を読んで、印象深いシーンの絵を描く授業で、みんなと違うシーンを描いた
自分の感性がおかしいと感じた
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8
父が脳卒中で倒れた
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6
両親の友人たちと出掛けたとき、「やっていいですか？」と聞いたら、
「他の子は勝手にやるのに、ちゃんと聞けて偉いね！」とほめられた。礼儀正しくあるべきと学んだ
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6
お絵描き教室の展覧会で、私の絵を見た母に「下手だ」と言われた
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5
父の日に、幼稚園で「父のために」と言う思いで作った粘土細工を失敗して、母にけなされた
自分の好きなものじゃなくて、自分のできる範囲で「父のために」を考えた結果なのに、気持ちをないがしろにされて悲しかった。
センスがない。才能がない。下手。と言う思い込みにつながった
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「他人の欠点ばかり見てしまいます。もっとおおらかになる方法は？」への回答
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華織 さん、ご相談をよせてくださりありがとうございます。臨床心理士・公認心理師の小野寺です。
他人のあら探しや欠点探しではなく、まずは美点(好きなところ)に着目できるようになるにはどうしたらよいのか、ということですね。
パートナーに「否定から入らないで」と言われたことがきっかけとはいえ、まずは美点(好きなところ)に着目したいと思えるなんて、 華織 さんはとても素敵な人だと思います。
だって、パートナーに「これくらい良いじゃない」と居直ることだってできたはずですから。どうして 華織 さんはそうではなく、「自分の問題」として捉えることができたのでしょうか。
ああそうか、きっと 華織 さんは自分に対しても「もっとこうすれば」といった点に「気づいてしまう」のですね。だから誰かに相談することで、もっと自分自身をよくしていけないかと考えたのでしょう。【考えとは別の可能性】に「向上心が高い」と書かれておられますが、まさにその証左となっていると思います。
となると、「あら探しや欠点探し」はあながち悪いものではなさそうですね。まして 華織 さんは「相手は、芸能人や知らない他人だけで、友人相手には無い」のだから、 華織 さんもおっしゃられているように「気にしなくて良い」のではないかと、私も思います。
実を言うと、 華織 さんに限らず「他人のあら探しや欠点探し」をしてしまうのは人が本能的に持っている一つのバイアスとして知られているものなのです。バイアスとは「心の癖」のこと、くらいに思っていただければOKです。
