「うつ病を治して恋人に好かれ、仕事にも行けるようになるには?」の相談内容詳細
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いまストレスを感じている「出来事」を事実ベースで抜き出してみてね。
「いつ・どこで・誰が・何を」を意識するのがコツだよ。
- 10月になってから仕事に行けない。前日に準備をしても次の日の朝に起き上がることが出来ない。仕事に行けなかったせいで給料が貰えていない。
恋人が自分を好いているのか分からない。信じられない。好きと言ってくれない。 - 「1」についての「感情」を%で表現してみてね。合計で100%にならなくても大丈夫。直感で書いてみよう。
- 仕事について:情けなさ70、悔しさ50、申し訳なさ50
恋愛について:悲しさ100、 - 「1」について浮かんでいる「考え」を教えてね。
- 自分の病気と上手く付き合っていく方法がわからない。
普通に働いて普通に恋愛をしたいだけなのに、しんどい。
小さなことを気にしてしまい、それが積み重なってしんどくなって仕事に行けなくなった。恋人についても色々気にしてしまう。
職場の人にも恋人にも、自分の気持ちを言うのが怖い。
自分は誰にも好かれないし愛されない、誰も本当の私を良いとは思わない、自分を犠牲にしなければならない、と思ってしまう。そんなこと無いという事実はとっくに分かっているが、そう思ってしまう。ネガティブな考え方が根強く張り付いている。
仕方がないから自分くらいは私を大事にしてあげよう、と思う。悲しい。
恋人に自分の病気についてカミングアウトしたことで、恋人の気持ちが離れてしまったのではないかと考えてしまう。辛い。カミングアウト以来、恋人とはまだ何も話せていない。
9月までのように仕事に行けるようになりたい。でも9月までもしんどいと思いながら働いていたので、もう働きたくないとも思えてしまう。 - いろんな視点から捉えるために、上記の回答の「別の可能性」を考えてみよう。
- 誰も私のこと(例えば仕事が遅いとか、ミスが多いとか、遅刻したとか)をそんなに気にしていない。職場の人はとても優しいし、精神保健福祉系の職場なのでとても理解がある。
恋人は口下手なだけかもしれない。
恋人にとって重くならないように、私も自分の感情を伝えるのを控えてしまっていた。お互いに「相手が好きと言わないから、重くならないように自分も言わない」と思っているだけかもしれない。 - いま専門家に聞いてみたいことは?
- 朝起きられないのを今すぐにでも何とかしたい。金縛りみたいに起きられない。
自分の認知が歪んでいて、だからネガティブになってしまっていることはわかっています。(誰にも好かれないと思ってしまうが、そんなことは無いこともわかっています)
認知の歪みを治したい。
生きやすくなりたい。
楽に生きたい。
しんどいままで生きたくない。 - 年齢、性別、職業
- 22歳、女、社会福祉系(相談員)
- 既往歴
- 14歳から不登校
16歳から向精神薬を服薬(1年半ほどで中断)
18歳でうつ病と診断、抗うつ薬を服薬(現在まで)
22歳でADHD疑いあり、ADHDの薬を試し中 - 悩みの内容の自由記述
- 早く普通の人になりたいです。
心身ともに健康な、普通の人に。
普通の人は生きづらいって思わないらしい。
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22
ADHD疑い
生きづらいのは私のせいじゃない
やっと、という気持ち
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22
生まれて初めて恋人が出来る
幸せ
マッチングアプリで出会ったので今でも少し不安。
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22
大学卒業、就職、それに伴う移住
第一志望の社会福祉法人!頑張るぞ!
初めての一人暮らし、慣れない土地での就職、無理しすぎたのかもしれない。
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18
うつ病と診断
やっと、うつ病とハッキリ言ってくれる先生と出逢えた
自分の生きづらさの理由がわかって嬉しかった
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18
高校卒業、大学入学
頑張るぞ
福祉系の大学に行った。だから色々と知識はある。認知の歪みも自分で気づいている。
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17
通信制高校への転入
留年が決まったけど、みんなと一緒のタイミングで卒業したいから転学する。頑張るぞ
みんなと一緒であることにこだわっている
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精神科通院
やっと死にたいのが治るかもしれない
治ってない
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14
不登校
死にたい
この時から多分うつ病
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中学受験合格(中高一貫校への入学)
やったあ!頑張るぞ
自分への理想が高い
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※ プライバシー保護のため、ご質問の一部を編集部で変更している場合がございます。
「うつ病を治して恋人に好かれ、仕事にも行けるようになるには?」への回答
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えぬみ さん、ご相談をよせてくださりありがとうございます。臨床心理士・公認心理師の小野寺です。
ご相談の要旨が「病気を治したい。(仕事に行けない、恋人に好かれたい)」とのことから、仕事に行けないのもパートナーに好かれないのも病気のせいであると考えていると読み取りましたが、それで問題はありませんでしょうか?
そして、病気の症状としては「朝起きられない」と「認知の歪み」があって、前者が仕事に行けない理由、後者がパートナーに好かれない(自分の病気についてカミングアウトしたことで、恋人の気持ちが離れてしまったのではないかと考えてしまう)理由なんですね。
また、「自分の気持ちを言うのが怖い」との気持ちもあって、それは仕事にもパートナー関係にも共通して悪影響を与えていると考えてもいる。そう捉えました。
このように、仕事も恋愛もなかなかうまくいってないなと感じるのなら、「しんどいままで生きたくない」と考えちゃうのも無理はないですよね。
私も臨床心理士・公認心理師の端くれですから、少しでも えぬみ さんのしんどさが減ってくれたらいいなと思っています。 えぬみ さんからご相談があり、私が回答するという一往復のやり取りでどこまでそれができるか心もとないですが、私なりに一生懸命考えてみましたので最後までお読みいただけると嬉しいです。
さて、いきなりですが えぬみ さんのしんどさを少しでも減らすために、 えぬみ さんが持っている「誤解」のいくつかをまずは述べさせていただきたいと思っています。「誤解」というぐらついた土台の上にどれだけ立派な建物(ご提案)を建てていっても、いつまでも不安定なままだと思うからです。ですから、まずは「誤解」を「真実」でしっかりと塗り固めたいのです。こう言うと、「真実って何?」と思うかもしれませんが、もう少しお付き合いくださいね。