「私たち夫婦がいわゆるセックスレスのようですが、夫婦として何か欠陥があるのでしょうか」の相談内容詳細
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いまストレスを感じている「出来事」を事実ベースで抜き出してみてね。
「いつ・どこで・誰が・何を」を意識するのがコツだよ。
- 夫とセックスレス気味である。
2~3か月に1回するかしないかのペースであり、周りの友人(夫婦・恋人のいる子)から心配されている。
セックスする際に前戯はないため、そのことも友人から「おかしい」といわれる。 - 「1」についての「感情」を%で表現してみてね。合計で100%にならなくても大丈夫。直感で書いてみよう。
- 不安80%、何を基準にセックスレス(=問題だ)と判断すべきかわからない50%、夫婦仲もよく話し合いもできているから問題ない気持ち50%
- 「1」について浮かんでいる「考え」を教えてね。
- 女性としての魅力が自身に足りていないのかという不安がある。
以前セックスが少ないことを夫と話し合った際に、夫自身で課題(軽度のED・そもそも性欲がそこまでない)を抱えていたことを打ち明けてくれたので、本人の中で課題解決に向き合っている姿勢を尊重したいので焦らせたくない。
夫婦同士で必ずセックスが必要なのかがよくわからない、なくてもよいと思う自分もいる。
セックス以外で愛情を表現してもらっているから特に問題ないのでは?と思う自分もいる。
世間的にセックスレスと言われているものと、自分たち夫婦とで全く同じ事情を抱えているわけではないのではと思う。
セックスが特に楽しいと感じることがない。
セックスしたいと感じた時に、気持ちを伝えて断られることはないから特に問題ないのではと思う。
セックスする際に自分から求めることが大半なので、相手から求められない寂しさはある。 - いろんな視点から捉えるために、上記の回答の「別の可能性」を考えてみよう。
- 夫婦でセックスを楽しめるものと考えられたら、今のモヤモヤは生まれないのかもしれない。
自分自身に自信を持つことができればそもそもレスだとしても不安は感じないのかもしれない。 - いま専門家に聞いてみたいことは?
- セックスレスとはどういうものなのか。
ただセックスしない期間が長いことだけをいうのか、セックスがないことで夫婦関係として何か欠陥があるのか。
世間的な定義や周りからセックスレスといわれることで焦っている反面、夫婦でのセックスにそこまで必要性を感じきっていない自分はおかしいのか。 - 年齢、性別、職業
- 29歳、女性、会社員
- 既往歴
- 仕事が辛く、2年ほど前に「抑うつ状態」となり半年ほど休職していましたが、現在は復職しています。
- 悩みの内容の自由記述
- 夫婦によっていろいろな関係性があることはわかっているつもりですが、自分たちがマイノリティだと感じることで何か間違っているのではないかと不安に思います。言葉でコミュニケーションは取れていますし、ハグや軽いキスでのコミュニケーションも取れており、夫婦関係上での不満は正直ほとんどありません。その上でセックスがどれほど必要なものなのか、ご意見をいただけますと幸いです。
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入籍
法的に夫婦として認められたことがとても嬉しかった。大切な人と長く一緒にいられることが楽しみ。
日常生活を送る中で不安に感じる時も、乗り越える力になっている。
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大切な人と婚約した
自分に結婚を約束できる人ができたんだ、大切な人と家族になれるんだ、という喜び。
大切な人のことをこれからも支えていきたいと思っていること。
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相手本位な当時の恋人に振り回されて疲れていた。
自分のことを大切にしてくれていないと感じ、悲しみが募っていた。大切にしてくれていないけど無理な要求に従っている自分もいて情けなかった。
自分のことを大切にしてくれていないと感じると友人・恋人問わずモヤモヤ、イライラしてしまう。
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転勤で東京にきた
もともと住んでいた場所から大きく離れることが初めてだったので、もちろん不安もあったが、憧れの気持ちもあった東京に住めることにワクワクもあった。
生涯の伴侶と出会うきっかけとなった。今もっている自分の生き方についての考え方が大きく変わったきっかけとなった。
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就職し、自分でお金を稼いで自分の好きなものを買える生活が楽しい
仕事はつらいこともあったが、私生活での自分がとても自由に感じられた。
自分がやりたいことを大切にしようと思う気持ちを持つこと。
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部活動が厳しくて辞めたかったが、辞めることで周りに友だちがいなくなる気がして辞められなかった
部活をやりに大学へ進学したわけではないのに、部活で能力が低い自分は部活以外の時間(筋トレや自主トレなど)で頑張りを見せないとダメだと思われて悔しかった、何のために今がんばらなきゃならないのかわからなかった
もう少し大学で勉強に時間を費やしたかったな、大学での授業の知識をもっと持っていたかったなと後悔してしまうことがある
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18
恋人との時間が増えて、友だちとの時間が減っていった
恋人といると一番楽で楽しいと感じる反面、周りは彼氏がいても友だちとも楽しんでいるのが羨ましかった。
恋人(夫)との時間を優先する自分が後ろめたく感じることがある。
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17
何かを決めるときに意見を出さない(〇〇ちゃんがこうしたいならそれでいいよ)という自分のスタンスに苛立たれてしまった。
自分は本当にどれでもよくて、相手に合わせることが良かれと思っていただけに、友人との価値観の違いに驚いたり戸惑ってしまった。焦りもあった。
数人で意見を出し合うときに、何も意見を出せないと焦ってしまう。若干他人にも「どうして意見を出してくれないんだ」と苛立ってしまうこともある。
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15
生きることに疲れてしまい、最大の過ちを犯してしまった。
当時、友人関係に悩んでおり、嫉妬する自分が情けなくて受け入れられず悔しさや悲しさ、虚しさ、こんな自分は嫌だ、自分は心が汚いという気持ちがたくさん溜まっていた。
当時は数ヶ月歩けなくなり、足の筋力が落ちてしまったことが今運動が苦手なことに関係してそう。
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14
初めて恋人ができたが、恋人と仲の良い友人(女性)との絡みを見ていて辛い気持ちになった
私と付き合ってるのに、教室で全然話しかけてくれない。でも別の女の子とは普通に話したりできるのはどうしてなんだろう。
付き合い始めは嫉妬深い面がある。面識のない恋人の女友だちという存在が苦手(不安になる)
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13
公立でない学校に進学し、勉強の難易度が急に高くなってしまった。
小学校までは自分がほとんど学年トップだったが、中学校では周りに成績優秀者がたくさんいて焦っていた。勉強が分からなくて困った。
勉強することにあまり良いイメージがない。
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10
学校での成績が良く親に褒められていた
テストで良い点をとったり、成績表が最高評価だったことなどでよく親に褒められて嬉しかった。
他人に褒められることをしたい、他人を喜ばせたいと思って行動すること。
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6
親に〇〇ちゃん(友人)は偉いね、と比較されるようなことを言われた
ただ単純に悲しかった。どうすればよいかわからなかった。
他人と比べられることがとても嫌い。なのに自分の中で他人のすごいところと自分を比べてしまう。
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5
幼稚園の友人が自分と何でも一緒でないと機嫌が悪くなってしまうので困惑していた
幼稚園で同性の友人が自分のことを気に入ってくれており、何をするにもそばにいた。仲良くいてくれることは嬉しかったが、その子の気に入らない行動をとってしまうととても怒られたので面倒だな、困ったなと感じていた。
他人の意見が正しい、相手の求めることをしないとダメだと思ってしまうこと。
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「私たち夫婦がいわゆるセックスレスのようですが、夫婦として何か欠陥があるのでしょうか」への回答
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ちくわぶ さん、こんにちは。臨床心理士の浅井です。友人に心配されたり「おかしい」と言われるとどうしても不安になりますよね。今回は ちくわぶ さんの不安を和らげる方法を一緒に考えていきたいと思います。
まず最初に ちくわぶ さんご夫婦がセックスレスなのかという問いについてですが、相談内容を拝見した限りではいわゆる「セックスレス」ではないように思えます。
まず最初に「セックスレス」の意味を整理しておきます。セックスレスについては明確な定義がありませんが、一般的な解釈としては「パートナー関係の中で、どちらかが望んでいるにもかかわらず特別な理由がなく長期間性交渉がない状態」といったところでしょうか。離婚裁判など法律的には、1年以上その状態が続いていることが一つの目安になるそうです。
その点に照らし合わせると、 ちくわぶ さんたちはセックスレスではなさそうです。どちらかが一方的に拒否されているというわけでもないですし、二人の間で深刻な不和が生じているというわけでもありません。むしろ相談の文面からは ちくわぶ さんたちが互いを尊重し健康な関係を築いているように思えます。
結論から言うと、セックスの頻度が少ないことはなんの問題でもありません。 ちくわぶ さんは「夫婦として欠陥があるのではないか」と悩まれていますが、私はそう思いません。「セックス以外で愛情を表現してもらっているから特に問題ない」と書かれていることからも、むしろ ちくわぶ さんたちの関係はとても成熟した関係のように思えます。
ですが「 ちくわぶ さんたちの関係はなにも問題ないよ、オールオッケー!」と言われても肩透かし感があると思うので、 ちくわぶ さんの感じる苦しさについてもう少し踏み込んで考えてみたいと思います。
ヒントになりそうなのは ちくわぶ さんが「聞いてみたいこと」の最後に書いてくださった「自分はおかしいのか」という箇所です。この箇所をはじめ、自分史や悩み相談の本文のあちらこちらから、 ちくわぶ さんを苦しめるものの正体が見え隠れしているように感じました。
それは、