「転職しなくてはいけないが、働きたくもなければ生きていたくもない。」の相談内容詳細
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いまストレスを感じている「出来事」を事実ベースで抜き出してみてね。
「いつ・どこで・誰が・何を」を意識するのがコツだよ。
- 今月から急に収入が減り、都内一人暮らしでは生きていけない額なため転職先を探さなければならない。
- 「1」についての「感情」を%で表現してみてね。合計で100%にならなくても大丈夫。直感で書いてみよう。
- 怒り50%、不安25%、諦観25%
- 「1」について浮かんでいる「考え」を教えてね。
- 横暴な社長に対する憤りと、先行きのわからぬ不安がある。また、自分は物心ついてから生きていたいと思ったことがなく、正直なぜわざわざ職を探して働いて飯を食って生きねばならぬのかという思いがある。とにかく人と関わりたくない。今現在趣味のためだけに生きているが、給料が減る、就業状況が変わるなどにより趣味に打ち込めなくなるならもう死んでしまいたいと思う。
- いろんな視点から捉えるために、上記の回答の「別の可能性」を考えてみよう。
- なにも死ななくとも転職先がそれこそ天職になって毎日充実して過ごせるかもしれない。
- いま専門家に聞いてみたいことは?
- 生きたいと思えないのに生きるために苦しまねばならないのは理不尽なように感じます。15年以上ずっと明日目が覚めなければ良いのにと思いながら寝ています。この先何十年も生きねばならないのかと思うと発狂しそうです。どうしたら気を紛らわせられますか。
- 年齢、性別、職業
- 26歳女性アルバイト
- 既往歴
- --- 未回答 ---
- 悩みの内容の自由記述
- 幼少より両親の仲が悪く、ストレスの捌け口にされていた。母親からは「お前さえ産まれなければ」と言われ、父親は暴力を振るい、また妹と露骨に扱いが違った。人格形成に大きく影響があったように思う。自信がなく、人間不信で人の笑い声に怯えるようになった。寝ている時だけは何も考えなくて済むため、休日は予定がなければずっと寝ている。もううんざりだと思う。
自分史はまだありません。
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「転職しなくてはいけないが、働きたくもなければ生きていたくもない。」への回答
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うにいか さん、ご相談を寄せていただきありがとうございます。精神保健福祉士の中浦です。
転職など生活に変化が出る状況では、 うにいか さんの「生きるのが辛い」という気持ちも、さらに大きなものとなってのしかかってしまうのが想像できます。
相談内容に記述されていた「聞きたいこと」ですが、 うにいか さんは生きるのが辛い中でこの先も生きていくことに対して「どうしたら気を紛らわせられますか」とお尋ねになっていましたね。
質問に回答させていただく上で、もう少し うにいか さんの気持ちを整理しなければいけないと感じています。なぜなら、いくつかの状況が複雑に絡まっているため、ひとつずつ紐解いてあげなければ、本当の悩みにはたどり着けないと感じるからです。
うにいか さんを困らせるひとつ目の悩みは、生きるのが辛いことですね。自由欄にも書かれているように、母親からの存在を否定されるような言葉や、父親の暴力などは、今の うにいか さんの辛さに影響を与えていると思います。
『自信がなく、人間不信で人の笑い声に怯えるようになった』と感じてしまうのも、無理もないことのように感じます。『明日目が覚めなければ良いのに』と書かれていましたが、きっと うにいか さんにとって睡眠は誰の「声」も聞こえない安心できる時間なのでしょうね。
2つ目の悩みは、そんな生きるのが辛い状況に対して気を紛らわすことができないことですね。『休日は予定がなければずっと寝ている』と書かれていますが、気分転換がうまくできているかも心配なところです。
3つ目は『横暴な社長に対する憤り』です。それ以外の記述はないので深く話すことはできませんが、社長のふるまいが うにいか さんの頭に残っていて、休日などでもふとしたときに思い出されて、嫌な気分を繰り返し感じていらっしゃるのではないでしょうか。
4つ目はもう少し現実的なものですね。給料が減ることで都内に住むには転職しないといけないという悩みです。
5つ目は、4つ目の転職とも関わってきますが、仕事が変わることで『趣味に打ち込めなくなる』という不安があると察せられました。
相談内容に書かれていた内容から、まずは今 うにいか さんを悩ます問題を整理してみました。もう少し見やすくすると、以下のようになるかと思います。
①生きるのが辛い
②「辛い」という気を紛らわせられない
③社長への怒り
④転職しないといけない
⑤転職したら趣味に打ち込めなくなる不安こんな感じになると思いますが、いかがでしょうか?
こうやって5つを見てみて、ひとつ感じたことがあります。
それは、今の うにいか さんの状況では、悩みを「大きさ」ではなく「近さ」で見る必要があるということです。