「燃え尽きそうなとき、悪化を防ぐ方法はありますか」の相談内容詳細
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いまストレスを感じている「出来事」を事実ベースで抜き出してみてね。
「いつ・どこで・誰が・何を」を意識するのがコツだよ。
- 2020年の夏から今までコロナ病棟で働いています。仕事ため人一倍自粛もして頑張ってきましたが、気がついたら周りは結婚と出産を終えている人がほとんどでした。急に虚しくなり、最近は燃え尽き症候群のような状態になっています。
- 「1」についての「感情」を%で表現してみてね。合計で100%にならなくても大丈夫。直感で書いてみよう。
- 悲しみ30% 憂鬱40%
- 「1」について浮かんでいる「考え」を教えてね。
- これまで未知の病気への緊張や患者さんが亡くなっていく悲しみなどのストレスを常に感じてきました。疲れている自覚があります。1度職場でカウンセリングを受けるチャンスがあり、申し込んだが怖くなって断った。
今までおうち時間で新しくお菓子作りを始めたり、日記をつけ始めたり推奨されることはやって来た。
上司や同僚に「いつも疲れている」「最近様子がおかしい」と言われますが、相談した所で意味があるのかわからずに大丈夫と返してしまいます。
父親が10年来のうつ病で家庭崩壊していく様を経験しており、自分にも精神的な問題があることを受け止められません。母親や兄弟には知られたくないと思っています。
来年には辞職を考えていますが、それまでに前向きに過ごせるようにアドバイスを頂きたいです。 - いろんな視点から捉えるために、上記の回答の「別の可能性」を考えてみよう。
- 結婚と出産に向けて取り組んでいけば憂鬱な気分が晴れるかもしれない
- いま専門家に聞いてみたいことは?
- 周囲に同じような人がいない。元々内向的で人見知りでこの仕事が向いていない。燃え尽きてしまうのも、生まれ持ったメンタルの弱さだとある程度諦めを持つべきでしょうか。
- 年齢、性別、職業
- 28歳 女性 看護師
- 既往歴
- なし
- 悩みの内容の自由記述
- --- 未回答 ---
自分史はまだありません。
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「燃え尽きそうなとき、悪化を防ぐ方法はありますか」への回答
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はちこ さん
ご相談をよせてくださりありがとうございます。
臨床心理士・公認心理師の小野寺です。はちこ さんは看護師でいらっしゃるのですね。コロナ禍は はちこ さんのような懸命に働いてくださっている看護師の方々がいなければ、今以上に大変な状況になっていたと思います。本当にありがとうございます。
自分が必死に「患者さんに何事もないように」と頑張っているのに、周りがどんどん先に進んでいく、幸せになっていくのを見ていたら、ご自身の頑張りがむなしいものに感じられてしまいますよね。さぞお辛いでしょうね。
はちこ さんのご相談内容を拝見すると
「最近は燃え尽き症候群のような状態になっています」
「相談した所で意味があるのかわからずに大丈夫と返してしまいます」
「生まれ持ったメンタルの弱さだとある程度諦めを持つべきでしょうか」
とありました。しかし、実際の はちこ さんは今こうしてココロジーにご相談をしてくださいました。
私はこの事実から、 はちこ さんがいかに真剣にお仕事に取り組まれているか、そして諦めたくないかが、なんだか透けて見えるような気持ちになります。
この私の気持ちは間違っていないように思うのですが、いかがでしょうか?
そんな はちこ さんにお伝えしたいのは「メンタルの弱さ・強さ」に関係する話です。看護師として働いているのでご存じかもしれませんが、メンタルの強弱を表す指標として「レジリエンス」があります。
メンタルの強さというと「気にしないこと」「へこたれないこと」などと思われますが、それは「ハーディネス」と呼ばれる指標に関わるもので、また別の概念です。