「『やりすぎない方法』が知りたいです。」の相談内容詳細
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いまストレスを感じている「出来事」を事実ベースで抜き出してみてね。
「いつ・どこで・誰が・何を」を意識するのがコツだよ。
- 自分のキャパシティーを超えて活動してしまい、反動で物理的に動けなくなってしまう。ベッドから離れられず、食事も取れなくなる。その時抑うつ状態も併発する。それを何度も繰り返してしまう。「これ以上動いたらまた動けなくなる」と頭でわかっていても効果がなかった。
- 「1」についての「感情」を%で表現してみてね。合計で100%にならなくても大丈夫。直感で書いてみよう。
- 怒り10%、呆れ20%、申し訳なさ40%、不安、混乱30%
- 「1」について浮かんでいる「考え」を教えてね。
- 一人で何でもかんでも抱え込んでしまうことが原因だとわかっているのに、周りに心配や負担を掛けたくなくて、自分のプライドが邪魔をして、相談したり助けを求めたりすることが出来ずにいる。
動けなくなるたびに、実家の両親に負担をかけてきた。ただでさえ実家も大変な状態にあるのに、自分のせいでより大変な思いをさせていることが申し訳ない。早く自立して、両親を安心させたいのに、真逆の行動ばかりとってしまっている。そんな自分に嫌気がさす。
しかもこれだけ精力を尽くして行動してもそれが大した成果に結びついていない。
目に見えた体調不良などではないから、言葉で周囲には説明するしかないけれど、誤解されたり距離を置かれたりするのが怖くて、ほんの少数の親しい友人にしか詳しい事情を話していない。だから周囲には何も抱えていないふりをする。それ自体既に苦しい。
普段からやっていることが忙しくなるだけでなく、初めて経験することが重なるとオーバーワークになりがちだが、それを相談すること自体が自分にとってはハードルが高い。他の人にとっては易々と越えられるものだと思うと尚更人に話せない。
心療内科に通院しているが、同じような状態のまま1年以上経っている。もう主治医の先生にも寛解を諦められているのではないか、と不安に感じる。このまま社会に出て生きていける自信が無い。 - いろんな視点から捉えるために、上記の回答の「別の可能性」を考えてみよう。
- 他の人にとっては些細な悩みで、勇気をだして相談してみたら的確なアドバイスがもらえるかもしれない。
周囲にきちんと説明すれば、理解して環境を変えてもらえるかもしれない。
主治医の先生も長く様子を見ようとしているだけかもしれない。 - いま専門家に聞いてみたいことは?
- 社会に出るタイミングで環境が大きく変わると思うので、また同様の状態にならないか不安です。「新しく何かを始める時」「マルチタスクを強いられている時」に、どうしたら精神的に安定した状態でいられるのでしょうか。また、そうした状況で自分自身にブレーキをかけるにはどうすればよいのでしょうか。
現在の心療内科の主治医の先生がとても自分に合っていると感じるのですが、住む場所が変わって先生が変わってしまうことが怖くなっています。住む場所が変わる前に症状を抑えようとして焦らないほうが良いのでしょうか。 - 年齢、性別、職業
- 21歳、男性、学生
- 既往歴
- 心療内科、1年半
- 悩みの内容の自由記述
- 今回相談したいと考えたのは、ちょうど1週間ほど前に上記のような状態になったからです。その際は、所属する部活動が忙しかったのと同時に就活も忙しい状態でした。また、初めて他人から告白され、親愛の情と恋愛感情の区別がついていない状態だったので激しく混乱してしまい、『返事をする』こと自体に大きなストレスを感じていたことも原因ではないかと考えています。(現在はその方と形の上ではお付き合いをしている状態です。でも実感が湧いていません。)
本当はこの感情の区別を相談しようと思いましたが、他の方の相談にあったため、自分の現在の状態を相談したいと考えました。どうぞよろしくお願いします。
自分史はまだありません。
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「『やりすぎない方法』が知りたいです。」への回答
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さわしん さん、ご相談を寄せていただきありがとうございます。精神保健福祉士の中浦です。
他の回答も読んでくださっているようで嬉しいです。悩み解決の緒はどこから見つかるかわかりませんし、他の回答もお役に立てれば幸いです。
何か新しいことを始めるときや、タスクやプレッシャーが増えるときに、ご自身で抱え込みすぎてしまったり、やりすぎてしまうことから、体調を崩されることがあったのですね。
しかも、近いうちに新社会人になるという変化や、それに伴い信頼していた先生との別れなど、いくつかの環境の変化が同時に起こりそうなのも、 さわしん さんの不安を大きくさせているように感じます。
相談内容にも書かれていたように、何かしらの強い負荷が さわしん さんにかかったときの対策が必要で、特に「誰にも相談できずにひとりで抱え込んでしまう」ことがネックの一つになっているのだと読みとらせていただきました。そして、 さわしん さんも頭では十分にわかってはいるけれど、実際に誰かに伝えるのは難しいと感じられていることも、しっかりと伝わってきました。
以上をふまえて、最初に「誰かにヘルプを出しやすくなる」具体的な方法とアドバイスをさせていただければと考えています。その後、別の視点で気持ちを落ち着かせることに役立つ考え方を、 さわしん さんと一緒に考えていければと思っています。
まず、誰かにヘルプを出すことについてですが、ポイントは「わからないこと」と合わせて「わかっていること」も伝えるのを習慣にできると、声をかけやすくなると思います。
知っていることや困っていることなど、自分の個人的な情報を他の人に伝えることを「自己開示」といいます。自己開示は、人との親密度をあげるだけでなく、「自分の話を聞いてもらえた」ことで自己肯定感が高まることがわかっています。
しかし、自己開示がいつもいつも上手に機能するとは限りません。たとえば、