「何をしてもネガティブ思考になっちゃう…」って人も多いよね。
前向きになろうとしても、ネガティブなことばかり浮かんでくることもあると思う。
実は、ミシガン州立大学の研究によると、ネガティブ思考な人に「前向きになれ」と言っても逆効果なんだって。
でも、ずっとネガティブ思考が続くと不安だよね。気持ち的にもしんどくなっちゃうよね。
今回はネガティブ思考になったときの対処法を原因と一緒に紹介していくよ。
今日から自然と前向きになれる解決策を一緒に見ていこう~!
目次
ネガティブ思考の特徴
ネガティブ思考になると、何をしていてもマイナスイメージが浮かんでくるよね。とくに下記の特徴がある人はネガティブ思考になりやすいといわれているよ。
ネガティブ思考の人の特徴
- 自己肯定感が低い人
- 自分のなかのネガティブ思考を否定する人
- 「〜すべき」思考が強い人
- 無理に明るくふるまおうとする人
- 常に自分を疑ってしまう人
ネガティブ思考の人は、たとえ周りの人から肯定されても「でも…」と否定ワードを使ってしまうんだよね。だけど、ネガティブ思考は100%悪いことではないよ。
ネガティブ思考だからこそ考えられることや、メリットだってあるんだ。
ネガティブ思考になる原因は?
まずはネガティブ思考になる原因を一緒にみていこう。原因を見つけることは、改善への一歩にもなるよ!
遺伝によるネガティブ思考
ネガティブ思考は後天的なものだと思われがちだよね。でも、実は遺伝の関係もあるんだ。
性格のうち遺伝の要素は3〜5割と言われているんだけど、生まれつきネガティブ思考になりやすい人もいるよ。だから、無理やりポジティブ思考になろうとしても、上手くいかないんだよね。
無理なポジティブ思考
ネガティブ思考になっている自分を責めてしまうことってあるよね。
「このままじゃダメだ」と思って、無理にポジティブ思考になろうと頑張る人もいるんじゃないかな? でも、無理にポジティブになろうとするのは逆効果なんだ。
アメリカ・ミシガン州立大学の研究では、それが証明されているよ。ネガティブな人に「前向きになれ」というと、逆に悲観的になってしまうみたい。
自尊心が低い
自尊心が低い人は、自分自身のことを認めてあげられないことがあるよ。
思春期など、過去に感じた自分へのネガティブイメージが払拭できない人は多いよね。たとえば、友達に悪口を言われたり、裏切られてしまたり。そういった「被拒絶的体験」がきっかけで「自分が悪い」と思い込んでしまうんだ。だから、ネガティブ思考が大人になっても抜けない人は多くいるよ。「自分なんか…」と思ってしまいやすくなるんだね。
ネガティブ思考のメリット
「ネガティブ思考は悪いもの」と思い込んでいる人は多いんじゃないかな? 実は、ネガティブ思考にもメリットがあるんだ。
リスク回避ができる
ネガティブ思考の人は「考えすぎ」って言われた経験もあるんじゃないかな? たしかに、考えすぎて不安が強くなってしまうこともあるよね。
でも、考えすぎるということは、それだけ起こり得るリスクを想定できるってこと。仕事中に「もしかしたら」を想定できると、回避方法だって考えられるよね。
人間にはネガティブな情報を優先的に注目する特性があるんだ。これを「ネガティビティ・バイアス」と呼ぶよ。この特性のおかげで、危険から身を守ることができるとも考えられるよね。
人の気持ちを理解できる
ネガティブ思考になると、将来や対人関係なんかで不安を感じてしまうこともあるよね。だからこそ、周囲の人の気持ちに共感できることも多いんじゃないかな? 悩みがある人がいれば「その気持ちわかるよ」って寄り添ってあげられるよね。
これって、ひとつの才能なんだよ。ネガティブ思考だからこそ分かってあげられる気持ちもあると思う。
悩んでいるときは、前向きな言葉をくれるより「共感してほしい」って思うこともあるはず。あなただから支えてあげられる人がきっといるんだ。
ネガティブ思考の治し方
ネガティブ思考になると、気持ちまで落ち込んでしまうよね。日常生活に影響が出てしまうこともあると思う。だけど、「絶対に治さなきゃいけない」と思い込む必要はないんだよ。
少しでも自分が楽になるために、思考改善する意識を持つことが大事。ここからは、ネガティブ思考を改善できる方法を紹介するので、一緒に見ていこう。
夜に考え事をしない
夜になると、1日の反省会をしたくなるよね。1日を振り返ることは大事。ただ、ネガティブ思考の人は「あれがダメだった」と落ち込んでしまいやすいんだ。
実は、記憶は睡眠によって定着するよ。だから、ネガティブな気持ちのまま寝ると、さらに嫌な記憶を思い出しやすくなるんだ。
もし寝る前に考え事しちゃいそうなときは、アロマを焚いたり、音楽を聞いてみるのもおすすめ。寝る前の時間はできるだけ五感を使ってリラックスしてみよう。ぐっすり眠れると、スッキリ目覚めることもできるよ。
ネガティブ感情を書き出す
ネガティブな感情とあえて向き合ってみるのもひとつの治し方だよ。ノートに今感じている感情を書き出してみよう。誰にも見られないから安心して書いていいんだよ。
コツは「思う・感じる・分かる」などの思考や理解に関する言葉を書くこと。自分の感情を客観的に感じることは大事だよね。きっと「今、何に対してネガティブなのか」が明確になっていくよ。
南メソジスト大学の実験でも書き出しの効果が証明されているよ。書いた直後はネガティブ感情が強まってしまうんだけど、長期的にみれば、感情を書きだすことで前向きになることがわかったんだ。
毎日15分をまずは4日間続けてみよう。継続してトレーニングすることで、思考改善はできていくよ。
今のネガティブ感情を「思う・感じる・わかる」を使って書いてみよう!
ネガティブ思考を認める
過度の抑制は、気持ちにより負担をかけてしまいやすいんだ。「ネガティブ思考はダメ」と思うことで、よりネガティブになってしまうこともあるよ。
これを「抑制の逆説的効果」と言うんだ。抑制を試みることで、関連する思考がかえって頻繁に浮かんでしまうやすくなるよ。
だから、ネガティブな気持ちを感じたら、その場で我慢せずに受け入れてあげよう。例えば、ネガティブ思考が浮かんだら、すぐに胸に手を当てて、「今、私はこんなことが不安なんだ」「私はこう思ってるんだね」と、浮かんだ感情を認めてあげてね。
代替思考
ネガティブなことしか考えられないときは、気晴らしに別の事を考えてみよう。これを「代替思考」と呼ぶんだ。一次的に思考が別の方向を向いてくれるから、ネガティブな気持ちを忘れられやすいよ。
ただ、代替思考に「何を選ぶか」が重要になるんだ。それこそ、ポジティブになろうと考えてしまうと、意味がないよね。全く関係のないことを考えたりして、気晴らし程度に考えることがおすすめだよ。
リフレーミング
リフレーミングとは物事の枠組みをはずして違う枠組みで見ることだよ。例えば、人の短所も、別の環境では長所になったりすることがあるよね。
- 八方美人→協調性があって気が利く人
- 落ち着きがない人→行動力がある人
- 頼りない人→温厚で優しい人
このように、不安に思っている事柄も、違う視点から見るとチャンスやメリットになることもあるんだ。
ネガティブ思考をリフレーミングしてみよう
リフレーミングのやり方がよくわからないときは、リフレーミングのコツを読んでみてね。
「ネガティブ思考」まとめ
ネガティブになってしまうと、日常生活に支障をきたすこともあるよね。「このままでいいのかな?」と不安になることもあるはず。
大事なのは「ネガティブな自分」を認めて、受け入れてあげること。それができるだけで、気持ちはずいぶんと楽になるよ。