「ごめんなさい」「すみません」すぐ謝ってしまう人の心理と対策

人間関係 2020/08/08
Credit: depositphotos
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(映画館の作品リストを見ながら)どれも面白そうだね。あ、先週公開されたばかりのホラーがある!これ気になってたんだよねー!ココりん、どうかな?

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怖いのとグロいのは苦手リン…

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そうだったんだね…!勝手に盛り上がっちゃってごめん。じゃあこのラブロマンスにしよう!

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ありがとうリン!ドリンクはどうするリン?ココりんはホットコーヒーにするリン。

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んー…どうしよう、コーラも良いし、ホットラテも捨てがたい…。ビールっていうのもありだな…。あ、タピオカミルクティーもある…!あぁどうしよう…。優柔不断でごめんねココりん…。本当にごめん…。

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そんなに謝らなくてもいいんだリン!ゆっくり決めてリン。

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うん、ごめん…。

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(購入後)おいもさん、さっきも言ったけど、そんなに謝らなくても良いリン。ココりんは怒ってないリン。

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ごめんねあ、また謝っちゃった! 私すぐ謝っちゃうんだよね。なんでだろう

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気持ちはわかるけど、過度に謝ると相手を悪者にしたり、相手を信頼していないって思われてしまったりするから、注意が必要リンよ。すぐ謝ってしまう理由と一緒に説明するリン!

すぐ謝ってしまう理由

まず最初に、すぐ謝ってしまう理由について解説します。

自分に自信がないから

1つ目の理由として、自分の自信のなさがあります。大事なプレゼンの前、受験や告白に失敗した後など、誰しも自信を失うタイミングはあります。それは自分の行動や発言に対してです。

しかし、すぐに謝ってしまう人は、自分自身に自信がない傾向にあります。「ありのままの自分が価値ある存在」と思えないという点では、自己肯定感が低いとも言えます。

自分自身に自信がないため、発言や行動にも自信が持てず、人に意見や指摘をもらった時に否定されたと感じたり、「自分はなんてダメなんだ」と感じてしまい、謝ってしまうのです。

自分と周囲からの評価を一致させたいから

自己肯定感が低い人は、自分のことを「ダメな人間」だと思い込んでいます。そして、謝ることで周囲からも「ダメな人間」と認識され、評価を下げようとすることがあります。

こうすることで、自分に対する低い評価と周りからの評価を一致させ、一種の居心地の良さを感じているのです。

自尊感情を守りたいから

謝り癖のある人は、一見謙虚に見えても実はプライドが高い場合があります。

例えば、「すみません。他の業務が忙しくて時間があまり取れなかったので、企画書に抜け漏れがあるかもしれません」といったように、理由をつけて先に謝っておけば、もしミスをしたとしても自尊感情は傷つきにくいものです。先に謝罪し、不利な状況(ハンディーキャップ)を作り出すことで、自尊感情を傷つけないようにしているのです。

これは、心理学では「セルフ・ハンディーキャップ」という心理的防衛システムの1つでもあります。

ミスや失敗をしても、「他の業務が忙しかったからだ」と自分に言い聞かせて自尊感情は傷つきませんし、成功した場合は「他の業務のせいで時間が取れなかったのに、これだけの成果物を出せるなんて、自分はすごい!」と悦に入ることができるのです。

すぐ謝ることはなぜ良くないのか

仕事でミスをして人に迷惑をかけたり、約束の時間に遅刻してしまったり、よそ見をして歩いていて人とぶつかったり、明らかに自分に非がある場合、誠実に謝ることは人間関係においてとても大切です。

しかし、ことあるごとに謝ったり、過剰な謝罪をしてしまうと、相手を悪者に仕立てあげてしまいます。

冒頭の会話を例にすると、「勝手に盛り上がっちゃってごめん」は「ひとりで楽しそうにしてたら、あなたはイライラするでしょ?」に、「優柔不断でごめんね」は「あなたは待たされるの我慢できないよね?」という風に相手が受け取る可能性があります。

相手に対して不快な思いをさせたくないという気持ちから謝っていたとしても、相手は「楽しそうにしてる人を見るとイライラする人」「待たされるのが嫌いな器の小さな人」と扱われている気分になる場合もあるのです。

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全然気が付かなかったけど、自分を守るためだけに謝っていたのかもしれないこれまで、謝ることで相手を悪者にしてたんだね。

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もちろん相手の受け取り方次第だけど、大切な人との関係のために、過度な謝罪は控えた方が良いと覚えておくと良いリン!

すぐ謝るようになった要因

謝り癖を直すために、すぐ謝るようになった要因を考えてみましょう。1つの要因として考えられるのは、子どもの頃の環境です。

親から「テストで100点を取りなさい!」と言われ続けた子どもは、親の期待に応えようと一生懸命勉強をします。しかし、それでも100点が取れなかった場合、「なんでこんなひどい点数なの?」「ちゃんと勉強しなかったからでしょ!」「努力が足りないのよ!」と怒られることになるでしょう。

その怒りを鎮めるために「ごめんなさい。次は100点を取れるように頑張ります」と謝るほかありません。言い訳や本音を言えば、もっと怒られることを知っているからです。この謝罪は、自分が置かれている状況に適応し、自分を守ろうとする言葉なのです。

テストの点数は一例ですが、大人になった現在でも癖になっているということは、上記のように謝らなくてはいけない状況が多々あったことを示しています。その結果、すぐに謝るという行動がインプットされてしまっていると考えられるのです。

謝り癖を直す方法

すぐ謝ってしまう癖を直すために、まず自分を客観的に見る練習をしてみます。今日一日、どんな場面で謝ったかを思い出し、書き出してみましょう。

産業カウンセラーの井上のぶお氏によると、この練習をすることで、自分がどんな瞬間に「謝るスイッチ」が入るのかを捉えることができるようになるとのこと。

謝るスイッチが入る瞬間が分かれば、オフにすることもできます。何回も繰り返していくうちに、すぐ謝るといった行動がなくなっていくそうです。

謝り癖で生きづらさを抱えているなら、専門医の受診を

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「この謝り癖はいつからだろう?」「どうしてこんなに謝ってしまうんだろう?」と掘り下げていくことに、根本解決のヒントがあるんだね。

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そうリン!自分で掘り下げていくのも有効だけど、謝り癖の影響で仕事や人間関係など、生活に支障が出ていたり、生きづらさを感じている場合は、自分ひとりで抱えずに専門医によるカウンセリングを受けることをおすすめするリン!

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