セラピストが教えるメンタルヘルスについての5つの真実とは?

心理学 2020/05/28
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皆さんは、メンタルヘルスについてどのくらいご存知ですか?

メンタルヘルス対策の重要性が多くの企業や学校で取り上げられる中、未だに心の健康に関する誤解や知識不足が目立ちます。

今回、セラピストが教える心の健康に関する5つのことについて紹介します。

メンタルヘルスは連続体

私たちは、体の健康についてはメンタルヘルスほど広い意味では話しません。

例えば、季節性アレルギーから癌の末期まで全ての診断を受けた人のことを、おそらく誰も「彼女は体調が悪い」とは言わないでしょう。体の病気をまとめて”体調が悪い”として説明することはあまり見られません。

しかし、精神疾患が話題になると、私たちは「私の隣人は精神的に病気です」などと引っくるめて言う傾向があります。多くの場合、これは中傷的な意味合いを含んでいます。

つまり多くの人は、メンタルヘルスの話になると極端な白黒の尺度を用いるので、「私はメンタルヘルスの問題を一度も経験したことがない」などと言うのです。

しかし、あなたのメンタルヘルスは毎日変化するもの。そのため、心の状態を連続体のように考えるべきでしょう。

ある日、何かのきっかけで連続体の端っこに行ってしまうこともあるでしょう。誰もがメンタルヘルスの問題を少なからず経験しているはずです。

誰でも精神疾患にはなる

多くの人は、精神疾患に対する免疫があるべきだと信じています。賢いから、教育水準が高いから、お金があるから、うつ病や不安、他の精神疾患を経験することはないだろうと考えています。

とはいえ、あらゆる年齢層で誰でもメンタルヘルスの問題に晒される可能性があるのです。それを避けるために、自分の健康管理など自分で制御できることはあるかもしれません。

しかし、遺伝子の制御などは難しく、心に打撃を与えてしまう人生経験を避けることもできません。

精神力とメンタルヘルスは異なる

一部の人は、精神病を弱い人が罹るものと思っています。しかし、精神力とメンタルヘルスには大きな違いがあります。

これは、体力と体の健康に強い関連が見られないことにも似ています。エクササイズをすると、あなたは強くなり、身体的な病気になりにくいかもしれません。しかし、筋肉があるからといって、がんになったり心臓発作を起こしたりしないとは限らないのです。

精神的な強さは、発達上の心の健康を促進し、一部の精神疾患を防ぐことができるでしょう。しかし、だからといって不安や双極性障害などに対して一生免疫があるというわけではありません。

多様なサポート体制

薬を服用する必要があるのではないかと心配したり、セラピストに子供時代について話さざるを得なくなったりするので、精神的なサポートを求めづらい人もいます。

しかし、最終的に治療方針を決めるのは、あなた自身です。

話したくないことについて話す必要はありませんし、医師の指示があっても、薬を服用する必要はありません。あなたとセラピストの間で上手くいかないことがあれば、新しいセラピストに変更することも可能です。

セラピストのセラピールームに行きたくない場合は、オンラインセラピーを試すこともできます。

多くのオンラインセラピーでは、メッセージやライブチャット、ビデオセッションなどを使い、都合のよいときに匿名のまま、精神的なサポートを受けられます。

精神疾患は治療可能

メンタルヘルスの問題が発生している場合は、自分で症状を管理しようとする傾向があります。食べ過ぎや過度の飲酒、麻薬の使用など、健康的でない対処法を取り、現実から逃れようともします。

しかし、メンタルヘルスの問題を管理するための効果的な方法もあります。

本来、精神疾患は治療が可能なもの。多くの場合、投薬やトークセラピー、その両方の組み合わせによって治療を行うことで改善が期待できます。

 

未だに、精神疾患には多くの誤解があります。時にはそれが、精神疾患の診断や治療を遅らせてしまうことも…。

周りに精神疾患で苦しんでいる人がいたり、あなた自身が苦しんでいたりしたら、この5つの事実を理解してみると、精神疾患について柔軟に考えられるようになるかもしれません。

自分に合った心理カウンセラーの見つけ方

references: psychologytoday /written by cocology編集部

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