健康の秘訣は「自分を大事にすること」。健康促進に必要な3つの軸
最近、どんどん「健康」の価値が上がってきていますね。
健康でいるためには、栄養バランスのよい食事や、定期的な運動などが挙げられるでしょう。
しかし、最新の研究によると、自分に対する思いやりや優しさ、マインドフルネスなど、自分を大事にすることも健康促進に役立つと分かっています。
今回は健康促進に必要なこれらの3つの要因について詳しく紹介します。
自分に対する思いやり
自分自身に対する思いやりの心「セルフ・コンパッション」は、健康増進につながります。
セルフ・コンパッションとは、自分の強みや弱みを知り、どんな状況でもありのままの自分を認められることを指します。
勉強や仕事をしていれば、周囲から自分の欠点やミスを非難されることもあるでしょう。そんな時にも、完璧でない自分を自分自身で認められることは、心と体の健康のためにとても重要なことです。
自分を大事にする気持ちを持てない人は、他者からの批判や非難に耐えかね、自分自身を責めてしまうかもしれません。その結果、過度のストレスから心の病気に罹りやすくなってしまうのです。
自分に対する思いやりを持つことで、どんな失敗を犯した自分も認めることができ、次のステップへ進むエネルギーを持つことができます。
自分に対する優しさ
セルフ・コンパッションとも似ていますが、自分に対する優しさも健康増進に良いと言われています。
自分に対する優しさとは、優しさを友人に与えたら、同じことを自分自身にも行うことを指します。自分自身を責めずに、家族や友人を大事にするように自分自身も大事にするべきなのです。
全ての人が何らかの形で悩んだり苦しんだりしていることを認め、皆んなの痛みに気を配り、愛情のこもった優しさを他者や自分に与えることが何よりも重要です。
自分の心の中に優しくしてくれる自分がいるという認識を持つことは、自分の幸せと成功、健康につながるでしょう。
マインドフルネス
マインドフルネスとは、過去を反芻したり未来を予測したりせずに、今その瞬間に生きることです。
これは、自分自身や仕事関係に問題を引き起こしているだろう見えない感情を特定し管理するための方法にもなります。
基本的にマインドフルネスは、どんな感情が浮かんできても、その感情が良い感情なのか悪い感情なのかは考慮に入れず受け止めることが必要です。
過去や未来に関わる感情も全て受け止め、現在に集中することで、うつ病や不安になりにくくなったり、拒絶反応と社会的孤立にうまく対処できるようになったりします。
このように、健康を促進するためには、自分自身に思いやりや優しさを与えたり、マインドフルネスを行ったりすることが有効的です。
ぜひ、長く健康で居続けるために、運動や食事と一緒に「自分を大事にすること」も始めてみてくださいね。