お金は「モノ」より「経験」にかけたほうが幸福度が上がる!

ライフハック 2020/04/22
Credit: depositphotos

「もっとお金があれば幸せになれるのに」そう考える人は少なくないでしょう。

生きていく上で、ある程度のお金は必要になることは明白です。今よりお金があれば、欲しいと感じるものを我慢することなく手に入れることができるため、それで幸せを感じる人もいます。

しかし残念ながら、お金があればあるほど幸せになれるわけではありません。

近年の研究によると、アジアの場合、年収660万円までは収入の増加と幸福度の増加は比例関係にあるものの、それを超えると幸福度が高まらないことがわかっています。つまり、幸福度を上げるにはお金だけでは限界があるのです。

実は、幸福度は「お金をいくら持っているか」ではなく、「お金の使い道」によって高めることができます。具体的な使い道としては、「物」ではなく「経験」にお金を使う方が幸福度が高まると言われています。

今回は、幸福度を高めるお金の使い方、経験にお金を使った方が良い理由、具体的にどんな経験にお金を使った方が良いのかをご紹介します。

幸福度を高めるお金の使い方

2020年5月に発行予定の「the Journal of Experimental Social Psychology」に掲載される新たな研究では、お金を使うことによってどれくらいの幸福度を生み出すことができるかを実験しました。

参加者2,635人の大人を2つのグループに分けます。片方は物にお金を使うグループ、もう片方は経験にお金を使うグループです。そして、1日を通して、参加者にランダムにテキストメッセージを送り、感情や購買行動について観察しました。

物にお金を使うように指示されたグループは、ジュエリーや服、家具などを買ったのに対し、経験にお金を使うよう指示されたグループは、スポーツイベントや外食、その他の気分が高揚する経験に参加しました。

実験の結果、物にお金を使った人に比べて、経験にお金を使った人は、金額に関係なく高い幸福度を感じることがわかりました。

つまり、幸福度を高めるお金の使い方は、「物」ではなく「経験」であることが証明されたのです。

「物」より「経験」にお金を使った方が良い理由

上記の研究結果にもあるように、物よりも経験にお金を使う方が幸福度が高まることがわかりました。それでは、なぜ経験にお金を使った方が幸福度は高まりやすいのでしょうか?

1つ目の理由:人間は順応していくから

物を買った瞬間は幸せを感じたり満足度が高くても、次第に慣れていき、幸福度はその後下がっていきます。新しく買った物に対し順応していく、つまり慣れていき、その状態が当たり前になるからです。

2つ目の理由:他人との比較対象になるから

物は経験と違い、他人との比較対象となってしまいます。

例えば、新しく自動車を購入した場合、最初は幸せと満足した気持ちでいっぱいだったのに、お隣さんがもっとかっこいい車を買ったら、自分の車と比較してショックを受けてしまうかもしれません。そして、気に入って買った自分の車に飽きてしまう可能性もあるのです。

では、どんな経験にお金をかければ良いのでしょうか?

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