「自己愛の強い人」がよく使う6つの言葉

心理学 2020/04/09

「ナルシスト」という言葉を聞くと、恐らく多くの人は「自分のことが大好きな人」「自信満々の人」「うぬぼれが過ぎる人」などをイメージするのではないでしょうか。

心理学では自分を愛する行為のことを「自己愛」と呼び、一般的にナルシストと呼ばれる人は自己愛が非常に強い傾向にあります。

自己愛の行為が強すぎると、自己中心的になり、周りに共感できなくなり、健全な人間関係を築く上で支障が出てきてしまいます。

今回は、ナルシストの特徴や、よく使う言葉と隠れた本心について詳しく解説致します。

ナルシストの特徴

心理学の観点から見たナルシストとは、どのような特徴があるのでしょうか?以下ではナルシストに共通する特徴を5つご紹介します。

1. 他者からの承認・称賛への過敏さ

自分の言葉や行動が周りや他者から承認されるか、称賛されるかに敏感になります。承認・称賛が十分に得られない場合は、自尊感情が低下してしまいます。

2. 自己顕示の抑制

注目を集めたり、自分の考えなどをはっきりと示すと、「恥ずかしい思いをするかもしれない」と怖くなり、自己顕示を抑える傾向にあります。

3. 潜在的特権意識

自分は特別な人間だという意識が強く、自分に対して周りが特別な配慮や敬意を持って接することを期待します。もし期待したような配慮がなかった場合、強い怒りや不満を覚えます。

4. 自己緩和能力の不全

ナルシストの人は劣等感を抱えている場合が多く、自分に強い自信が持てません。そのため、強い不安や怒りなど急速に起きる感情をコントロールする力が弱く、他者に調整や緩和してもらおうとします。

5. 目的感の希薄さ

自分の目指したい姿や進んでいきたい方向性といった目標が強くありません。そのため、空虚感を体験しやすい傾向があります。

ナルシストが使う6つの言葉と隠れた本心

ナルシストが使うコミュニケーションは多くの人が使うものとは少し異なります。本心を隠し、言葉をツールや武器のように使うのです。以下では、ナルシストの人が使う言葉と、それらに隠れた本心を解説していきます。

1. 「気にしすぎだよ」

本心では、「あなたが持っている感情は自分にとって面倒なものです。それに対して私がどうしたらいいのかわかりません。」

「他者と共感することには興味が持てないのです。そもそも、共感がどういうものかがよくわかりません。」と考えているはずです。

2. 「君を怒らせたのは自分のせいじゃない」

本心では、「もし私があなたを怒らせたとしても、それはあなたが勝手に怒ったのであって、私のせいではありません。」

「私は謝らないし、非難を受け付けません。自分が間違いだったと認めるつもりもありません。弱さを見せるようなことはしたくありません。」と考えているようです。

3. 「今日はどんな日だった?」

本心では、「自分の話をするための前触れとして聞いているだけです。あなたの話を長く聞くことはできません。」

「他人の話を聞くのは得意ではないし、短い時間しか興味があるようなふりをすることができません。」と考えているようです。

4. 「詮索しないで」

本心では、「あなたが私のことをよく知っているかのように話すのは、すごく嫌な気持ちになります。詮索されることと、確信のないことは怖いのでやめてください。」

「私の素敵なところだけを話すか、そうでないならもう話しかけてこないでください。」と考えているようです。

5. 「わがままは良くないよ」

本心では、「あなたがわがままを言うと、周りの注意があなたへ向いてしまい、私への注目が薄れてしまいます。今すぐに止めてください。」と考えているようです。

6. 「これが私です。受け入れられないんだったらどこかに行って」

本心では、「あなたのために自分を変えるつもりはありません。もし私の元を離れていったり、何度も変わるように求めてくるのなら、あなたを見捨てて代わりの人を見つけます。」

「今の私を受け入れてください。私にとって周りの人は使い捨てられるものなのです。」と考えているようです。

適度は自己愛を持つことが大切

今回は、ナルシストの人の特徴と、よく使う言葉、それらに隠された本心についてご紹介しました。

自分を愛するという行為は、自己肯定感にも繋がり、精神衛生を保つ上で大切なことです。しかし、冒頭で述べたように、自己愛が強すぎて他者と共感ができなかったり、周囲との人間関係に亀裂が入ってしまうと、生きづらさを感じてしまうでしょう。

もし既に生活に支障が出ていたり、生きづらさを感じている場合は、専門の機関に相談してください。

間違えやすい「自己肯定感」と「自己愛」の違いとは

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