効果的な学習法とは?最新の研究結果「質問とフィードバック」

ライフハック 2020/03/24

心理学者のエビングハウスは、私たちの記憶は時間が経つにつれ、段々と薄れてしまうものだと主張しています。

この現象は、人の記憶の時間的推移を表す忘却曲線と呼ばれるもので説明されてきました。

そうは言っても、受験や資格試験の勉強の時に、覚えたものを忘れてしまうと、困ってしまいますね。

そこで、学習効果の向上のために、多くの学校では復習や予習を推奨しています。

しかし、最新の論文によると、従来の復習よりも、別の2つの学習法が、より効果を示していたといいます。

今回、復習よりも効果的な勉強法2つについて見ていきましょう。

質問を作ってみる

まず、学習教材を使って質問をつくるように指示すると、問題の理解力や記憶の想起力、問題解決能力が向上するとのこと。

研究では、科学講座を受ける4年生と5年生の生徒を、質問の生成を練習した実験群と、質問の生成の指導を受けなかったコントロール群の2つのグループに分けました。

2つのグループは、それぞれ身体の構造と機能についての学習を行いました。

その結果、1週間後のテストでは、コントロールグループよりも、質問を提起したグループの方が、問題についての知識と理解を高めていたのです。

つまり、質問を生成するようにすることで、学習効果を高めることができるのです。

テスト後のフィードバックをもらう

テストを行うことも、学習と記憶の保持に良い効果があるといわれています。

もちろん、ただテストを行うだけでは学習効果は上がりません。テスト後に、フィードバックを与えたり、教材を調べたりして、正しい答えを学習することが重要です。

テスト効果についての研究では、テストの後に教材を調べられたオープンブック条件と、教材を調べられなかったクローズドブック条件を比較しました。

オープンブック条件では、新しく記憶した情報を思い出せない場合には、生徒は学習資料を調べるのを繰り返し、自主学習の効果をより強めました。

その結果、最終テストのスコアは、クローズドブックの条件と比較して、オープンブック条件の方が高かったとのこと。

これは、学習者がテストの後に教材や問題を振り返ることで、記憶を修正することができたからだと考えられます。

一方、クローズドブック条件では、学生は記憶を修正する機会がないため、誤った情報をそのまま記憶してしまい、学習効果が下がってしまったのです。

テスト後に教材を見直したり、フィードバックをもらったりすると、正確な記憶の定着により、学習効果が向上します。

このように、単純な学習法よりも、質問を生成したり、テストをしたりすることで、効果的に学習を行うことができます。

テストの成績で悩んでいたら、一度学習方法を見直してみてはいかがでしょうか。

勉強だって「感情」が大事。頭が良くなるカギは「感情的知性」だった

references: Research Digest /written by cocology編集部

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