感情表現が苦手な人は4つのサインでわかる

共感性を示したり、愛情を与えたりすることは、恋人関係を含め人間関係全般を良くしてくれます。
しかし、感情を表現できず、情緒的な関係を結べない人もいます。
「感情レベルで他者とつながる」ことが苦手な人のサインについて見ていきましょう。
感情を表現できない人とは?
感情を表現できないとはどういうことでしょうか。
そもそも感情を持つとは、何か困難なことを経験した人に対して共感したり、サポートや激励を行ったりなど、利他的な視点から他者のつらい経験に対して心から心配することです。
それとは逆の側に位置するのが、感情を表現できない人。この人は、感情レベルでの会話ができず、パートナーが近くにいたとしても、困惑や寂しさ、見捨てられ、孤独といった気持ちを抱いてしまいます。
感情を表現しない人は、冷たかったり、距離があったり、よそよそしかったりします。勝利や目標の達成を最も重要とし、それが、敗北感や自尊心の低下、フラストレーションなどを引き起こしているとは考えもしません。
同時に彼らは、自分自身に批判的かつ完璧主義で、感情面でのトラウマがあったり、人間関係に問題があったりする人物です。
トラウマのある子ども時代を過ごしたり、感情的に苦しめられたり、感情を表出できない家族で育ったりしたかもしれません。
感情的サポートや共感の気持ちを与えられない人との関係を避けるために、感情表現がみられない人を見つけることは必要です。
過度に分析的
問題の事実関係ばかりを分析し、どのように感じているかを話さないなら、感情の表現がない人物かもしれません。
研究によると、脳には共感性などを司る社会的ネットワークと、理性を司る分析的ネットワークがあり、2つの能力の両立が難しいと分かっています。
分析的な思考を行う冷静な人物は、共感性などの社会的な感情が湧きにくいといわれています。
感情場面を避ける
ビジネスなど、建設的な合意が必要な場面では、感情は必要ないかもしれませんが、人間関係では感情が必要とされます。感情を示すのが苦手な人物は、そういった感情的な場面を避けようとするかもしれません。
帰り際に、友人に挨拶したくないかもしれませんし、感謝や愛を伝えられても、それに反応したくないかもしれません。
友人との交流の制限
感情がみられない人物でも、感情を見せる必要のない仕事の場では、同僚と共によく働きます。
しかし、感情や対人関係が会話の中心になると、そういった社会的な場を避ける傾向があります。精神的な不調を隠したがったり、恋愛の話をしたがらなかったりするのは、感情を表現できない人物の特徴です。
感情状態の無視
感情表現がない人は、相手の悲しみや喜びなどの感情状態や反応を無視したり、バカにしたりするかもしれません。
話題に感情的にならないようにほのめかしたり、ジョークを言ったりすることで、会話をコントロールしようとすることもあります。
自分や相手の感情自体を無視すると、一見強い人物のように思えてしまいますが、感情を理解しコントロールすることができていないのと同じです。
まとめ
感情表現豊かな人が示す、4つのサインについて紹介しました。
しかし、感情レベルで会話ができない人でも、いくらでも変わることはできます。
恋人関係や人間関係を良くしたいのなら、問題について認識し、自分と相手の感情を受け入れられるようになることが重要かもしれません。
references: psychologytoday /written by cocology