ストレスを溜めない心をつくる4つのコツ

心理学 2020/02/29

昨今の不安感の増すニュース、仕事でのプレッシャー、家事や育児の疲れなど、私たちは日々ストレスを感じています。

ストレスとは、もともと物理学の用語で「外力による歪み」という意味。この歪みが加わり続けた結果、心も元気を失って砕けてしまうことがあるのです。

以前、ストレス解消方法を公開しましたが、今回は「事前にストレスを溜めない強い心」の作り方について紹介します。

ストレスにはプラスとマイナスの2種類がある

ストレスという言葉を聞くとネガティブなイメージが先行しますが、人間の幸せや成長に欠かせないプラスになるストレスもあります。例えば、スポーツ選手が適度な緊張感を持つことで、実力を発揮しやすいという場合、緊張感がプラスのストレスになります。

これに対し、私たちが普段ストレスを感じるのはマイナスのストレスです。

中でも、疲労や睡眠不足などの「生理的ストレス」、プレッシャーや自己否定・マイナス思考などの「心理的ストレス」、そして人との繋がりの欠如や人間関係の不和など「関係性におけるストレス」が心身に影響を与える主な要因となっています。

ストレスを跳ね返す力「レジリエンス」とは

上記で挙げたマイナスのストレスに対抗する力を「レジリエンス」と言います。レジリエンスとは物理学の用語で「外力による歪みを跳ね返す力・復元力」という意味。ポジティブ心理学では「心のしなやかさ」「困難を乗り越える力」と訳され使われています。

この「ストレスを受け止めて跳ね返す力」が弱いと、人の心は折れてしまい元気を失ってしまいます。

ストレスを溜めない心の作り方

それでは、具体的に折れない心はどのようにして作れば良いのでしょうか?以下では、4つのポイントに分けてご紹介します。

1. セロトニンを十分に分泌し心を安定させる

セロトニンとは神経伝達物質の1つで、ドーパミンなどの興奮物質の過剰な分泌を抑え、心をバランスを調整する役割を担っています。

セロトニンが不足すると情緒不安定になったり、頭が覚醒せず靄がかかった状態になってしまいます。ストレスを強く感じやすいこの状態が続くと、心が脆くなりうつ病の症状が出てしまうことも。

セロトニンの分泌は、日光を浴びる・リズム運動をする・大豆や豚肉などセロトニン生成のための適切な食事を摂ることで活性化することができます。

セトロニンの分泌を促し、ストレスを感じにくくする、もしくはストレスを感じても心のバランスが取れるようにしましょう。

2. 目的志向で生き、心の「フロー状態」を保つ

心の乱れを極力なくしストレスに負けない心を作るためには、明確な目標を持っていること、そしてそれをフロー状態で取り組むことが大切。

自分が何のために頑張っているのかがはっきりしていると、雑念や無駄なことに時間やエネルギーを費やすことが軽減します。また、起こるかどうかわからないことに悩むこともなくなるでしょう。多少トラブルが発生してもうろたえることが少なくなるはずです。

フロー状態とは、心理学者ミハイ・チクセントミハイが提唱した「時を忘れるくらい、完全に集中して対象に入り込んでいる精神的な状態」のこと。

つまり、目標をはっきりとさせ、自分がやるべきことをロジカルに考える、そして一心不乱に取り組めると、心は折れにくい状態になるのです。

3. 多様性を受け入れスルーする技術を身につける

自分の好き嫌い、欲、価値観など人の内面を形成する要素は多種多様です。自分の好みだけを他人に押し付けると相手との間に不和が生まれ、また相手の価値観や考え方を受け入れない限りもめごとは尽きないでしょう。ストレスは溜まる一方です。

大前提として、自分と他人は違う個体だと認識する必要があります。その上で、「自分とは相容れないな」「この人と関わると衝突は避けられないな」という人とは真っ向から戦わずに逃げましょう。ストレスを感じる相手とはなるべく関わらないようにするのです。

4. 脳の使い方を工夫して度胸をつける

不安や恐怖を感じると、脳内にはノンアドレナリンという物質が分泌されます。例えば、上司に呼び出された時「もしかしてあの件で怒られるんじゃないか…」とビクビクしてしまい、この物質がドっと出るのです。

そんな時、無理やりにでも「きっと褒められる!」「きっと新しいプロジェクトのリーダーに任命される!」と決めつけてしまいます。すると、脳内では快感ホルモンが分泌されます。

つまり、ネガティブに考えがちな思考をポジティブに切り替えることで、自分で心の状態をコントロールします。これが折れない心で生きるコツです。

ストレスは避けるものではなく、受け止めて跳ね返すもの

今回は、ストレスの種類・ストレスを跳ね返す力・折れない心の作り方、の3つについてご紹介しました。ストレスに悩む人の中は、いつも上機嫌で楽しそうな人を見ると「ストレスなんてないんだろうな」と考える人もいます。

恐らくその上機嫌な人は、ストレスがないわけでもストレスを感じないわけでもなく、折れない心と適切な対処法を持っている可能性が高いでしょう。

折れない心を作るのは時間がかかるものですが、今後の人生で間違いなくあなたの心身を守る強い味方になります。この記事でご紹介した折れない心の作り方を、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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