突然意識を失う「てんかん」の原因と治療法とは?

心理学 2020/03/16

私たちの脳は、神経細胞のスイッチがバランスよくオン・オフを繰り返すことで、 正しい情報のやりとりや体を動かす命令を出したりしています。

てんかんは、大脳の神経細胞の多くに一気にスイッチが入り、電気的な過剰興奮を起こし、 さまざまな症状(発作)を引きおこしてしまう病気です。

今回は身近な病気でもある「てんかん」の症状と治療法を紹介します。

症状

てんかんとは、突然意識を失ってしまう「てんかん発作」を伴う神経疾患です。

てんかん発作が始まると、全身がけいれんしたり、身体の一部がしびれたりします。

また、ぼんやりして呼びかけに応じなくなり、顔色が悪くなることも。

原因

てんかんはどのような原因から生じるのでしょうか。

明らかな脳の病変が見られない、特発性てんかんの患者さんは、生まれた時からてんかんになりやすい傾向を持っていると考えられています。

てんかんの多くは遺伝しないと考えられていますが、特発性てんかんの一部は、「てんかんになりやすい傾向」が遺伝しているとのこと。

脳の病変が見られる症候性てんかんは、出生時の脳における傷や、髄膜炎、脳出血、脳梗塞、アルツハイマーなどが原因で脳が傷害を受けた場合に起こります。

罹患率

てんかんは、人口100人のうち0.5〜1人にみられる病気です。

最も発病しやすい年齢は3歳以下で、成人になると発病者は減ります。しかし、高齢者になると脳血管障害などによって、再びてんかんが増加します。

てんかんは乳幼児期から老年期まで、幅広く発症する病気だと分かりますね。

治療法

どういう治療法が、てんかんに役立つのでしょうか。

てんかん発作をくりかえし起こす場合には、脳波とMRIの検査を行い、てんかん発作の原因を把握していきましょう。

初期診断で、他の原因は見当たらないか、本当にてんかんなのかどうかを見極めることが重要です。

一旦てんかんと診断されると、その後長い間、服薬を行うことが多いためです。

てんかんの患者さんには、抗てんかん薬が投与されます。発作を防ぐためには、自己判断で薬を中断しないことが重要です。

まとめ

悪魔に取り憑かれていると誤解されていた「てんかん」という病気。

てんかん発作で急に意識を消失してしまうと、社会生活を送るのが困難になってしまいがちです。

そのため医師とともに、てんかん発作の治療を続けていくことが重要です。

てんかんについてもっと詳しく知りたい方は、てんかんinfoをご覧ください。

自分の感覚が分からなくなる「解離性障害」の原因と治療法は?

references: 厚生労働省「みんなのメンタルヘルス」 /written by cocology

SHARE

TAG