人間関係をすぐ断ち切りたくなる「人間関係リセット症候群」って?
いきなり音信不通になったり、人間関係をすぐに切ってしまう「人間関係リセット症候群」。その原因や特徴を解説します。
人間関係リセット症候群ってなに?
人間関係リセット症候群とは、病名ではなく造語で、以下のような特徴があります。
・突然音信不通になることが多い
ネット社会となった今、常にだれかと繋がっている状態が続いているため、この人間関係リセット症候群になってしまう人も多く存在します。
人間関係リセット症候群になりやすい人の特徴とは?
それではどのような人がこの人間関係リセット症候群になりやすいのかを紹介します。2つ以上当てはまった人は要注意です。
コミュニケーションが苦手な人
人と交流するのが苦手であったり、人見知りをしたりする人は、内向的な性格の持ち主が多い傾向にあります。内向的な人は、自分の意見や感情を相手に伝えることを得意としていないため、悩みを自分一人で抱えてしまいます。
また、自分が周りにどうみられているのかが気になって不安になる場合もあります。それがストレスとなり爆発した結果が、人間関係リセット症候群という形で現れるのです。
完璧主義な人
「自分はこうあるべき」という気持ちが強すぎる場合、何か上手くいかないことがあると、周囲からの「自分のイメージ」が崩れることを恐れて関係を断ち切ってしまうことがあります。
ストレスを溜め込みがちな人
自分自身のケアが苦手で、色んな人の頼みごとを聞いているうちに燃え尽きてしまう人もいます。この場合は「他人から好かれたい」という思いが強すぎるようです。
他人に興味が無い
人見知りである人に共通する部分もありますが、こちらの場合はもともと人に対しての興味が薄いので簡単に人間関係をリセットすることができます。マイペースな人もこの特徴に分類されるので注意しましょう。
人間関係リセット症候群の原因は?
人間関係リセット症候群の原因としては、幼少期の親との関係や思春期のトラウマなど様々な原因があります。それではいくつか人間関係リセット症候群の原因となる要素について紹介します。
葛藤保持力がない
まず保持力とは、葛藤の苦悩や辛さを放棄せずに、しっかりと問題解決に向き合うことができる力のこと。
つまり、自分の悩みと向き合って問題を正確に解決する能力が欠けていることが、人間関係リセット症候群の根本的な原因である可能性があるのです。
この葛藤保持力をつけるためには、幼少期からたくさんの人と触れ合い、コミュニケーション力を鍛えることが必要です。
しかし現代社会では昔に比べて横断的な地域社会の交流をはじめ、深く人と関わることが減っています。
そのため人間関係の悩みを解消できず人間関係をリセットする人が増えているのです。
人間関係のストレスをためないようにしよう
人間関係リセット症候群について、原因と対策を紹介しました。しかし、人間関係のリセット癖を治すために無理をしたり、ストレスを溜めていたら本末転倒です。他人に自分の弱みを見せられるのは「強さ」でもあります。
ストレスを溜めないためには趣味を持つことや、しっかり休養とることが重要。友達がいれば、悩みを相談してみるのもいいでしょう。
/ written by Cocology編集部