「男性のほうが恋人に未練が残りやすい」って本当なの?

心理学 2019/12/24

多くの人は、恋人と別れると相手のことをネガティブに捉えます。

一見当たり前に思えますが、これには2つの理由があります。

1つは時間の問題です。最初はお互いに納得する理由で別れたとしても、時間が経つにつれ元恋人への愛情は、別れたときよりも一層薄くなっていきます。

もう1つは、気持ちの反転です。恋人がいる状態では、相手のことを愛しく思うのに対し、別れた途端、「自分の決断は正しかった」と思いたいために相手をネガティブに捉えるのです。

では、元恋人に対する見方に男女差は存在するのでしょうか? それを探ったミネソタ大学の研究(2019)がを紹介します。

男性のほうが元恋人に未練を感じやすい

研究では800名を超える被験者に対し、「元恋人には多くの長所がある」「元恋人との接触を避けている」「元恋人のことを思い出すと、怒りがこみ上げる」といった一連の記述について、自己評価をしてもらいました。

研究チームは、これらの評価を用いて、各被験者が元恋人をどの程度ポジティブに受け止めているかを分析。その結果、平均すると男性の方が女性よりも元恋人をポジティブに捉えていることが明らかになったのです。

この男女差の理由として、研究チームは次の4つを挙げています。

1. 気軽な関係と長期的な関係のどちらを望むか?

1人の相手と長期的かつ真剣な恋愛関係を築くことに関心が高い女性に対し、男性は複数の性的パートナーを持つことを好むように進化してきました。

このため、男性は恋人と別れた後も、相手を性的パートナー候補として見なし続けるので、元恋人とのポジティブな関係を維持しようとするものと推測されます。

2. 元恋人への依存

男性は女性に比べて、恋人に感情面でのサポートを求める傾向があります。

女性の場合、男性よりも同性の親友がいる確率が高いです。一般的に、女性の方が感情面でのサポートを提供することが得意なため、男性よりも恋人以外からのサポートを得られやすいということになります。

一方で男性は、恋人と別れた途端に、それまで女性から得られていた精神的サポート源を失います。その結果、男性は破局後の不安や落ち込みを女性よりも感じやすいのです。

3. 別れの要因

女性は男性よりも、別れの要因を相手の非にあると考える傾向にあります。

実際、離婚経験者を対象にしたある調査では、男性のほうが女性に比べて「なぜ自分たちの結婚生活が失敗したのかわからない」と報告する傾向が高いことがわかっています。

女性は、恋人との関係が終わる前から、「相手に原因がある」と考える傾向が強いため、結果的に元恋人を悪く捉えるのです。

4. 別れからの立ち直り

破局後の精神的対処が上手くいかないと、元恋人のことをいつまでも引きずってしまいます。

女性は、「女友達に慰めてもらう」「問題解決に向けて能動的に動く」といった方法で、効果的に別れに向き合います。しかし、男性の別れへの向き合い方は、「お酒に頼る」「ギャンブルに走る」など、消極的で効果が薄いものが多いとのこと。

その結果、女性は元恋人への想いを断ち切りやすく、早く立ち直るというわけです。

5. 容姿への評価の違い

男性は女性よりもパートナーの容姿を重視します。そのため、見た目が元恋人の評価全体において重要になります。

別れた後は、元カノの性格についての受け止め方は変化するものの、見た目の評価はほぼ変わりません。

このことから、男性の元カノへの印象はかなりポジティブさを保つのです。

 

昔から男性は「女性よりも昔の恋人に未練を抱きやすい」と言われていましたが、それには様々な理由がありました。

もしあなたが女性で、復縁を考えている男性がいたら、逆の立ち場よりは上手くいく可能性があるかもしれませんね。

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reference: psychologytoday / written by Cocology編集部

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