本当の「自尊心」を育てる方法とは?「他人の目が気にならない自分をつくる」

心理学 2019/11/14

自尊心とは一体何でしょうか?

プライドの高さでしょうか。それとも満ちあふれる自信でしょうか。

自尊心(Self-Esteem)とは、そのどちらでもなく、ありのままの自己を尊重して受け入れる態度のことを指します。

特別な成功や自信に裏付けされている必要はないのです。

しかし、日本人には「自尊心が低い」と悩む人が多い傾向があります。

自尊心が損なわれる大きな原因は、他人を過度に尊重すること。他人にどう思われるかばかりに気を取られると、知らぬ間に自分らしさを抑圧して、自尊心を失ってしまうのです。

こうした態度を自尊心に対して、「他尊心(Other-Esteem)」と呼びます。

協調性への服従

実は、自尊心を低め他尊心を高める原因は社会にもあります。

学校や会社など、自分らしさの追求よりも、全体の調和を保つことに執心する環境は多いでしょう。コミュニティーの利益のためには、1人が好き勝手に行動することは暗黙のうちに禁止されているのです。

こうした協調性を重視する環境に慣れると、人は自然と本心をひた隠し、他人に同意を求めて、批判されるのを避けようと取り繕い始めます。

Credit:pixabay

さらに問題なのは、他者との理解を深めるような有意義な対話のチャンスが、協調性への服従のせいで失われてしまうことです。お互いが本心を隠したまま話を進めるため、これは当然の成り行きと言えるでしょう。

自分らしさに目を背けた者同士が協力しても、革新的なアイデアや成功的な結果は生み出せません。

自分と他人との間に境界線を引く

かといって、「自分らしさを保つためには他人の気持ちを無視すればいい」というわけではありません。

過剰な無関心を貫くと、今度は自己中心的になってしまいます。

ではどうすれば良いのでしょうか。答えは「自分の仕事と他者の仕事の間に境界線を引くこと」です。

自分がどう思われているかは他人の仕事であって、あなたのすることではありません。よく「自分の顔を気にしているのは自分だけ」と言われるように、人が一番興味を持つのは他でもなく自分であって、他人にはそれほど興味を示さないのです。

昨日、自分が着ていた服は覚えていても、友人や同僚、先輩が着ていた服を正確に思い出せるでしょうか。かなり骨の折れる作業だと思います。

つまり、やるべきことは自分の本心を理解することであって、他人にどう思われているかを汲み取ることは時間の無駄です。自分と他人の仕事に境界線を引くこと、これだけで自分らしさは大きく取り戻せるでしょう。

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reference: psychologytoday / written by くらのすけ

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