「報連相」ができない・苦手な人の3つの対処法 「豆腐メンタル」でもできる!
仕事を円滑に進める上で、欠かせない「報告」「連絡」「相談」、いわゆる「報連相(ほうれんそう)」。
しかし仕事では常にプラスの情報だけやり取りできるわけではありません。敏感な人や慣れていない人の中には、このマイナスの情報を出し渋った挙げ句、結局大目玉を食らう…といった経験のある方もいるのではないでしょうか。
今回は「豆腐メンタル」でも報連相ができるようになる5つのコツを紹介します。
なぜ報連相が怖いのか?
なぜ報連相が怖いと感じるのでしょうか。まずは原因から見ていきましょう。
1. できない・分からないことを知られるのを恐れている
自分が知らないこと、できないことを上司に知られることを必要以上に怖がる人も多いでしょう。こうした精神状態には、「常に完璧にできて当たり前」「知っていて当たり前」といった、自分への高すぎるハードルが原因になっていることがあります。
親の期待が大きかったり、厳しく育てられたりした子どもに多く見られる心理現象です。
2. 自己評価が低い
報連相が苦手な方に多いのが、この「低すぎる自己評価」。
「私なんかが聞いたら先輩の時間のムダになってしまう」「どうせ私の情報には価値がない」と思う方も。しかし、分からずに進めてもいつか行き詰まるのは目に見えています。
そして行き詰まった自分に嫌気がさし、ますます自己評価が下がってしまうのです。
恐怖をやわらげる対処方法
それでは、実際に上手く報連相をするためにはどうしたらいいのでしょうか。一つひとつ、次の考え方をアップデートしていきましょう。
1. 「無能」と思われるのが怖いなら…
何かが出来ない・知らないことは誰にでもあるし、分からないまま引きずったほうが後で大変になることは目にみえています。
また、過去に何度も説明されたことがあるなら多少はお小言を言われるかもしれませんが、基本的に何かを教えてもらったりするだけで評価が大きく下がることは無いでしょう。
2. 自己評価が低いなら…
仕事に関する質問や相談なら、話の分かる上司であれば一向に気にしないし、そうすべきです。上司が忙しそうな時はタイミングをずらすなど、こちらでも打てる手はうちましょう。
また、小さな成功を積み上げ、周りに報告することも自己評価を上げる手伝いになるでしょう。
3. 事前に上司とコミュニケーションをとっておく
マイナスの情報を出す時のみ上司とコミュニケーションをするという状況は、鋼のメンタルをもってしても難しいものです。
できれば日頃から雑談をするなど、報連相以外のコミュニケーションを取っておくとあなた自身の心の障壁も低くなります。
4. 相性の良い、仲の良い先輩や上司をつくっておく
趣味が合ったり、比較的気軽に話せる先輩がいればなるべくコミュニケーションを取っておきましょう。ランチや飲みに誘ってみるのもいいですね。
社内に立場が上で話せる人がいるというのは、心理的安全が保ちやすいものです。いざという時に味方になってくれるかもしれません。
5. 信頼できる人に状態を打ち明け、相談してみる
また、もし話の分かる人がいれば、「報連相が怖い」という事実を打ち明けてみるのも良いでしょう。ただこれに関しては、話す人によってはマイナスの展開になることもあり得るので、しっかりと信頼性を見極めてから話すと良いでしょう。